くうきのいろ

2010-05-26

ありがとう

ものすごくひさしぶりに りっちゃんと電話。

1年以上はなれてたけど
近しい道の上で 転んだり起き上がったり 泳いだり滑ったり 波に乗ったり。

忘れかけてた、というか、摩耗されていく 大事な大事な感覚を
ささささっと埃を拭き取ってくれたみたいに
今 すっきり。

ありがとう!

2010-05-25

まっすぐ立つ

駆け込みバレエ。

会社を出る直前にかさなった 自分のミスに どうしようもなくへこんでしまってたけど
全部振り切るように飛び出して向かった 今日のレッスン。

ストレッチを入念にしてるうちに 余計な心配ごとや考え事が頭から抜けていって
だんだんと からだへと意識がむいていった。

脚の筋肉、筋の向き、足先の形。
手の形。腕の向き。肘の向き。

先週 火曜日に泣く泣く逃したときに、自分で鏡の前で練習したときに はっと一瞬、
光のしっぽをつかんだときの感覚を思い出しながら。

首とデコルテを綺麗に見せる、という意味が すこしだけわかりかけた感覚があったから。

あとは 前回のレッスンのあとに居残って教えてもらった、正しい基本の立ち方を一番に気をつけた。

自分は姿勢もよく、まっすぐ立ててる、と思っていたのに
実はすごくお尻が出てるって、先生に言われて知ったんだった。
やっぱり反身なのと、腕のつき方がかなり後ろっていうのが影響してるのか、どうしても背中から腰にかけて弓のようにしなってる。まっすぐいい姿勢で立ったつもりで立つと。

内股に意識を集中させて、きゅっとしめて。
腹筋の下のほうをひっこめて。
肘と腕の形を綺麗にかたちづくって。
ひとつひとつ 順番に直していって、鏡で横姿をチェックして。

なんとなく 落ち着きどころがわかったような気がする…とおもったころに
手を離してバランスのポーズのレッスンへ。

いつもはほんとにぐらぐらぐらぐら 足下もふらふら落ち着かなくて
どうしてもバーに手をかけてないと立てなかった。
のに、今日はその気をつけてた姿勢を保って すうっと脇から上へひっぱられるように手を上げると、なんと 立てた。
しかもぐらつきなく。

と、そのとき ちょうど先生が横を通って
「いいね!まっすぐですよー」と褒めてくれた。

あ、これか、と またひとつ、ピースが増えた気がした。
すごくうれしかった。

バーレッスンのひとつひとつのバランスを しっかりたたきこんでいきたい。
『筋がいいですから』と前にいってもらえたそれが本当になるように。

早く 自由に手足を動かせるようになるように。

映画をみよう

今日 ポストにはいってた毎月来るJ COMの冊子を久しぶりにあけてみた。
いつの頃か、どうしても 4メーターはあるんじゃないかってくらい ながーいJ COMのケーブルを見るのがいやで、はずしてしまったけど、またつなぎなおそうかな。
あれさえあれば、ビデオやさんに行かなくても いつでも気が向いたときに、のんびり家で映画が見えるんだもんなぁ。

(それにしてもあのケーブルだとか、パソコンのコードだとか、USBコードだとかを好きになれない。
部屋の中のもので一番醜いとおもってて、それに我慢しきれなくなっちゃったのです)

飛行機の中でも 何が一番楽しみって、好きな映画を好きなだけ選べてじっくり腰をすえて見えること。
前は(っていってももう10年以上になるのかもしれないけど)全員が大きなスクリーンでおんなじ映画を見るしかできなかったのに、進歩ってすごい。
自分で見たい映画を選べる個人用モニターつきのタイプの飛行機に初めて乗ったのは、たしか大学4年の夏、アイルランドに旅したときだったと思う。このとき、席についたときに、ものすごい衝撃を受けた。「なにこれ!!」って。
あんまり楽しくて、14時間くらいのフライトがまっったく苦にならなかった。
3本くらい観て、気づいたらあと2時間弱で到着、と時計を見て思ったときに、目を疑ったのを覚えてる。

今日、写真が綺麗でいつもほれぼれと見る方のブログを見てたら
「プール」が紹介されていた。
あ、今日は”映画見よう”を誘われてる日だな、とおもった。

今週末に、あのケーブルひっぱりだして、もう一回つけてみよう。

2010-05-22

ただいまフロム広州

初の広州出張。
今回は工場に入ってのサンプル進捗状況把握と追加サンプル依頼、それに工場見学が目的。

3年目にして初めて、今までの日々の仕事のいろんな仕組みが一つにかちっとはまった気がした。

生地工場と縫製工場の関係も、私が日々パソコン上でつながってた人々の顔も、実際見ることによって、すべてが現実の中のものや人になりました。

糸一本一本整理して生地に編みたてていく現場や、染色現場、出来上がった生地に加工を施していく過程、プリントする過程。そしてそれらすべてを通って出来上がった生地を検反して反にしていく過程と、それと同時進行で行われる様々な品質テスト。
ほとんどすべて人の手で行われていた。
うだるような暑さの中。

私のコメント一つの重さを実感して、身が引き締まる思いがした。

縫製工場しかり。
最後、工場を後にするとき、門の前に若い男女の行列ができていた。
なんだろう?と見ていると、工場で働きたい人たちが面接待ちで行列してるとのこと。
なんだかぞっとした。
中国の格差社会のことも、こんなひよっこなのに、彼らの働く世界の中での自分の立場のことも。


中国転勤の話の意味がやっとつかめた。実感をもって。
やりがいは今の数倍あるだろうし、語学力や交渉力も格段に力がつくだろうと思った。

世界を今よりきゅっと身近に感じるだろう、とも。


私が大学の頃望んでたのと道は違うけれど、同じベクトル上に今いることを幸せだと思った。

だから、早くもう身を放したいとばかり思ってたけど、あの話が本格化するギリギリまで、今の世界でできる限界くらいまで 私の力と経験を積みたいと思った。
あと数ヶ月ならその間で。

やっぱり3年目に入ってからとたんに、蓄えがある程度貯まってきて、点と点がつながるような感覚を覚えることが多い。
とても楽しい。


今回の出張は本当に貴重な経験をさせてもらいました。

2010-05-21

広州二日目の朝

2010-05-16

近江屋洋菓子店へケーキを食べに。

お昼すぎ、起きてきたゆうくんが一言。

「近江屋にケーキたべにいく?」

ここ最近 なにかと『ケーキ食べたい』といっていたわたし。
昨日も雑誌を整理しながら、甘いもの特集のページをみて「ケーキ たべたーい」を連呼してたのをしっかり覚えてくれてたらしい。

どこのケーキやさんのより大好きな近江屋のケーキ。
ホワイトデーに 突然 配達で、かわいくて素敵な包みに包まれた ホールのバームクーヘンが届いて以来、行きたい思いが募ってた上に、ものすごく偶然にも 昨日6月公開の映画「flowers」のトレーラーを見てたとき、『絶対近江屋だ、これ』とある場面を見てて話してたから、今日のひとことは もう ものすごくストライクでした。
いろいろぴたりと呼び合って はまった感じ。

いそいそ支度して、本郷へ。
意外と電車だと近い。

あまりにひさしぶりすぎて、勘をたよりにお店に到着。

しんとした店内。
天井が高くて蛍光灯の青白い光の がらんとした雰囲気。
その中でもくもくとてきぱきと丁寧に 背筋を伸ばして働いている女性の店員さんと、対照的に 曲がった背で ひとつひとつを正確に仕事をする、白シャツがまぶしいおじいさんの店員さん。
ああ、これこれ。この変わらなさが大好き。
きもちがすうっと ニュートラルな場所に落ち着いていくのがわかる。


カウンターでケーキを注文。
わたしはフランボワーズタルト。ゆうくんはなにかなと思ってると「ミルフェとー…チーズケーキを」。
わわ!2個!
なんだかちょっと贅沢で 一気にうれしくなった。

喫茶コーナーの、フレッシュフルーツジュースとボルシチ。
いくらいただいても500円といううれしさ。

ボルシチが 今日はたっぷり具があって、ごろっと大きなじゃがいもとにんじんがとろけるくらいにやわらかくて、お昼を食べてなかった私たちはケーキの前にたくさんボルシチを食べました。
ゆっくり煮込まれて じんわりやさしい味。


おかわりして2杯食べて、さて、とケーキ。

大好きないちごのフレッシュジュース。


フランボワーズタルトとチーズケーキ

チーズケーキはめずらしい形だった。
普通のスポンジの間に、チーズのムースのようなのがはさまれてるタイプ。

ミルフェ

ざくっと上から全部の層を一気に食べようとしてフォークを刺したら、案の定 ぼろっとくずれて こちらに飛んできたから大慌てでキャッチ。…と思ったら スカートで受けてた。
うーん、なんでこういつもどんくさいのか。


いろんな家族がそれぞれケーキやプリンを注文して、うれしそうに食べてた。

ガラス張りの入り口から差し込む光が いかにも のんびりな午後 という光で、
おなかも満ちて しあわせな気持ちになった。

やっぱり大好き。
近江屋洋菓子店。

2010-05-13

花屋さん

今日は朝から 花屋さんに寄ろうときめてたから
会社でて それを思い出したとき
なんともいえない すごく楽しい気持ちになって うきうき乗り換え。

気づいた。
花って 生活のゆとり。
ちょっとした贅沢。
だって なくても困らないもの。
でも『花を買おう』と思ってると 今日は駅を降りてから見える景色がちがってた。

なんだか きもちのなかに焦りがない。
いつもなら せかせか歩いて自転車にのって、あれこれ帰ってからの手順を考えながら猛ダッシュで帰るのに、
今日は 駐輪場までの道のりでさえ ゆったりした気持ちであるいて
いつもなら シャーっと駆け抜ける道路も おやすみのときみたいに半分鼻歌まじりなくらいのんびりこいだ。

道路脇の景色もひとつずつ記憶にのこってるし、
すれ違う人にも のいてよ!っていう気持ちは微塵も起こらず、
ふふふーんという気持ちで。

普段どれだけ せかせか 気持ちを切り詰めてるのか。笑える。

花屋さんは薔薇だらけだった。
いろんな種類の、色とりどりの。

かわいいなあ、と ころんと小さめな花がたくさんついてるバラを眺めてたら
「これはめずらしい種ですよ」とお店の人。
じゃあ、とそれと、似たような とてもきれいな、赤ともピンクともオレンジともつかない色のバラを 合わせて買った。


部屋に花があるっていい。
生けてるその空間から ほんわりと霞むような あったかい粒つぶが溢れてる気がする。
アロマパヒューマーみたいに。