くうきのいろ: 200912

2009-12-31

大晦日

実家に帰る身仕度中

外はまだ夜。

2009年最後の朝。

2009-12-28

WINTER FANTASIA2009

長年の夢 叶った日。

2009-12-25

本番

夜更かし

ふたりとも おうちに仕事を持ち帰っていて、昨日はごはんとお風呂のあとに、ゆうくんはパソコン、わたしはちゃぶ台で、部屋をあったかくして 並んで それぞれ仕事にとりかかった。

と、突然の クリスマスプレゼント。

ハイ、って ベッドの上に金色リボンがかけられた濃いピンクの小さな箱。

びっくりして びっくりして かさかさ開けると、キラキラ輝く 壁面に細かい彫りがはいった ほそくてとても上品な指輪。

「ぬけがけして買っちゃった。最近よく頑張ってるさなえにプレゼント」


みるみる目の前が涙で霞んで、しまいには声をだしてうわんと泣いた。

はめてみると カーブがしっくり 指に馴染んで、あっという間に わたしのからだの一部になった。


一気に 優しい優しいきもちが流れ込んできて、少し前までうんざりしてた夜の仕事もなにもかもへの苦い気持ちがきえ去って、ぜんぶがふわふわの 楽しくて気楽な気持ちに切り替わっていた。


指輪をはめて、時々眺めながら、いっしょに冗談いいながら、あったかい部屋で仕事をしてたら、すんなりたくさん頭から手に降りてきて 描きたい絵がかけた。

2009-12-22

前夜祭

メール

帰りの電車のなか。

もろくなった気持ちで、携帯をみた。


あたたかい あたたかい、そっくりまるごと包んでゆるしてくれるメール。

読んでるそばから、じわぁっと涙がでた。

ドロップ

秋冬物の、わたしが作ったものがことごとく落とされていく。

もう 雑魚扱いの数量の少ないデザインものしか残ってない。

すべての服に、わたしの自信のなさ、そもそもの性格の人に対しておどおどする姿勢がしっかりあらわれていて、ぱっと見でしょぼいし中途半端だ。


つらいな。

2009-12-21

きらきらの朝 自転車にのりながら

なにがどうなっても大丈夫。
心配ばっかり先回りしてせず、今できるちからで、背伸びせず、ひとつひとつに想いをこめて。

あたしにできること。
あたしにしかできないこと。

2009-12-15

時の積み重なり

とつぜんの、代休。

起きた瞬間が一番しあわせ。
あぁ、今日はおやすみだった、と思う瞬間。

ダウンを着て、ゆうくんをお見送り。
ついでにごみだし。

さて。と、部屋の大掃除にとりかかった。

まずは洗濯。
そのあいだに 気になってた換気扇、コンロをごしごし。
それから、一番のメイン。
ちょっとした部屋の模様替え。
パソコン付近の配置変え。

うーんうーんと気づくと悩むこと2時間弱。
悩んでいても なんにも変わらない配置。
掃除と並行してやってるから、片付けるために動かされたこまごましたものや本やらで床はいっぱい。
うわぁと気が遠くなる光景。

意を決してとりあえず思ったとおりに スキャナーやプリンターやパソコンを動かしてみる。
何度目かの置いては眺め、また動かしては眺めして、やっと決定。
この配置、気に入ってもらえるかな?ちょっと心配。

ががーっと掃除機を全体的にかけながら
床に散らかりまくってたものを全部あちらこちらにしまって やっと一段落。

ふぅー もう夕方くらいかな?と時計をみると、 なんと1時半!!
普段なら お昼を食べて帰ってきて、やっとこさ仕事の態勢に戻る時間。

一日ってながいなあ、とおもう。


お母さんに電話。
ちょうどスーパーの中でお買い物中だった。
電話のむこうで、お正月のお菓子は何がいい?ときかれて、おもわず くすくす笑いたくなった。
まだ先だよー、と言おうとしたけど、あ そっか、と気づく。
一年に何回か 数えるほどしかない、スペシャルな時のために、おかあさんはもういろいろ考えてくれてるんだ。
駆け寄ってぎゅうっとしてあげたい気持ちになる。

ふたりでいろいろあれこれ候補をあげながら ちょっと楽しくなる。
「かりんとう、いろんな種類があるよー、ほら ピーナツかりんとう、黒糖かりんとう、いろいろかりんとう…」
ひとつずつ一緒に買い物してるみたいに読み上げてくれて、
「うーんと ピーナツはちょっとなあ…やっぱり黒糖かりんとうじゃない?」
「そうよな、よし、じゃあこれにしよ」
と。

それからしばらく話をしてて、年末 ほんと帰れるようになってよかった、というと
予期せぬタイミングで、予期せぬおかあさんの涙声。

忙しくても 働けるのはほんとうにうらやましい、えらいことだ、と。
忙しいのはほんとにたいへんだけど、時間がありすぎるのも 辛いものよ、と。

日常のおかあさんを 全身で感じた瞬間だった。

いつもは、ちらっとできた時間で、思いついた時間で、短時間 電話するだけだ。
メールは毎日するけど、それはほんとにささやかな、ただの挨拶みたいなもので ほんとの空気なんて感じられない。
絵文字なんかで誤魔化されてしまう。
ただ、「今日もわすれてないよ。気にかけてるよ」そのしるしなだけだ。


今日 丸一日を、ひさしぶりにひとりっきりですごしてみてわかった。
一日がなんと長いことか。

毎日、時計をみては「あ、もうそろそろお昼だ」とか眠くなってくる時間帯とか「もうこんなじかんか!」と思う時間がある。
午後は特に「まだかなあ 早く帰りたいなあ」がねっこにはあるんだけど、それでも 全部終わってみたら、そのポイントポイントの時間は、毎日のルーティンの中ですいすいと過ぎ去ってしまったように思える。

でも、今日はいつもの倍以上の時を過ごしたような気がする。
一日とはこんなに時が積み重なってるものなのか、あまりに毎日無意識に無駄にしながらすごしてないか、ともおもった。


ただ、私の今日のおやすみは贅沢な時間だ。
ぽっかりやってきた、欲しくてほしくてしかたなかったおやすみの時間。

おかあさんのそれとは訳がちがう。
話をする相手も、特別な毎日なにかしらある楽しみさえもなく、
日々のたんたんとした時の重なりがあるだけなんだろう。

それに打ちのめされ、ぐわっと沸き上がってきたなんともいえない気持ちがあの時の涙だったんだろう。

これを毎日繰り返して、耐えながらいるんだろうか、と思うと、なんともいたたまれない気持ちになった。


電話に触感もあればいいのにな。

2009-12-13

包まれるみたいな

半年ぶりの美容院。

さらさらいい匂いの髪。
少し切って ぱつんとした毛先が新鮮で、何度もなでてみる。


駅までの道。

ふわぁっと明るくなる景色。

黄色の世界。
包まれるみたいな やわらかい景色。

2009-12-11

あったかい音

今日はおとうさんの誕生日。

結局 プレゼントはまにあわなかったけど
せめてもの気持ちに 朝 メールをおくった。

朝からおかあさんのメールも明るく、なんだかいい気持ちで今日がスタート。


仕事も恐れてたわりに、今日はすんなり終えて、
駅のホームからうちに電話した。
いったん出なかったから切ったけど、すぐにおかあさんから着信。

出ると、
「もしもーし♪」とおっきくて元気な声。
わ!と ぱぁっとまわりの景色が明るくなる。
「もしもーし」とかえすと
「とうさんとワイン飲んだら よっぱらったよー」と笑顔の声。
向こうで「あー、おいしい!おいしい牡蠣フライー。」とふざけた父さんの声。
すぐそこにいるみたいに聞こえて 思わず「ずるーい」と、聞こえないはずの父さんに返事。

ふたりっきりでも きちんとたくさんのご馳走を作ってあげて
ふたりで食卓に向かい合ってワインで乾杯をしてるなんて おもいもよらなくて
もう、そのことがうれしくてうれしくて、ほんとにうれしくて、
ホームってこともわすれて 思わず大きな声で私も笑ってた。

毎年、この日だけはどどーんとお父さんが好きなものを作ってあげて、たくさん食卓に並べるお母さん。
とんかつ、お寿司、牡蠣フライ、お刺身。
「今日ばっかりは特別だからねー お財布のひもゆるんだよー」だって。かわいい。
きっと何日も前から献立考えて、朝から たくさんお買い物にいって、午後 時間をかけて下ごしらえをして、父さんが上がってくる7時にあわせて準備したんだろうな。

お父さんのお誕生日を一緒に祝えたのはもう9年前が最後の出来事になってしまった。

みぃがうちを出てからは、毎年ふたりっきり。

毎年 気になって電話はしてたけど、こんなふうな夜をいっしょに味わえたのははじめてかもしれない。


受話器のむこうに、手が届きそうなほど近く感じる、あたたかくて 黄色く明るい食卓の光とお父さんとお母さんの笑顔。
あまりに自然で、当たり前の揺らぎない景色すぎて、
電話をきって数十分電車に揺られたらそこに帰れるし、と 一瞬思ったあとに、
違う、飛行機か新幹線しかないんだった、と あたまの中の現実が聞こえたとき、愕然とした。

そっか、そんな遠いとこにわたしは今いるんだった。

寂しい、とかじゃなく、ただただ、変な気持ちだった。
目をつむれば 今わたしもそこにいるみたいなのに、実際はちがう。

遠いな。


でも、一瞬でも、夢の中みたいに いっしょにふたりとリビングにいる景色を全身で感じられたから
電話を切っても ほかほかからだじゅうがあったかかった。


明日、必ず いいプレゼントをみつけよう。

2009-12-09

「人生」を初めて感じたような日

月に一度の大きな朝礼で発表された、もしかしたら転勤もあるかもなこと。


あまりにショックで
1日中 ぼんやりしそうになって夜を迎えた。

料理をしてても あたまをぐるぐる回るのは このことばかり。

一人で抱えきれなくて、
重さにやられそうで、
もてあまして、ゆうくんの帰りを待ちわびてた。


帰ってきて 晩ごはんを食べるゆうくんに、えぃっと告白した。
「そんなことにほんまになったら辞めようかなぁとまでおもう」と。

そうしたら さほど、というか 全然動じず驚かず、
「辞めたらいいやん」となんのためらいもなくさらりとした返事がかえってきた。
ほぇ?と拍子抜けの私。

でも 一気に いろんな気持ちが音立ててふやけてほぐれていくのもわかった。

私が自分で、いろんな会社的な理由や、会社で通用する理性みたいなやつで、やわらかでほんわりぬくいほんとの気持ちを、無理やり隠して がちがちな固い、逃げ場ないかたまりにしてただけなんだと、ばりっとその壁が剥がれる音聞きながらおもった。

「もしそうなったらスカイプしよ」とか、「1、2年行ってみてあかんかったらその時辞めたっていいやん」とか、明るくいろいろ笑顔で言ってくれるの聞いてたら、なんだかぜんぶなるようになるし、どうなってもどうにかなるような気持ちになってきた。

話す前まで、この世が終わるような気持ちだったのに。


こんなにも寄り添って、おなじ前をみてくれる人がいる。


人生は流されるもんじゃなく、どの方向にでも、流れを変えることができる。
選んで中身を作っていくのは、意志のちからだ。


蓋をあければあたしはまだまだ異動対象には入ってないことも半分以上の確率である。
明日とあさってで その蓋は開けられる。

そのときまで ねむらせとこう。

なんでも 気楽にどんとかまえとこう。

2009-12-07

長めの夜

今日はチームのふたりが出張で なんとなく気楽なスタートの月曜日。
朝から今日は早く帰ろうときめていた。

予定通り、8時半に会社をでた。


家につくと9時過ぎ。
さて、と晩ごはんの用意にとりかかる。

ここ何ヶ月もできなかった、帰ってすぐの掃除と洗濯物のかたづけと晩ごはんの用意。
わたしがいちばん てきぱき、頭で考えるより先に無駄なく動ける動作。
終わるころには くったりからだにくるけれど、いちばん わたしらしい時間。

全部終えて、お風呂にゆったり入った。

でも不思議。
なぜか、ひとり先にお風呂にはいるとき、いくらおんなじかいつも以上に時間をかけて入っても 全然ぽかぽかしない。
絶対 いつもなら のぼせてくらくらになるくらいなのに、なんでかな。
飽きた、とおもって お風呂から出ると、一瞬にして冷えてしまう。
そうそうに服を着て、いつも通り、ストレッチとマッサージをするも、からだは冷えていく。

ゆっくりしよう、とあたまでは思うけど、あれやこれや「しとかなきゃ」が溢れてきて
台所にふたたび立ったり、ごみ捨ての準備したり、部屋のかたづけの続きをしたり。

そのあいだ テレビをつけてるんだけど、やっぱり静かで寒い。

テレビを消して 昨日届いたDVDをつけて 好きな音楽で部屋を満たすと
やっとすこし 好きな空気になった。


うーん
前はいつもこんなだったんだよな。
前っていってももう何年前だろう。2年半前くらいか。

よくこんな長い時間をひとりで過ごせてたなあ、としみじみおもった。

小さな部屋だからこそ ふたりいるとすぐあったまる。人の空気だけで。
その分、ひとりだと冷えるのもはやい。
一分一分 自分の音だけだからながい。

毎日のしあわせを想った。


  

2009-12-05

海浜幕張アウトレットモール探検

たのしみにしてた、初めてのアウトレットモール探検の日。

木曜日の夜に、横浜のか、海浜幕張のか、どっちにいこうとHPを見て 横浜のにいこうと決めた。

朝起きると 出発しようとしてた10時にちょうどいいくらいの時間。
のんびり準備をして ゆうくんを9時半頃に起こす。

ちょうどいいはずだったけど、洗濯をしたり用意をしたりしてたら
いつものふたりらしく、いつのまにやら出発予定時刻は過ぎて 家をでた。

途中おにぎりを買って食べながら駅へ。
駅へついたとき、はたと気づいた。

「何駅やったっけ??」

いつものふたりらしく、あれだけ前々日から楽しみにしてわくわくだけはしてたのにも関わらず
肝心な、目的地自体どこだったかも行き方も調べ忘れて 意気揚々とくりだしたことに気づく。

携帯ってべんり。
そこでゆうくんが横浜と幕張をしらべてくれたら、横浜まではなんと1時間半もかかってしまう時間帯だと発覚。
急遽海浜幕張のほうにいくことに決め、予定のとは反対方向の電車に乗った。

赤羽で京浜東北線にのりかえ、東京駅で京葉線に乗る。
なんだかよく止まるなあ、とおもってると、実はそれは海浜幕張行きの各駅停車の電車だったり。
がらーんとした車内にコートにくるまれて がたごと静かにうとうとしながら 12時過ぎにやっと海浜幕張駅に到着。

ついてみると、一瞬予想外にちいさいのでは!と思ったけど
近づきながら あ、予想くらいだ、と笑う。

一番の目的だったCOACHのファクトリーを覗いて、予想外の盛況ぶりにびっくりしつつ
そこではやっぱりなんにも買わず、出口のところで会員限定の薄いミラーをもらって出た。
ゆうくんが関わった、セールのお知らせのハガキを、レジの長蛇の列に並ぶひとたちみんなが手にもっていて
それをみたゆうくんが感激してる様子に また感激した。

ぐるりとアウトレットモールを歩きながら、おおっと??ここで1日過ごすのはきびしいんじゃないか?とふたりとも少し不安になる。
でも、館内案内図をみて、いきたかったところが実は別館だったとしり、そちらへいくと 突然楽しくなってきた。

入ったところからvanessa brunoがあり、その向かいにB.C.STOCKがあり、
その隣にはTomorrow Land、United Arrows、SHIPSとセレクトショップのアウトレットが続いていて
なんだか うきうきたのしくなる。

Vanessaで欲しかったカットソーが半額以下になってるのを見つけ、迷わず買った。
ブラウスも「お勉強になるから買いなよー」というゆうくんのことばに後押しされて 一緒にかった。
素敵なものは それだけでうれしくなる。
カットソーで出来る幅がこんなにあるのか、とおもって、もっともっといろいろ見ようとおもう。

こんなふうに じっくりゆっくり洋服のお買い物だけのために ふたりでお店をみてまわる、っていうのは 普段だとなかなかあるようでない。一つの街のなかをあっちやこっちやするのは大変だけど、こんなに隣通しで並んでいてくれたら、何度でも あっちとこっちで見比べられる。
「モールってすごいねえ」といいながら いろんなお店のネクタイやダウンコートを比べながら ぐるぐるまわった。
お買い物の日っていうのもいいおやすみだなあ。

メンズのフリースやダウンやTシャツやスウェットをたくさんたくさん見えたのも すごく勉強になった。
追加でデザインが必要になったとき、わたしはううんと困るだけ困って思いつかないのに、つるみさんやふかさわさんはさらっと描いてしまう。
その度にへえーと思ってみるデザインは、ちょっとしたディティールが盛り込まれていて、適当じゃない感じがする。
カットソーは素材が命で、デザインはその素材の特性を生かすちょっとしたディティールだけでいいんだとは、気づき始めてた。
でもそのディティールが実はまたむずかしく、テイストにあったものじゃないとただのちぐはぐな雰囲気のものになってしまう。
先輩たちのデザインの中にあるディティールは、実はちゃんとそれぞれのテイストに根ざしたディティールで、世の中のしっかり作られた洋服には きちんとそれが使われてるんだなあ、と今更ながら気づいた。
ミリタリーとかトラッドとかワークとか、テイストのルーツがあるものならばなおさら、きちんとルーツを解釈したものじゃないと、説得力と意味のあるデザインにはならないんだと、ほんと いまさらながら気づいた。


ゆうくんもいいネクタイをかえたし、わたしも素敵なカットソーをかえたし、いろいろみえたし、大満足でモールをあとにした。

モールのあと寄った、念願のカルフールでは、あまりのイオンっぽさにびっくりしつつ、
それでも思い描いてたでっかいスーパーの雰囲気を味わえてたのしかった。
普段なら買えない形のパスタをお手頃価格で買えたし。

大雨のなか、濡れないように駅まで歩く道々、ほかほか満たされた気持ちでいっぱいだった。
帰りの電車を カルフールで買った量り売りのJelly Bellyを食べながら待って、
すこし遅れてきた電車にのりこむと、ちょうど二人分あいていた。
街灯がぼんやり雨の中光る様子を眺めながら ぬくぬくの座席に座って、
とろとろ居眠りしながら40分、きもちよく揺られて東京駅まで帰った。

2009-12-03

今日の夜はいつもの何倍?

ひさしぶりの8時すぎの電車は 人が多い多い。
朝並みにぎゅうぎゅう。
いつもと違う 車内のにおいと音。
やまることなく ずっとざわざわざわざわ いろんなところで楽しそうな話し声が聞こえる。

今日はその仲間入り。

帰ったあとに 数時間ゆとりある時間が待ってる、それだけで 今日が倍くらいな厚みとふくらみを増す気がする。


晩ごはん、なにつくろかな。

2009-12-02

げっぺい

ずっと げっぺい という響きが憧れで、今回中国にいったら絶対買って帰ろうとおもってた。

でもいざとなるとすっかり忘れてて、帰りの上海空港の免税店で はたと思い出したけど、いかにもおみやげ、の雰囲気のもの以外はなくて断念した。

月餅はお月見のときの食べ物だから、季節ものだっていうのも初めて知った。


今日 夜9時をすぎた頃、
MDからのおみやげだと回ってきた箱をのぞくと
そこには
まんまるで、表面に綺麗な模様が彫られた 月餅!

わぁっと嬉しくなって
いただく機会を待って、
帰りぎわに 4つのうち ひまわりみたいな模様のものをひとつ選んだ。

ぱくっと食べると 予想外な食感。

隣で「時々 ローカルな月餅だと粘土みたいな感触と味のがあるよね」とよく月餅は食べるというふかさわさんがぽつり。


と同時に、あぁ、ほんとだ、これは粘土みたいな食感だぁ…と 思いながら、ねちっとしたのをもう一口食べた。


ら。
突然、さっきまで全然正体現してなかった異様な味が一気に鼻に抜けてきた。

げっぺいは口のなかで行き場をなくして、喉もごくりを忘れて、どうしようもなくなってると また隣でふかさわさんが泣きそうになってるわたしを見て。

「あ、だめなやつだった?ほんとに クレヨンの味するやつとかあるからね」
と。


いいえて妙。

まさにクレヨン。


すごく申し訳ない気持ちではあったけど、背に腹は変えられず、そっとティッシュに包んでさよならした。

わたしのげっぺい初体験。

2009-12-01

朝の電車の中で。

仕事に振り回されないよう。
「自分の仕事」をして ただの事務作業にならないよう。

ほがらかに。

わたしには帰るあたたかなおうちがある。


ひとつくらい、自分のこだと胸はって世の中に送り出せるものをつくろう。

じゃなきゃ、あんなでかい会社にいる意味がない。

がんばってみよう。