くうきのいろ: 200910

2009-10-31

仕事のなかでも

まるまる1日仕事場にいて、おなじ人たちとおなじ作業ばかりして、毎日かえる時間も遅くなると、日記かきたいなぁと思いながらも、出てくることばは仕事のことばっかりで そんなのやだなぁと思うから、なかなか書けないままになったりするけど、友達のブログを読んでて はたときづいた。

なんだっていい。
あたまの中に浮かぶことばのしっぽをずるずるひっぱりだして並べるのだって、その日その時のわたしの記録だもん。


昨日 いちばんなんだかうれしかったのは、パターン依頼をパターンナーさんにしたときのこと。
最初に私が渡して、その次に深澤さんが依頼した。
その時、私の中の一型の袖の仕様と寸法と、深澤さんのそれが、まるで一人の人の横並びのデザインみたいに揃ってたらしい。
パターンナーさん5人ともがびっくりしてたみたい。
その話を聞きながら、深澤さんと「つうじあってますねぇ。でもそりゃねぇー。毎日 寝る時間以外、ほんとにずっと一緒にいるもんね!ひょんな縁ですけど。」ってはなしをした。


おなじ仕様をえらんだということがうれしいんじゃなく、仕事の義務的な関係の中でも、毎日おなじだけの時間を一緒に過ごしてるとこんなふうに通じあえるようになるのか、って、ぽわんとうれしくなった。

2009-10-30

36体

新人の自分のちからのなさを物語る数字。

あれだけ 絞りだすように 描いて描いて描いたと思っても、同じ時間かかった末に 4分の1ほどの絵型の数。


たくさんいい洋服をみて、買って 着て、バリエーション増やして、もっと楽しい どきっとするような洋服、考えられるようにしよう。


このまじめっぷりがあだになってたりしたりして。

2009-10-26

ぜひとも行きたい

今、駅で発見。

大好きな大好きなロートレックの展覧会@Bunkamura

ルーブル美術館の壁にロートレック展してますのタぺストリーがちょうどかけられてて、すごくいきたかったのを、後ろ髪ひかれながらあとにしたんだった。


何回みても 飽きなくて、
見るたび からだまるごとで好きが溢れて、いっそのこと 絵になってしまいたくなる。

行こう。


あっ!
いつからか見るのわすれたー

2009-10-23

朝の寄り道

いつもの道がつまってて、
一方先の道を通ったら。

樹にふわわっとたくさんついた白椿の花。

思いがけなくて 思わずとまりそうになった。

うわぁー うわぁーって
うれしくてまわりをみたけど誰もいなくて
勝手にひとり占めな気分。

2009-10-20

おやすみの魔法またはおまじない

夢のおやすみのあとには めまぐるしい現実。

ひとりでにしかめつら、
のどもいがいが、
人はぴりぴり。

やられそうになりながらも、週末三日間を魔法の呪文みたいに思い出して、えいえいと気持ちが折れないようにもちあげた。


たくさん撮った写真の中の自分が、自分が思ってた以上に ほがらかやわらかな顔をしてて、昨日は正直とてもおどろいた。
鏡に映ってたのともちがう、楽しくて 安心しきった子どもみたいな、とろけるような顔だった。


あ、わたし、こんな顔できるんじゃん、ってうれしくなった。


ぎゅっと眉ねに力が入ってしかめつらになってたとき、今日は何度もその写真を思い出しては、大丈夫大丈夫 もっとやわらかくなれるから、と言い聞かせてた。


少し効果があったのか
今日は人とはなすときになにかが違った。
すぅっと風が通る感じではなしができた。
いつもは ぎしぎし冷たい音がしてるように感じて、一刻もはやく 会話をきりたいくらいなのに、今日は目をみて、相手との間の空気がまるくなるのを感じれるくらい、余裕がもてた。

なんか ひたすら うれしかった。

2009-10-19

家族で箱根のたびー3日目



帰る日。

朝、また朝風呂にいく。
かあさんとみぃと3人でお風呂。
川をみながら のんびりふざけながら入って、すごくたのしかった。
子どもに戻れて かあさんにじゃれついた。

朝ご飯をさらさらとすこし急ぎ気味に食べて 
9時前には出発。

10:17のロマンスカーに乗れるように、そして その前に土曜日にやめたおみやげものやさんによれるように、と。

宿の前で、宿の人が家族集合写真をとってくれた。

みなさんにお見送りされながら宿をあとにする。
ケーブルカーで、おかあさんとおばあちゃんが下をみながら
「またきたい!」っていってくれたのが、ああ、よかったーとうれしくて、絶対また連れてきてあげよう と心に決めた。

バスにのって湯本の駅まで。
無事おみやげも買えて、いいペースでロマンスカーに乗れた。
帰りは念願の先頭展望席。


とうさんかあさんにもあげながら、みぃと箱根プリンをたべた。

あっというまに新宿に到着。
新宿駅とおばあちゃんの似合わないこと。
進歩と調和だ、っておかあさんがぽそりと言ってた。


空港につくと ちょうどいい具合の時間のあき。
おひるごはんを「あすみ野」というおそば屋さんで食べる。
おばあちゃんが海老天ざるそばをぺろりと食べててうれしくなる。

それから5人で展望デッキへでて、飛行機をいろいろみた。
おばあちゃんが 次々飛び立つ飛行機をみて
「あれはみんな飛ぶ練習をしてるんかなあ」と言ってた。


そうこうしてるとあっというまに2時半に。

別れるときに、おばあちゃんが「また帰ってきてーな」と涙を浮かべながら言って
もしかしたら おばあちゃんの涙は生まれて初めてかもしれない、と もらい泣きをした。
普段は「人生は根性よ」と、気丈なおばあちゃんの、はじめての本音を見た気がした。
いっぱいいっぱい手紙もかいて できるかぎり帰ろう、とおもった。

みぃとまた屋上の展望デッキへのぼって、
お父さんたちが乗った飛行機が飛び立つ最後の最後まで 手を振って見送った。

家族で箱根のたびー2日目

二日目がメイン。

朝8時にはお部屋であさごはんを食べて 早々と出発。
起きたときから、前の日の雨がうそみたいにすっきりとした青空。
朝からみんなで「今日は富士山がみえるかもよ!!」とよろこぶ。

登山鉄道、ケーブルカーと乗り継いで、ロープウェイへ。
どれも混んでて けっこう並んだ。
ロープウェイも16人ぎっしりのったけど、運よく一番前の席を確保できた。

緊張の一瞬。

それまでまったくすがたをかくしていたのに
ロープウェイで頂上まで上りきって しん と静まり返った次の瞬間、
どぉーん!と音をたてそうな勢いで右前方に現れた 雪をかぶった、美しい美しい富士山。


もう そのロープウェイの中のみんなで わああー!の歓声といっしょに 拍手をしてた。
あの一瞬を あの場所にいた全員でわかちあった感じだった。
ああいう一瞬を、一緒に味わうっていうことが、旅行の意味なんだなあ、とあとあとになってじわじわわかる。
言葉でいくらあらわそうとしても 伝わりきらない、その瞬間にしかない感情を
説明なしに一緒に味わう、その一瞬がひとりひとりの中に刻まれて、そのあとも息づいて
一生忘れ得ない瞬間となる、って なんてすごいことなんだろう、とおもった。


小涌谷では 母さんとみぃ念願の黒卵をたべた。


風の強いなか、わさびアイスとたまごアイスもたべた。
わさびアイスは冗談抜きにからくて、不思議で微妙な味だった。

小涌谷からロープウェイでくだって芦ノ湖へ。
芦ノ湖の遊覧船は、一等席に格上げして のんびりゆったり人がすくないすてきな時間になった。

箱根町でおりて、おそばをたべてから おばあちゃんが楽しみにしてた箱根の関所へ。
関所の蝋人形や資料館をじっくりみてまわった。
おだんごもたべた。関所だんごっていうあんこの草団子と、道中団子っていうみたらし団子。
なんとはないとこなのに、なぜだか すーごくたのしかった。
子どもの頃、よくああいうところに家族みんなでいった想い出とかさなったからかな。

富士山もすごくよくみえた。


肌寒くなってきたから、おみやげものやさんをみて、おみやげを買って
バスで宮の下までむかう。

宿は、ずっと気になっていた 大和屋旅館。
なんと 専用のケーブルカーで谷底にある旅館まで下っていく。


かわいらしい かわいらしいケーブルカー。
夢のゴンドラ、って車体に書いてある。


室町時代から湯治場として栄えていた宿で、当時のまま ずうっと続いている、老舗中の老舗旅館。


雰囲気が青森の蔦温泉によく似ていた。

夕食は地味だけど滋味溢れるおいしいやさしい夕食だった。


おへやに戻ったら8時前。
なんと、それからみぃを除いては全員寝てしまった。

だから 夜がものすっごくみじかくて、なんだかちょっと惜しかったな。

家族で箱根のたびー1日目

わすれないように まずは走り書きでも。

1日目 10/17 土曜日
8:30頃 お父さんお母さんおばあちゃん 羽田到着
予定だと10時くらいに靖国神社集合だったからと準備してると9時前にもうモノレール、との連絡。
焦って出発。
いつもの九段下の駅に靖国神社に出る出口があることを発見してちょっとびっくり。
10時頃、やっと靖国神社に到着して、奥まで歩いていくと、おばあちゃんとお母さんが並んで手を振ってくれてて ほっとひと安心する。
お父さんもお母さんもおばあちゃんもみゆきも勢揃い。いつもの駅がある街が、とたんに違う顔になる。不思議。
お詣りをしておみくじをみんなでひいた。凶のないおみくじ。
菊をみたり、すこし境内の中を歩いてから、座ってみんなでお母さんがもってきてくれたベビーカステラをたべた。
前の日が玉島の神社のお祭りだったみたい。しわいねーって笑いながらも 全部ぺろりと食べきった。

おばあちゃんが このとき、じっと私の顔を見ながら言ってくれた言葉。
「さなえ、後ろに後ろに下がるんじゃないよ。人の影にかくれたらいけんで。控えめにしたらな、どんどん力がなくなるんで。
さなえは光る力をもっとるんじゃけん、しっかり前に前に向いていかんといけんで。がんばれよ。」
なんか、今のわたしを見透かされたようで、そこに必要なことばをくれたようで、じわっと涙がでそうになった。


九段下を予定より早く出発。
タクシーで新宿に向かう。2台に別れたから それぞれが違う場所につくも、なんとか新宿西口で合流。
ちょっと早めだったけど、11:20頃にもうホームに入って、駅弁をみんなでえらんだ。
お父さんはトンカツ弁当、お母さんは銀ムツ弁当、おばあちゃんとみゆきはいろんなおかずが入った野菜中心のおべんとう、わたしは「六郷のわたし」といういろんなおにぎりやおいなりさんが入ったおべんとう。シュークリームやお茶も買った。
12:10新宿発のロマンスカー。
発車するまで我慢よ!とみんなで我慢して、発車と同時にぺりぺり開けていただきますをした。



おみやげはなにがいいかな、と選ぶおばあちゃん。


1時半頃、箱根湯本到着。
湯本の駅がすごく綺麗に改装されててびっくり。
荷物を預けて さあ 出発。
湯本駅前のお土産物やさん街をみんなで歩く。
すごく大きなおせんべいをわけあいっこしてたべたり


ひものやさんをみたり。
目星をつけてたお豆腐屋さんで、お豆腐とがんもをテイクアウトにして、お店の軒先で豆乳杏仁豆腐を食べたり。


おまんじゅうやさんでできたての 箱根まんじゅうを食べたり。
いろいろお店を見て回りながら、試食もたくさんしながらみてまわった。
おばあちゃんがロマンスカーの中から おみやげは何にしようかな、って言ってたのがかわいくて
おみやげになりそうなものをあれこれ吟味してる姿にうれしくなった。


3時半すぎ、そろそろ旅館に向かう。
湯本の駅からバスが出てるから それに乗り込もう、としたそのとき、ぽつぽつ雨が降ってきた。
宿につくころにはどしゃぶりの雨。
宿は山の上の上のほうにあって、すごい眺めだった。

部屋でおせんべいを食べながら くつろぐ。


すごくひろいお部屋。
10畳+8畳+ソファの場所+トイレ+お風呂


夕食は雉づくし。
雉のたたきがすごくおいしくて おかあさんの分までたべちゃった。
鶏肉よりもさっぱりしてた。子どものころ 一度だけ、車の前を横切る雉を見た記憶が鮮明によみがえった。


夜、お父さんお母さんおばあちゃんは、フィギュアスケートを観ながら、8時半すぎには ごろんと就寝。
わたしとみぃは11時過ぎまでソファでころころしながら シュークリームを食べたりしながら たくさん話をした。
12時半くらいかとおもいきや、まだ11時過ぎ というのにおどろきながらも、テレビを消しておやすみをした。

2009-10-18

緊張の一瞬

最高!

2009-10-17

たなぼたのぬくぬく時間

疲労困憊した一週間の終わり。

先も終わりもみえなくて
ひたすら続くミーティングにくたくたになって、
全然金曜日っていう気分にならず、
土曜日から家族で箱根っていう大イベントにさえ 気持ちの切り替えができない帰り道。

ゆうくんに これから帰るよとメールすると
ちょうど会社でたとこ、と返信。

もしかしたらと思ったら
一本違いの電車で、
到着は10分足らずの差。

駅の前で待ってると、びしっとした姿で降りてきた。

おなかすいたねぇ、とふたり。
ちらりと いつものラーメンやさんに行くのもいいなと思ってたら、ゆうくんが意外な一言を。

「龍虎いく?」

思ってもみなかった素敵な案に一瞬でうれしくなって、時間も時間だから開いてるかわからないけど とりあえずダメもとで自転車をとばした。

入っておばちゃんに時間をきくと「12時までなんですよー」と。
あと10分!
諦めて帰ろうとすると、「大丈夫ですよ、まだ作れますから」と言ってくださって 甘えることにした。

悩まず いつものにしようと、上海焼きそばとあんかけ飯とビールを頼むと、あっという間に作ってくださった。

あんかけ飯を持ってきてくれた時の
「ゆっくり召し上がってくださいね」に ふたりともほやぁっとなった。

一口食べると からだの軸の芯のほうから じわわぁって、音がしそうなくらい、しみわたっていった。
一気にからだがあったまって ゆるんでいくのがわかって、おいしいものってこういうことだなぁ、としみじみかんじた。

この一週間、ゆうくんも帰りが遅くて ろくに話もできてなかったから、おいしいのをぱくぱく食べながら たくさん話をした。


金曜日の夜 っていう特別感たっぷりの一番好きな時間を めいっぱい味わって、しあわせなぬくぬくふくふくな気持ちにきりかわった。

朝の布団の中で

頭のうえから まだ6時だというのに
ゴリゴリ ゴリゴリ
ドスンドスン
ごぉー

意味不明な いつものすごい騒音。

昨日の夜も たしかうえのひと、2時すぎまで起きてたはずなのにな。


その音で うっすら頭が起きるモードに。

だからなのか、
それまで見てた夢が はっきりくっきり記憶にある。

スポーツの企画のところのミーティングの夢。

くしゅっと裾しばったフリースのパンツの話や、Tシャツの切り替えの話をしてた。

中毒みたいだー。

でも スポーツがあまりにわからないから 素直にでてきたんだろな。

買って、着てみないとだめなんだろな。
わたしの場合。

2009-10-15

はやくも冬の気配

もう お向かいさんのお庭に椿の花がふたつ。

この間 秋の虫が元気になってきたなと思ったのにはやいなぁ。

真夜中のアイス

最近、ふたりして かえりが遅い。

たいてい11時すぎ。

おなかもすいたのを通り越しすぎて 少しスープや野菜をくちにいれるくらい。

でも、たのしみは そのあと。

ゆうくんが買ってきてくれる 真夜中のアイス。

ふとる、ふとらない ぬきにして、
一日のご褒美。

2009-10-10

ミッション

今日のミッション。

そのいち。
デザインだしのために、渋谷リサーチ。
ブックファースト跡にできた巨大なH&M。
商品のみせかたが色構成別になっていて、同じ商品でもそれだけで 各階違う顔をしていて
見ても見ても見飽きない感じだった。すごい。
ZARA、渋谷西武、Opening ceremonyをまわるも、ちょっと疲れてきて終了。

今日は逐一 みながらメモをつけていったら
やっぱり、ぼんやりした残像だけじゃなくて、きちんとわたしの言葉として 脳に刻まれる感じがした。

ゆうくんとそのあと待ち合わせをして有楽町へ。
移動の電車、いくつも席があいて、人がすくなくて
そんな中 座って いろいろ考えごとをするのは楽しかった。

そのに。
おばあちゃんとおかあさんにプレゼントを買うこと。
おばあちゃんへは 遅れたけども敬老の日のプレゼント。
おかあさんへは単純に、箱根旅行にいくときの洋服を買ってあげたいなあ、とおもってたから。

おばあちゃんへは松坂屋でLANVINのカシミヤのストール。
おかあさんへは社販でカシミヤのセーターとカーディガン。

贈り物をデパートにかいにいってその袋をもってるのは
すごーくすごーく嬉しかった。
大人な感じで。

松坂屋の熱帯魚やさんにもいった。

2009-10-09

いい匂いの朝

台風がすぎた次の朝。

思った以上の快晴。
空気が金木犀のいい匂い。

そのせいか
今朝はいろんなものが なんのフィルターも通らず そのまんますいすい入ってきた。

手をつないでどこかへでかける、女子中学生とお母さん。
まだ半袖を着て えんじ色のランドセルしょって歩く小学生の男の子。最近のランドセルは縦長じゃなくて真四角もあるって初めてみた。
高すぎて ぺたりと貼りついた絵にみえる 青い青い空。

昨日は死ぬほど満員電車だったのに、今日は空いてる電車の中。
殺気立ってなくてうれしい。

今日は ぱぁっと晴れた顔と気持ちでがんばってみよう。

2009-10-08

もやもや しゅん

自信が人を自由に振る舞わせるんだろうなぁ、と実感する毎日。

素材のことも、ブランドのことも、洋服のことも、世の中のことも、なんだか全部 せまくしか知らない。
というか、わたしの脳、半分も働いてないんじゃなかろうかっておもう。

流し見ばっかりしてるのかなぁ?
全然 見たり聞いたりしたことが覚えられないから、会話の中で
「へぇ!あ、そうなんですか!」ばっかり。

あたし あほかしら、って毎日 1日終わると悲しくなる。


ミーティングで発言できなかったり、全部 そうですね、ってうなづいたりするのは、すべて自信のなさがさせること。


入れた知識が素通りするのは 自分で感じ取ってないから。

その都度、頭の中に血の流れ感じるくらい、自分で考え感じながら、
浴びるように 懲りずにやりつづけたら いつかは自分のものになって自信もつくかな。


もやもや日記でした。

2009-10-05

普段いかない街

ひさしぶりにバレエにいこうと朝から万端に準備してたはずが、肝心のバレエシューズがどう探してもなくて断念。

でも内心どっかで 早くおでかけできるな、ってうれしかったり。

今日は六本木ヒルズのスカイアクアリウムにいく日。
いつもより少し早めに出て、蒲田やで明太子と野菜天のおむすびを買う。
六本木にいくまえに新宿に寄って 私の買い物とリサーチを済ます。
いつもならここで終わりのはずが、今日はこれからがメインとおもうと、わくわくした。

きっと あの展望台からだと夕陽がきれいだよね、とおそめの時間が狙いで。

ヒルズについたのは4時すぎ。
展望台にあがって、窓際の席でマンゴーのフレッシュジュースとホットサンドをたべた。
渋谷の位置がわかっただけで まるで地図を俯瞰してるみたいに、その周り全体の街がどこかわかりはじめて楽しかった。
やっぱり地図は楽しいなぁ。

そろそろ夕焼けになりかけたしいこうか、とスカイアクアリウムへ。

すごくバブリーな匂いするディスプレイの中、涼しい顔して泳ぐ魚たち。

いろんなネオンの色。
どぎつい飾りつけ。

それでも、たくさんの人が楽しそうに 水槽のまわりに群がって きれいねぇ、かわいいねぇ、って見てる。

あっ、と気づいた。
私も数年前までは、こんなふうに水槽の自然の中で生き生きと魚が泳ぐ光景は見知らぬものだったんだ。
ゆうくんが魚博士と知ってもなお、実際に熱帯魚を飼いだすまでは。

でも今は、半分当たり前の景色として、小さなかわいらしい熱帯魚が泳ぐ水槽も、どんな水槽にしたいかをわくわくしながら話すゆうくんの姿もある。
熱帯魚やさんに寄るのも、おでかけのときのたまの楽しみのひとつ。


いくら ちょっとバブリーでびっくりするようなディスプレイでも、中にすいすい泳ぐお魚は変わらず一生懸命生きていて、そんな姿に、普段は魚に馴染みない人でもあれだけ惹き付けられていて、なんだかすごいな とおもった。


晩ごはんはせっかくだから普段いかないとこにしよう、と珍しく携帯で検索。
中華料理で探すと なんだかよさそうなとこが見つかり、赤坂見附まで電車を乗り継いでいってみた。

外国のチャイニーズレストランっていう感じで、すごく騒がしくて活気があって、ごはんはすーごくおいしくてやすいし、大正解だった。
ふたりでおなかいっぱい食べた。


ちょっとした旅にでたみたいな、普段いかない街へのおでかけ。

楽しかったぁ。

2009-10-02

申さんにおそわったこと

今回の10FWの企画は申さんは一切絵型は描かない。
なので稼働は深澤さんと私のふたり。

でも やっぱり二人だけだとネタがつきるのも早く、目線があってれば合ってるほど 見るところも似てきて 広がりがなくなる。

今回 申さんは、アイディアは提供する役に撤して、毎日 いろんな画像を「今日の分」って渡してくださる。

それをみると、はっとする。
いろんな幅のアイディアがそこにあるから。

わたしはつい「今まさに旬なもの」につい目がいってしまって、そこからはみ出したものは自信がないのも手伝って、排除してしまう。
でも、申さんのをみると、旬のものはもちろん、それプラス「申さんがおもしろいと思ったアイディア」があって、そこからいろいろ考えられる。

その画像がまさに隅から隅まで当てはまることは重要じゃなくて、「おもしろい」「新しい」のポイントを見つけることが大事なんだと知った。

そのポイントを、今の、そしてこのブランドのテイストに落としていくことが大事なことなんだなぁ。
RESEARCHの意味はそこなんだった。

写真をまるまる絵に写すだけなら誰でもできる。

しっかり私の味つけをして、想いを込めて、誰かに着てもらう他にはないものにしていく作業がこの会社でのデザインなんだ。


あとは その想いをいかに、すぐに形に落とせるくらいにまで消化して、きちんと人に伝えられるか。


有意義な一週間だった。

やったあ

今日は 今週描き貯めたデザイン画を先輩とふたりで整理して構成していった。

もやもやが続いた毎日。
ローラのわたしが一番苦手とする、グラムロックやグランジがでっかいテーマになっていて
わかるけど わからない、みたいな、気持ちの悪い毎日だったけど
ひたすら 合間を縫って描いていった。

まずまずの40型強。

それをふたりでああだこうだいいながら ボードにまとめていった。

夜もふけると なんだか楽しくなってきて
まるで文化祭の前みたいだった。

始めて数時間。
ふたりで90型ほどの絵型を なんとか明日のプレゼンまでにおさまるところにもっていけた。

初めて、洋服をつくる、ということのたのしさのはしっこを掴んだ気がした。