くうきのいろ

2010-06-04

おはようございます いってらっしゃい

朝 かならず 家の外をはき掃除してるご近所の奥さん。

これまで何年間も、
姿を見たら「おはようございます」と割と元気に挨拶してきた。
数年前、最初の頃は挨拶してもなんの返事もなかった。ただ黙々と下を向いてはき続けてて。
今思えば、まさか見知らぬ人が自分に挨拶してるとは思わなかったのかもしれないな。
でも当時は 無視されたことにものすごく驚いて、なんて冷たい人なんだろう、と恐れに近い気持ちになって、掃いてる場に出くわすことさえ どぎまぎしてた。

でもなんだか朝一の勢いある気持ちを自分で削ぎたくなくて、挨拶しつづけてきた。


挨拶しはじめて2年目くらいになって、初めて「おはようございます」が返ってきた。
え!?今、なんて?と、何回も巻き戻して聞きたいくらいうれしくて仕方ない気分だった。

それからはコンスタントに挨拶は返ってきた。
ただし、(小さなことなんだけど)いつも下をむいたまま、声も 一瞬怒ってるのかな?と思ってしまうトーンで。

登校中の小学生にかける明るくて優しい「おはようございまーす、いってらっしゃい」を聞くたびに、
いいなぁー!と 小学生相手に負けず嫌いを発揮したりして
まだまだだなぁと思ってた。


のに、今日!
いつも通り 掃いてる奥さんにいつも通り「おはようございます」と挨拶すると、
「おはようございます、いってらっしゃい」とにこやかな挨拶が返ってきた!


すごいすごいすごい!とひとりで大興奮。

何度も反芻しては
「おはようございます、いってらっしゃい」の響きにうっとりしてた。

いい言葉だなぁ、ほんとに。


6年目にしてやっと、この土地に認められた気がする。

2010-06-01

アマンド

ひさしぶりに 同期のまきと、外でお昼ごはん。

アイフォンで探してくれたオムライスやさんにいくと、アマンド。

初めて入りました。

ランチのオムライスとハンバーグセットは、なんだかあまりにもお子様ランチの見本みたいで、注文しぶりたくなったけど、仕方なく注文。

注文し終わった時に、もう一冊あるメニューを見ると、そこには そぅ!これを求めてましたというような、とろとろオムライスが載っていました。

恐る恐る聞いてみると、それは2時以降のメニューなんだとか。

ふたりともむちゃくちゃがっかりして しぶしぶ諦めた。

と思いきや、あんまりがっかりしてたのか、店員さんが戻ってきて、作れます、と言ってくれた。

わぁい!じゃあ!とふたりとも変更。


とろとろのたまごとぷりっとした海老のオムライスは、いかにも喫茶店のっていう 少し古風な感じでおいしかった。


オムライス食べおわっておなかいっぱいだったのに、ついまきにつられて、アマンドといえば的なシュークリームを頼んでしまう。


冷えたお皿に、お行儀よく並ぶフォークとナイフ。
さくっと軽くておいしかった。

なんか、デザートまで食べるなんて、なんだか笑ってしまうや。

2010-05-31

ハワイ?

なんだか最近 ハワイ、なのです。

したいこと、行きたいとこ、会いたい人、
不思議なことに そういうのは 思いはじめると
全部しりとりみたいに 日常の中にちりばめられはじめる。

どこをみても そこにつながる言葉や景色や想いで溢れてくる。


今、それがハワイなのです。
よしもとばななの「サウスポイント」を読んでから。


ショッピング、っていうミーハーなイメージだけがあったのに いまはちがう。
できればオアフ島よりハワイ島にいきたい。
車に乗って 土地の濃度が濃いところにいきたい。
思いっきり その場所が持つ力を感じたい。


アイルランドのアラン島にいったときみたいに。
あそこは 今までの人生の中で 一番地球の声を聴いたところ。
神という存在を当たり前のように感じた場所。

海辺の、砂浜ではなく 丸く角が削られた石が転がる海辺に腰をおろしてると
波がざーんと打ち寄せ、ひいていくとき、
ころころころころー と石同士がころがりぶつかる音が
座っているお尻から からだじゅうに 響いてきた。

ざざーん
ころころころころー
ひたすら それを繰り返す。

果てのない海を目の前に腰をおろして、
それ以外なにも聴こえない、静かで厳しい自然の音を聴いていた。

なんで 神がいない、なんて思えてたんだろう、と そのとき おもえた。
ここには いる、と。


そんな場所な気がするのです。
ハワイは。

いきたいなあ。

2010-05-30

大好きな先輩と ふわっふわのほっぺと

数日前に、大好きな中学時代の先輩からメール。

「凛太朗も3ヶ月になったよ。元気?」と。

妊娠・出産の間、会えてなかったし、連絡も途切れてたから すごくひさしぶり。

私が中学2年生のとき、高校1年生から剣道部に入ってくれて、それ以来のおつきあい。
当時すきだった人の相談、進路の相談に始まって、
一足先に東京の大学に行った先輩に 手紙で大学進学へむけての相談をしたり 家の相談をしたり。
とにかく 定期的に文通を、夏休みに先輩の帰省中に会えば何時間でも喫茶店で話をしてた。
私が大学進学で東京に来てからは、月に一度のペースで週末お泊まりをして、
いろんなところへ遊びに行ったり、てんこもりの食材をスーパーで買って たくさん料理して たらふく食べたり。
お酒ではあんまり人より弱くない私の数倍強い先輩とだから 気を許して これ以上飲めないってくらい飲んだり。
お泊まりするつもりじゃなくても、会って遊んで 居酒屋で晩ごはん食べてるともっともっと話してたい!と離れがたくなって、そんな頃に『今日、泊まってくでしょ?』と誘ってくれて いつもおじゃましてた。
特に大学生活2年間ほどは、一人暮らしが寂しくて、先輩にひと月に一回会えるのを頼りにして過ごしてた。

大学受験も 大学という場所や東京というところがどんなところかも、
スタバを初めておいしいと思ったのも、HUBで初めて飲んだのも、高田馬場っていう場所を知ったのも、就活がどんなものかも、全部先輩が教えてくれたこと。
数え上げればきりがないや。
とにかく まっすぐに眼を見つめて 冷静に話をきいてくれて、話すのが上手でない私の話の芯のまん中のところを すっと掬いとって理解した上でくれる言葉は、いつも誰の言葉よりも信頼できた。
いつも変わらない 背筋がしゃきっと伸びた生き方をする、憧れの人でもあった。
あった、って過去形じゃなく、今でも。


その先輩からメール。
家におじゃまさせてもらうことに。


チャイムをならすと ぱたぱたぱたと足音。
腕には小さな小さな赤ちゃん。

とにかくかわいかった。
ふわっふわで、表情が一瞬一瞬でくるくる変わっていく。
泣いたり笑ったり、赤くなってむずがったり。


凛太朗くん、という 信じられないほど ふたりらしい ものすごくいい名前。

うーうーとなんか一生懸命話してる凛太朗くんに へーぇ!ほー!よかったねーと答える先輩。
ああ、おかあさんだなあ、ついに。あれだけ子どもほしいって言ってたのがほんとになったんだなあ、と きゅうっとなった。

大変だろうけど むりなく いつも通り たんたんとしゃきしゃきと活き活きとしてる先輩。
少し筋肉がついた腕が 『お母さん』っていうのを物語ってた。
とても かっこよかった。


ふわっふわのほっぺの凛太朗くん、
これからが楽しみだねえ

2010-05-29

うれし泣き

今日は朝から新宿西口店にて店舗応援でした。



1年ぶりくらいの店舗応援だったから 向かう電車の中から もう ちょっと緊張。
ひとりだけだったし。
売り場に出るようなスケジュールになってたし。

とりあえずついて、挨拶もそこそこに荒れた売り場の商品整理を頼まれる。
売り場内の特有のあのてきぱき感に ちょっとむずがゆくなったり。

朝礼に向かう途中、1階をぐるり見てまわると、なんとレジ脇最高の場所に私が作ったTシャツがずらり吊られていました!
コストが合わなくて、全店展開はむずかしい、けど大型店でやろう!ってことで、
Tシャツにしては破格の1990円展開の商品。

『いつ入るんだろう…??』といつも気にかけてたら、こっそり先週ネットストアには写真が載ってたやつ。
他に担当してるのはいくつもあるけど、どーうもこの商品に関しては思い入れが強くって、ものすごく心配してたのでした。

ネットストア上では扱いが小さくて、そうだよな だって大型店だし1990円だし、って思ってたから
だから尚のこと、店頭でそんないい扱いをうけてることに びっくり仰天。
「どうか 売れてくれますように…」と 本気で手を合わせて祈りたい気分でした。

朝礼ではっとみると、かわいいスタッフがひとり、そのうちの一着を着てくれていました。
ちゃんと かわいく自分のを着こなしてる人をみるのは 実は初めて。
それだけで感動。


仕事は、売り場にでるどころか、一日中、地下のバックルームにこもって商品の品だしでした。
すっっごい疲れた!
脚がぱんぱんになって。
ときおり、つま先立ちになってバレエのストレッチしてみたり。

みぃが午後に来てくれるっていってたから 店にでれないと会えないなあ…と心配してたのが的中。
どうしよう、と思ってると、午後一番、フィッティングルームからものを取ってきてとの指示。
人の脇を『失礼します』といいながら 身を屈めて がらがらがらーっとコンテナを押してると、
ふと目の前の人のカバンに見覚えが。
「あれ…??このカバン、なんかみたことあるなー?」と顔をあげると すみませんとよけてくれたその人が妹でした!
わあ!会えた!!と思ったのもつかの間。
まさかそこで立ち話もできないから とりあえず目で会話しながら、そのままがらがらがらーっとバックルームでひきあげる私。
奇跡的なたった2秒の遭遇。

そして その後、一度も売り場に戻ることなく、またひたすら品だし業務へ…

せっかく長い時間かけて 大嫌いな新宿へ来てくれたのに ほんと申し訳ない、と思いながら夕方の休憩を迎えると。
携帯をみると なんと休憩時間にあわせて、今度は彼と一緒に1階にきてくれてるとのこと!
慌てて1階まで行くと、にこにこ待ってくれてるふたり。
おみやげを渡して 10分弱話しただけで ほんとにほっこほこに和みました。
みぃ、しんごー、わざわざ来てくれてありがとう。


そして迎えた終業時間。
お母さんと電話をしながら、1階の、朝の自分の商品が並ぶ棚へ直行。
と。
ない!
朝 あんなにたっぷりハンギングされてた商品が ない!2型とも。
1型はLサイズが数点のみ。色も欠けてる。
もう1型、特に思い入れが強い方はMサイズのブルーを残して完売。
電話をしながらその光景を見たとき、思わずお母さんに「ないよー!」と報告。
電話の向こうで きらっきらした声で喜んでくれてる声のおかげで、
なんだか最近の失敗ばかりしてた後悔の1週間が洗い流されるようで、嬉しさがこみ上げてきて 涙眼になりました。


初商品、ではないにしろ、思い入れ強い商品としては初のもの。
この喜びは ならでは、という感じで、味わえたことがほんと しあわせでした。

2010-05-28

豆苗ぐんぐん



2週間前くらいに買った豆苗の袋に
「切り取った根を水にひたすと、1週間ほどで収穫できます」と書いてあった豆苗。

それまで根は普通に生ゴミだとおもって ぽいぽい捨ててたから びっくり。

さっそく小さなタッパーに水を張って、そこにすぽんと根っこをいれて、
毎日水替えをして2週間。

全然1週間で食べれるくらいには育たなくって、
2週間たつ今 こんなひょろっひょろのが数本。

うそつきー!

って思わなくもないけど、でも毎日起きたり帰ったりしたら 少しづつ伸びていってるこのこが
いつのまにか ちょっと愛しい。

おお、今日も伸びてる!と思って、くふっと嬉しくなって、水換えをしてやる。

今まで”絶対丈夫です!”と言われたワイルドベリーも数日で枯らし、
枯れるはずないと言われ買ったガジュマルも かわいすぎて水たくさんあげてたら ああっというまに根腐れさせたり 
植物育てることに関しては散々なわたし。

だから 無事 ぐんぐん伸びてくのを見てると
おお できるじゃん、わたし、とちょっとうれしい。
話しかけたくなったりして。

生きてるものが部屋の中にあるのは そこからキラキラしたつぶが沸き上がってるみたいで元気がでる。

2010-05-27

カナダへ旅立つ人

一年後輩の子の送別会。

話してると 大学時代に戻った感覚。

生きる舞台が地球儀。

国境なんて、あってないに等しい感覚。

自分という輪郭がはっきりしていれば、どこへいこうとそこが居場所。
国という仕切りは、便宜上あるだけ。
求めるは、自分という個が認められ 個性があることが当たり前という居場所。

住みたいという想いはまだある。
でも 憧れではない。

私は選んで今日本にいる。