くうきのいろ: 2010

2010-12-22

あこがれの 無水鍋

わたしの尊敬かつむちゃくちゃ慕ってる 会社の先輩から
またも素敵な贈り物を頂いた。


形もすばらしく美しい




じゃーん






























ムスイの無水鍋。
以前、私の退職のお餞別に、まさかのホームベーカリーをくださったのに引き続き。
なんとも大人の女性ならではの贈り物。


入社以来3年間、いつも隣の席で一緒に仕事をし、どこにいくにも一緒で
一時期には毎日20時間くらいいっしょにいた。
日々他愛ない話をし、冗談をいい、笑うなかでこぼしたわたしのことばをたくさん吸い上げて
こうして 驚くほど、というか 驚くしかないほど「ずっとずっと欲しかったもの」というのをくださった。
先輩の、人のことばを読み、気持ちを思いやる その力と 大人の表し方に
ひたすら また 憧れの気持ちを強めた。


頂いて以来 毎日といっていいほど、大活躍の無水鍋。
これから先、こげついても へこんだりしても、
磨いて、米のとぎ汁でお手入れして、一緒に歳をとっていくつもり。

二次会

先週日曜日、12日、結婚プロジェクトの総仕上げとして、二次会パーティーをしました。
来て下さった方、本当にありがとうございました。


結婚式は10月だったから、それからの2ヶ月、
引っ越しにひたすら注力、
一段落して ハワイで旅行、
そして その間に自分の仕事への気持ちを固め、
結婚という大きな行事に締めを迎えるべく 迎えた日。


一番の難関は 衣裳。
さて どうしたものか。
もう借りられないし、かといって 普通のワンピースでは…と 作ることにした。


えいえいえい!とパターンをひいて。
身長152センチとはいえ、フルレングスのシフォンのドレスはパターンもでっかい。
生地も気を抜くとあっちこっちがよれるから、床一面にぴしっと広げて
裁断、しつけ、全部床での作業。
縫製二日間しか余裕がない!ので ひたすら黙々と縫っていった。


たのしかった!
けど、もと会社の先輩をおよびしていたことが 一番のプレッシャー。
もしできなかったら…と考えると 誰にも言えず(こわくて)
当日まで伏せておいた。


でも、できました。


あたたかく みなさまに迎えていただいて、
また気持ちをあらたに しゃんと背筋を伸ばして
ありがたさとうれしさとを噛み締めました。


ありがとうございました。
とても 素敵な時間を過ごすことができました。

2010-12-09

習うより 慣れろ

会社に入って以来、パターンすら長らくひいてなかったから
2ヶ月前にパンツのパターンをひくとき、頭が「わからないよー!」と悲鳴をあげてた。
でも 不思議と手の方が頭よりおぼえててびっくりしながら
「うーんと、」と考えてると、その間に手が動く、
あれあれあれ、と なんだか自分の頭と手がばらばらで おかしな感覚になりながらの作業だった。
すっごく不安になった。
あの3年間を無駄にしたのかしら??!と。


けど、数型ひいてみて 今。
定規の使い方も、ローラーカッターの使い方も、もう忘れてたことを忘れたくらい取り戻して ほっと一安心。


ミシンも同様で。
超ひさびさのシフォンを縫うとき。
一回目に直線を試しで縫ったとき、つれまくってびびった。
絶対 こつがあったのに!あれだけ縫いまくったのに!と恐れおののいたけど
1メートルの直線を2本くらい縫ったとき、
からだがなにかを思い出してくれたらしく、
劇的にきれいに縫えて またびっくり。
それ以来、あのつれは一体なんだったのか、と思うくらいに 普通に縫えるようになった。


習うより慣れろ
ということばが ミシン使ってると ぽーんと何度も浮かんでくる。
右手と左手の、布を押さえて 送る具合とか
押さえ金をあげるタイミングや具合とか
目打ちを使うポイントとか。


でも まだまだ忘れてることがいっぱいありそうな気がしてるから
どんどん取り戻していきたい。



2010-11-26

スプレーローズとアジサイ・初めてのお客様したく

明日、打ち合わせ兼お久しぶり会として 引っ越し後 はじめてのお客さまがくる。
ということで、昨日から 暇を見つけては せっせと買い出し、
今日は掃除とこまごま整理と お料理の下ごしらえ。
今日の準備は半日もあればできるだろう、とおもってたのに、なんとも 気づくともうこんな時間。

なんせ 2枚もしくは3枚、2つもしくは3つずつしかない、うちの食器たち。
おきゃくさまは3人。
なので お皿もコップも揃えてきました。
けど、肝心の、フォークやスプーンを買い忘れ、さて どうしたものか。


今日、食器を買った帰り道、花屋さんへ寄った。
花がずっと欲しくて、コサージュつくるなら まずは生花みないと、と思うのになかなか買えずにいたけど、今日はいい口実がある、と自分に納得させて。
お店の中は一面バラだらけで、なんか今日はバラの気分じゃないのになあ…失敗だったかな、と思っていたら。
目の前に、他の花に隠れるようにして、ありました。
ものすっごく好みの、少し枯れかかった色合いのアンティーク調の紫陽花。
花心の部分だけが桃色で、花びらは薄い黄色と黄緑色。
名前を聞いてくるのを忘れてしまったのが ちょっと残念。

もうひとつ、お金を払おうとした レジ横に。
見た瞬間 あ、もう決めた、と思った。
イングリッシュローズのスプレーローズ。
濃淡のピンクと、花びらの重なり具合が ものすごく好みでした。

ふたつとも、花屋のおじちゃんのおまけをつけてもらって 3本ずつ買った。
帰りの自転車のかごに さくっとさして 目の前に見ながらこいでると ほんとに幸せな気持ちになった。
花はすごい。
贅沢品だけど この6本で こんなにしあわせになれるんだったら、全然贅沢じゃないかも、とおもった。

帰ってきて、あれこれの花瓶にさしてみた。

アジサイは玄関特等席、D-BROSのフラワーベースに。
ビニール製で使わないときにはぺっちゃんこなのに、水を入れると花瓶になる、えらいやつ。
緑とピンクのグラデーションと、花心のピンクがちょうど気持ちよく合ってる。
                            けど、写真 くらいなあ。

スプレーローズは、この間 ハワイの古道具やさんで見つけてきた、陶器の花瓶に。
                           あ、花瓶 見えない。

うれしいな、一気にお部屋が明るい。


今日はコッコーヴァン(雄鶏のワイン煮込み)とピザ生地の下ごしらえ、
ブリオッシュをホームベーカリーで焼いて、
パプリカのマリネと ピクルスを漬けて、
ちょっとへとへと、でも 楽しかった。

で、まずい。
本題の 打ち合わせ準備、しなきゃ。

2010-11-22

収穫

出発前から 行ってみたくて 場所を調べてた、
Fisher Hawaiiという文房具の卸やさんと、Fabric Martという生地やさん。

Fisher Hawaiiは 街のはずれ、すこし柄が悪くなりそうな場所に どどんとあって、
雰囲気的にはほんと、倉庫。
宝探し状態で 一列ずつ、じっくり見ていった。
たくさん 収穫あり。
綺麗な色のファイルや、タグや、領収書とか。
文房具やさんが開けそうなくらい たくさん買い込んだ。

Fabric Martも バスでいくような、少し離れた場所にあった。
入るとずらりと並ぶ、アロハ柄の生地。
雰囲気は日暮里のトマト的な、どさーっといろんなものがある感じ。
膨大な量の中から 真剣に探し出した。
で、気づいた。
アロハ柄、わたしのずばりど真ん中かもしれない。すごく個人的趣味かもだけど。
もちろん すべてではないけれど。
とぼけた、ふざけた柄や、大柄の花柄、鮮やかさとシックさの入り混じる色使い。
どれもこれも欲しかったけど、あんまり買うと重くて大変そうなので
絞りに絞って6種類、スカート用に2ヤードずつ。
たのしみ。すごく。

 地引網してるみたいなハワイアンたち

めでたい雰囲気、綺麗な色のレイ柄

いかにもなハイビスカス柄
  
デッドストックの花柄の生地とか

あと、ハワイアンのCDをいくつか。
コナ空港に送ってくれるタクシーの運転手のおにいちゃんが、ラジオから流れるのに合わせて歌ってて、その適当さと陽気さがすごく印象的だった。
そのあと、即効 視聴して、3枚選んで買ってみたら、すうっごく気持ちいい。
今日は一日 エンドレス。
Keali'i Reichel
ふわふわたのしい

Hawaiian Style 5
ひたすら陽気

KAUMAKAIWA



16年ぶりのステーキと動物園

12歳の春。
お父さんに家族旅行でハワイに連れて行ってもらったのが ハワイの唯一の記憶でした。


生の英語に触れたのもそのときが生まれて初めて。
海へ行くとき、ホテルに迎えにきたタクシー(どでかいリムジンでびっくりしたのを憶えてる)に乗ると
運転手のおじちゃんが「How are you?」と聞いてきて、
あまりのことに 頭がショート。英語だ!英語だ!!と思って あせりまくって、
たしか アイムファイン サンキューっていうんだったよな、と
『小学六年生』付録のドラえもんの英会話の漫画を思い出すだけ思い出して、てんぱりすぎて
「ハ、ハワユ」と間抜けな返事をして、あとから「なんでおんなじこと返しちゃったんだろう!」と恥ずかしくて仕方なかったのを憶えてる。




そのとき、お父さんに連れて行ってもらったのが、Chuck's cellarというステーキやさん。
薄ぼんやりと、薄暗い店内や、お皿の上の大きなステーキのことを憶えてた。
今回、出発前から そこに行きたいなと場所を地図にも書いて、実際に行ってきました。


感慨深かった。ひたすら。
まさか、小学六年生のわたしは、16年後、旦那と一緒に新婚旅行で来るとは想像もしてなかった。
1回目は、お父さんとお母さんに守られて 妹とおいしいねおっきいねと無邪気に食べてたのに
2回目はもう大人。
おいしかった。すごく。




もうひとつの感慨深いポイントが ホノルル動物園。
朝、まだすこし朝の空気が残る中、4人でホテルの近くで朝がゆを食べて、そのままお散歩をかねて歩いて動物園に行ったんだった。
フラミンゴが美しくて、ゾウガメがのっしりとおもしろくて、
ミーアキャットの発音を知った場所だった。
私と妹の前に外国人の子どもたちがいて、「Meerkat! Meerkat!!」って言いながらみていて
その発音がなぜかものすごく魅力的に聴こえた 私たちは、
そのあとしばらくその真似をしていた。
(そして16年経った今でも ミーアキャットっていうと 自動的にあのときの記憶に戻って ついあのときの子たちの発音を真似したくなってしてしまう。)


そのミーアキャットも 変わらずいた。


やっぱり どうしてもものすごく感動した。
ひとりでも 口走ってしまいそうだったもの。というか、言ってしまったもの。




子どものときの記憶 ひとつひとつが わたしをつくってるなあ、とやけに実感した。





ハニムン/ マンタの夜

ハワイ島、どこへ行っても からだの中を透き通った空気が駆け抜けて きれいになる感覚を味わいました。
驚いた。


マウナケアの山頂では 夕陽の方角へ向くと、からだが震えるほど 涙が勝手に流れて止まらなかった。
自分でも よくわからなくて ただただ涙を流しながら 夕陽から眼が離せなかった。


夜の海でマンタと泳いだ時も。
現地英語にびびりまくりながら(なんでも語尾に hey, bodyってつくから なぜだかこわい)
ぼいんぼいん上下に揺れまくるボートで 沖まで連れて行ってもらい、
人生初のウェットスーツを着て、シュノーケルをつけて、夜の海に浮かんだ。
状況的にはけっこうこわいシチュエーションなはずなのに ひとつもこわくなかった。
大きなものに抱かれて安心するような感じだった。
ビート板みたいなものにつかまって ふわふわ浮いて、
顔にはシュノーケルをつけて 海の中を覗いていると、
雪みたいに光に照らされたプランクトンがあたり一面に広がる。
しばらく 光でプランクトンを集めながら そのまま海に浮いてると、来た。
夢のように大きなマンタ。
海の底のほうから ひらり ひらりとはばたきながら、くるり くるりと宙返りしながらあがってきた。
そして 何度も 顔すれすれのところや足すれすれのところを 大きな口をあけて ふわあんと通り過ぎていった。
恐怖心がまったく出なくて、
通りすぎる瞬間は 特に ほんとうに夢の中のようだった。
少し船によった気持ち悪さもその瞬間だけはどこかにとんでいき、からだの重力もなくなったかのような、
ただただ わたしの魂だけがそこに浮かんでるような、そんな気がした。




アカカフォールズという滝でも、ワイピオ渓谷でも。


とにかく、大きかった。
すべての力も存在も。


カメラなんて敵わないってわかってるのに つい、ね。

ハニムン/ 神様の土地

13日から9日間、ハワイへ行ってきました。


メインはハワイ島。


新婚旅行=ハワイ、っていうのを ふふんと鼻で笑ってた自分はどっかにおいて。


気づくと2年くらいずっとハワイ島から呼ばれていて、
つまり どこを見ても、何を読んでも やたらハワイ島に行き着くので、そういうことだ、と。
時期的にも当初計画してたスウェーデンやギリシャは寒い、ということで、
予定外だったハワイ島への旅が 新婚旅行という名目で実現。




ハワイ島は 素晴らしかった。
朝日とともに一日が始まり、夕陽とともに一日が終わる。
自然の方が 人間よりも大きい。圧倒的に。
存在も、持つエネルギーも。


アイルランドの果ての島、アラン島と似た空気感でした。
不思議だった。
だって、北の果ての島と、南の島。
気候も植物や動物も全然違う。
だけど、そこに流れる空気が似てた。すごく。
ぴしりと張りつめた糸のような 簡単に侵されない気高い空気感。
東から昇り 西へ沈む太陽の力のもと、絶え間なく繰り返される 自然の摂理。
神という存在が なんの疑いもなく すんなり受け入れられてしまう地。


おんなじ地球に あんな時間の流れ方をしてる場所があって
今 この瞬間にも 変わらず 波が打ち寄せて、
二度と同じ形のない波の形ができては崩れ、を繰り返している、っていうことが やっぱり不思議。



本当に本当に美しかった、マウナケアの山頂からの景色

2010-11-13

いろいろすっきり。

一日中、フル稼働な一日。

通勤しての仕事じゃなくなったけど、思えば辞めてからこっち、一日たりともひまーっていう日がない。

そのほうが性にあってるんだろうけど。

昨日、髪をばっさりきりました。
すっかり肩の上、あごラインまで。
三年間、我慢した甲斐ありました。
こんなに髪切るのってうれしくて楽しいことだっけ!


iPhoneと今日また一歩仲良くなりました。
買い出しに池袋に行ったとき、はっ!と思い立って、ソフトバンクにいき、五つくらい、立て続けに質問して、全部クリアにしてすっきり。

帰ってからも、とりかかりのコサージュ、一段落するとこまでつくり、ビデオカメラポーチを作り、旅行の準備をし、家事をし。

頭がくるくる切り替わりすぎて お風呂入って リセットしたり。

やることリスト、今日はすべてやりおえてすっきり。

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これからなのです。

2010-11-05

yyyy/mm/dd展示会 みーくんのアルバム

yyyy/mm/ddの展示会に。

やっぱり あいかわらずのインパクト。
場所もすごい。
前々からやりたい、って言ってて、聞くたびに冗談かと思っていた、
自宅のマンションの屋上へつづく踊り場。

到着して、屋上にいけばいいのかな、と上がったことのない階段を上がって行くと
どんどん暗さが増していくし、どう見ても人の気配ないし、
でも みーくんのことだったら 想像もつかないことを普通にさらっとやってくれるから
この先にあるんだろうなあ…あるんだろうけど…と かつんかつんと階段をのぼっていたけど
真っ暗ななかに非常灯だけ ぼわんと浮かんでるのを見たときに ちょっと引き返しました。笑

その後、奇跡的なタイミングで 本人と会え、
展示会を見てきました。

やっぱりすごかった。
生地はさすがの 全加工のものだし、
手ロックだよ、とさらっと言ったパーカーは、袖やフードの各パーツが共のスウェット素材で まさにロックとおなじ縫い目でつなげてある。編んであるみたいに。
着るとシルエットが ほんとに女性をきれいにみせる シルエットだし。
おしゃれ。

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2011ハルナツテンジカイ

「オオヤ」

2011.11.04-----11.07>>>>>>>>@東京都渋谷区恵比寿西2-16-9エビスハイツ屋上踊り場

2011.11.08-----11.11>>>>>>>>@東京都渋谷区恵比寿西2-7-2ウインズビル601

open12:00//////////22:00close
**下記までご連絡の上ご来場ください。
090-9327-4765

PLEASE ASK
nummer2543@gmail.com

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見終わって 階下に降りたとき
そうだ!と みーくんがくれたもの。

わたしたちの結婚式のときの写真を、アルバムにしてくれていました。

それが また、なんともすごい。
すばらしく yyyy/mm/ddの世界。

なかもすごい。圧巻。
どこかのパンフレットをベースに、コラージュ。すっごくかっこいいい。


うれしいなあ、うれしいなあ
みーくん ありがとう。

さあさ つくろう

引っ越し後、毎日 なにかしら もろもろ届いたり、
組み立てては そこにものを閉まったり、を繰り返していたけど、
今日 洗濯機のラックを組み立て タオルをしまって 
やっと オール完了!

(写真載せるのもいかがなものかとおもったけど 試行錯誤、頭打ったりして大変ながら出来あがってうれしかったので 載せる)


というわけで、やっと身仕度整いました。

はじめる。ぞ。
つくるぞ。

2010-11-02

なんという 偶然。PULL+PUSH PRODUCTS.のつづき。

ひとつ前に書いた、「PULL+PUSH PRODUCTS.」というブランド。

なんと、すでに 商品とひとつ買っていたことが判明。

というか、どうしてあのとき 気づかなかったんだろう、と後悔しまくり。


定期的に神戸に通っていたとき、いくつか大好きなセレクトショップができ、
そのうちのひとつ「einshop」(アインショップ)で 
まさにあれこそ一目惚れ、という勢いで買った、モルタルの家型の香炉。
それが PULL+PUSH PRODUCTS.の商品でした。



なんと。

今日のPEシリーズ名刺入れといい、モルタルシリーズの香炉といい、
これは 疑う余地なく、「大好き」なしるし。

思いあまって、勢いあまって、デザイナーさんにメールしてしまいました。(ちょっとはずかしいけど)

明日11/3まで ミッドタウンでPEシリーズ、出会えます。

出会った

今日は一日 見る日にしよう、と六本木へ。

Midtownで開催中のDESIGN TIDE TOKYOで 出会いが。

Pull+Push Products.という人たちの作る、「PE」シリーズの名刺入れとバッグ。
ビビッドな色から微妙な色あいのものまで色とりどりの ぱりっとした印象の作品がたくさん並んでて つい吸い寄せられるように近づいた。
制作者であるお二人が 一人ひとりに丁寧に作品(商品)の説明をしていて、
つい聞き入って、それを聞けば聞くほど、どうしてもつれて帰りたくなってしまった。
ぺらん、としたポリエチレン素材を 何十枚も重ねて、熱を加えて作ったシートからなる、名刺入れとバッグ。
もとの素材は 何の変哲もないただのぺら一枚なのに、
できあがったものは 全部表情の違う、人の手によるぬくもりのあるもの。
やさしい関西弁で 丁寧に、大事そうに、説明してくれる姿は、とてもやさしくて 人柄だなあ、とおもった。

PULL+PUSH PRODUCTS.
ひとつひとつ違う表情の表面。一枚一枚 熱で重ねて作ってるそう。
これは 決意の名刺入れ、ということに決まり。

2010-10-31

madam B


ラ・ダンス・コントラステの舞台「madam B」

空気が ふぅっとふくらんだり、しゅっと一本の糸のようにまとまって ぴん と張り詰めたり、色と熱を帯びて ゆらんとたゆたうたり。

観てる、という傍観の目ではなく、舞台の上にいて全部 生の空気を感じるような 舞台でした。

衣装も意表をつかれて最初びっくりしたけど、みてるうちに その形になった理由が がんと響いてきた。
表情と 仕草を 魅力的にみせる、印象的な衣装でした。


全部こみですごく好きだった!

2010-10-27

引っ越し荷物ダイエットと作業場

引っ越ししました。

結婚式が終わってからのこの3週間、ほぼ毎日片付けに時間をとられ、慌ただしくしています。

荷物を極力減らしたくて、心を鬼にして処分しまくり、
家庭ゴミの45ℓゴミ袋に満杯につめて出した数は15個。
引っ越し後にも5袋。
よくもまあ、たった1K25平米の部屋に詰まってたもんだ、と自分で感心するほど、ものがでてきました。

でも そうして荷物ダイエットをはかったというのに、まだまだある、「どこに属するのかわからず行き場のないもの」たち。
放置もいやで、どうにかどこかに入れてしまってしまいたい思いで、毎日気づくと頭の中で 押し入れパズル。
早く 平穏な、集中できる日々が戻ってきてほしい。

でも、これだけは 確保したところ。



仕事に向け、仕事場を作りました。
快適。
欲を言えば、ミシン台+パターン用テーブルが欲しいとこだけど、ここはもう今のところ十分うれしい。
ミシンをテーブルにあげたり下ろしたりしながらスペース作りつつ、だけど、もう少し改善できるはず。


とにかく、本格始動まで 秒読み。
がんばるぞー

2010-10-14

全員勢揃い

昨日はかえりがおそかったから おべんとうは朝へ回した。

6時に目覚ましをかけてたんだけど
『起きなきゃ!』とずっとおもってて 意識が覚醒してたのか、めずらしい 不思議な夢をみた。

場所は矢掛のおばあちゃんの家のはなれ。
中学校にあがるまで、毎年大晦日からお正月三が日の数日間 おばあちゃんちに泊まるとき、
いつもわたしたち家族4人の寝床をつくってた部屋。

そこの間に、おじいちゃん、おばあちゃん、律子おばちゃん(お父さんのお姉さん)、お父さん、お母さん、妹、私、家族全員勢揃いで、家の土台になる枠組みらしきものを囲んで、とんかちやらなんだかいろんな工具を持って 土台を作ろうとしてた。
お父さんが四隅をとめる金具をその土台に打ち込もうとするんだけど、どうにもうまく入らない。
それを おじいちゃんが笑いながら、ちょっと貸してみ、と工具を受け取り 打ち込むと、すぱん!と一発で入った。
「やっぱり お父さんは違うわー!さすが!」「おじいちゃん すごーい!」とみんなで大笑い。
お父さんは「おかしいなあー」と照れ笑い。

みんな、そんなことはありえないんだけど、それぞれ わたしの記憶の中で一番鮮明だったときの年齢だった。
おじいちゃんは、私が4歳の誕生日を迎える前日に亡くなったから、そのときの年齢の顔。
おばあちゃんも その24年前の顔。
おばちゃんは、私が子どものころ、「ほんとに美人だなあ」とよくみとれてたときの今より20歳くらい若い。
お父さんとお母さんは、10年前くらいの若さ。
そして、妹と私は現在の顔。

なんの違和感もなく、
起きてもまだその続きであるのが 
なんの不思議もないくらいリアルな空気感と音と匂いと光の具合で 目の前に広がってた.

その光景を見ながら、
「わあ、おじいちゃんとおとうさん、ほんま似てるわ。いい顔だなあ。やっぱり親子ってすごい。」と じいっとみとれてた。
ひとりひとりの顔も じっくり見てた。
まぶしかった。
みんなが 光を発してるみたいに。


起きたとき、一瞬 おばあちゃんちのはなれかとおもった。
それくらい、さっきまでの出来事みたいに鮮明だった。


あれは なんだったんだろう。

おじいちゃんが来てくれてたのかな?

不思議とさみしさより、ほわわわーとなんかいいものが胸に広がる感じが、朝からずっと続いてる。

2010-10-11

お父さんお母さん東京へくる

日曜日 朝起きると前日からの雨がしとしと。

うう せっかく父さんと母さんが来るのに…とおもってたら
日が高くなるにつれ お日様が。
さすがの父さん。最強の晴れ男。

お昼前まで引っ越し準備でわたわたして 部屋の中がすごい状態になってたけど
とりあえず大慌てで片付けで、駅前で落ち合い、お昼ごはん。
今まで6年間、前を通っては中をみて、一度も入ったことのなかったお蕎麦やさんへ行ってみました.

なんと、これがすごくおいしかった。
4人でびっくり。

東京の蕎麦は 醤油辛い、が上京して10年、ずっと頭にあって絶対外では食べなかったのに
がらがらっとこのお蕎麦でそれが崩れ落ちた.
そっか、おいしいのはおいしいんだな。
偏見もってて ごめんなさい。


新しい家を見てもらう。
入った瞬間の新しい畳の匂い。
部屋を見るのは2回目だったけど、見ればみるほどわくわくする部屋。
お父さんとお母さんも 『いい部屋見つけたなあ』と安心した様子。

部屋をみたところで、メインの用事、家電と家具を見に。
一日で全部まわるつもりだったけど、やっぱりこういうときに電車は不便。
線を乗り継ぎ、乗り換え、駅構内をひたすら歩き、は両親にはちょっとつらそうだった。

家電を買う場面でいつも思う。
お父さん、というのは偉大だと。
必要なことだけを聞き出し、時に話を遮り、ずばっと言いながらも 店員さんの気分は損なわないよう持ち上げるときは持ち上げる。
うまいなあ、と。そして、できないなあ、とおもう。

一日でやっぱり買い切れなかったから、二日に渡って家具家電をみにいったけど、
あらためておもった。

私はどれだけ 両親に守られ、大事に育てられてきたか、ということを。

世の中、ごまんと家族はいる。
それぞれ 全部ちがう。
わたしにとっての家族の形は、ただひとつ。
強いお父さんがいて、よりそうお母さんがいて、ころころはしゃぐ子どもがいる。
何一つ 家族に不自由なんてさせないで、いつも余裕で笑って どっしり構えてるお父さん。
心配性でときに子どもと喧嘩したり嫌がられたりするけど、結局は一番の理解者で誰より安心する存在のお母さん。
私にとっての家族像って、これだ、としみじみおもった。


今回、お父さんが私に少し距離をおいてるような気がする場面が ちらほらあったのが 少し気になる。
一人の大人に対しての態度だったような。

それでもやっぱり、妹と4人でいるときの空気は
これこそが家族、という、まるーいドームの中にいるような 
ふんわりぬくい 泣きそうにやさしい空気だった。
吸い込んでも吸い込んでも足りないような気持ちになって
ひたすら全身で味わっておこうとしてた。


羽田空港から飛び立った飛行機を、遠くとおく豆粒みたいになるまで見送った.

2010-10-08

脳内クリアー

昨日にひきつづき、かおりさんに会いました。
ひとつ、お仕事をいただきに。

かおりさんは 全身に金色の光をまとう、稀有な人。
ダンサーさん。
5年ほど前にmixiで知り合い、初めてかおりさんの舞台を見にいったとき、
舞台上でひとりだけ ふぅわぁっと全身から光を発してる人がいて、みとれていたら、
その人が かおりさんだった。

帰り道、空に煌煌とまぶしい月がのぼってて、
その眩しい光とその日の舞台のかがやくかおりさんがおんなじに見えたのを 今でも忘れられない。
その月を見上げながら 何度も何度もその日の舞台を反芻して思い出して
からだの内っかわから たとえようのないくらい感激が沸き上がってきて
なんとかして 今これを伝えなきゃ、とメールしたのを憶えてる。

こどものころから ミュージカルや宝塚に憧れていたけど、
あの日、あの舞台で、火がついたようにおもう。
「舞台衣裳」というものを 初めて意識した日だった。

天井から揺れるブランコにぶら下がって、前に後ろに揺れるダンサーの人の、
からだを一層豊かに、雄弁にみせて、
空気を自在に操ってるようにみえた あの衣裳。
ダンサーの人が一歩うごけば、その空気をこちらに倍にして運んでくるようだった。


昨日 話してて いろんなことがクリアになってた。
帰ってみたら気づいた。
どう、足を出していいのか皆目検討つかなかったけど、
自分でできること、っていうのが ちょっとやっとつかめそうな気がした。


そんな素敵なかおりさんの踊りが今月末、あります。
まさに このカンパニーの舞台が、わたしを開眼させてくれたところ。

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LA DANSE CONTRASTEE(ラ ダンス コントラステ)
第14回定期公演
「Madam B」

2010年10月29日(金)7:00pm〜/ 30日(土)3:00pm〜・7:00pm〜/ 31日(日)2:00pm〜
吉祥寺シアターにて
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2010-10-07

ミラクル

今日 午前中、区役所に向かう途中、
坂を自転車で降りてくる人が、なんだか見慣れたボーダー着てるわぁ…とだんだん近づいてくるのを見てたら、それは私が作った服だった。

何度あっても嬉しい瞬間で、
思わず じいいーっと目で追って、その人が行ってしまうまで見送ってた。
前から来るおじさんは そんな私を不審そうにみてたけど。

一気にテンションがあがって、急な坂もなんてことなくのぼって、
今日はさいさきいいなあー と気分がよくなった。


夕方、今日はかおりさんからのお誘いで高田馬場へ映画をみに出かけた。
そこで、今までずっとあってみたかった人に会うことができた。
かおりさんから前々から聞いてたバイオリニストのみおさんと
twitterで知り合って 知れば知る程好きなものが似ていて いつか会いたかったイラストレーターのゆうちゃん。
素敵なたのしい時間を過ごした。

で、ゆうちゃん。
映画を見終わって、ロビーで立ってる間、ふとゆうちゃんのスカートをみると。
あれ?!あのレース…
思い切ってきいてみたら、やっぱり。
今日 二度目のミラクル。
うれしかったなあ。すっごく。

時間かけて 思い込めて作ったものを
お店で数ある中から「これにしよう」と選んでくれた、その心の動きに毎回感動する。

あとすこししか これは味わえないけど、
違う形で体験できるよにがんばろ。

今日

2010-10-03

結婚しました



2010年10月3日 日曜日
神戸北野天満神社にて 無事 結婚式を挙げることができました。

1週間前から毎日お父さんお母さんとはらはら天気予報を見ては一喜一憂、
1日には妹と一緒にてるてる坊主を4つも作って祈ってみたり、
なんとか10時から30分だけでいいから 雨よ降らないで、と祈ってたのが届いたのか、
無事、北野天満神社の櫓の下にて、誓いをたてることができました。

信じられないくらい あっという間の数時間。

でも、じわじわと思い出されてくるのは、大好きな人たちの笑ってる顔ばかり。

これが噂にきいてた「結婚式はぜひ するといいよ。大好きな人たちに囲まれて ほんとにしあわせだから」の場面か、と、できるかぎり目に焼き付けようとしてた その光景は、細かい光の粒子が舞ってるような きらきらの光景でした。


ないから安心して、と嘘ついてた、両親への花束贈呈のとき。
お父さんとお母さんの前に立ち、お父さんへ先にブートニアを胸のポケットに挿したとき、
堪えきれず、こどもが泣き出すような突然さで うっ、と顔をくしゃっと赤くして 下を向いて泣いたお父さん。
お父さんの涙は 生まれて初めてでした。
今日は絶対に泣かないんだ、楽しく笑って過ごすんだ、と決めてたのに、お父さんの涙は無理だった。
「とっちゃん、泣くな!」のおばちゃんの言葉に 余計に涙が溢れてきて、
子どもの頃からのことが一気に頭をかけめぐって、
お父さんとお母さんが作り上げてきてくれたものの大きさを あの一瞬で実感した。
いつでも笑って いつでもなんでも応援して、わたしを一人の大人にしてくれたお父さんお母さん。

ずっと小さい頃から見てきた、
お父さんお母さんの結婚式から私の幼少時代の頃の写真の まさにその段に、今自分が立ってる、と思うと、どうも信じられない気持ちになる。
あれは「お父さん お母さんの」つまりとても大人な出来事であって、そこから私の歴史も始まった、とてもとても真似できない歴史の始まりであって、まさか 今 自分が、その同じポイントにいる、とは思えなかった。

けど、あのお父さんの涙は、ひとつ、わたしを送り出す涙なんだろう、
お父さんが いつも以上に とても大きく見えた。


10/3 19:20
神戸区役所にて 婚姻届 提出しました。

2010-09-30

つやつや

生まれて初めてのネイル。
地元の友達に紹介してもらったお店へ。


まずネイルをしてくれたのは、今年からだという23歳の女の子。
2年間 東京で服屋の販売員として働きながら、ネイルの学校に通い、去年短期間のつもりで岡山に帰ったときにお兄さんの結婚式があり、たまたまそのお店を紹介されて働きだし、実家に戻ってきた、という。
自分の意志とタイミングで選んで見つけた職業を、馴れ親しんだ土地でできるということも、そこがやっぱりいい、と選んで決めた心もどちらも 印象的だった。


お店のオーナー兼店長さんは今年35歳の女性。
もともと長らく東京で美容師として働いてたけど、転勤で岡山に戻ることになり、独立するならネイルとエステだ、と学校に通いながら、店を開き、少しずつ規模を大きく、知識も増やしながらいまに至るらしかった。

全部ね、タイミングと縁ですよー!
と 笑顔でさらっと楽しそうにおっしゃった。
案外自分で 決心して方向転換を選ぶと、うまくいかなかったりしますからね、と。
女性は、先10年を読んで見据える力よりも、目の前のことに一生懸命になる力のほうが強いと思う、だから、今まで7年間はいろいろ試しながら、いろんな方に助けられて気付くとすぎてました。
何よりね、「長く続ける」それが大事なことですよ。

なんていうのか、
私の胸のうちを知ってるかのようなお話だった。

一軒家のとても心地いい空間と、いかにも楽しくてたまらない、という空気のオーナーさんに、たっぷりたくさんのプラスをいただいたような気がする。

これも縁だ、と思った。

2010-09-29

涼しい夕方

今日のさんぽで見つけた花。


今日は午前中いい調子で、お母さんと、大学のころ着てた服を掘り出してみたり、頂いてた食器を出してみたり、あれこれ楽しかった。
あれだけ ぱっつんぱっつんで入らなかったパンツがいまやがぼがぼになってたりして、どれだけ当時ぱぁんと丸かったかを思い知って 恥ずかしくなった。
けど あの頃はあの頃で、かわいいパンツ履きたくて一生懸命いろんなお店回って、なかなかないぴったりサイズをさがしたんだったなぁ。
何度 自分のお尻の大きさに泣きそうに腹が立ったか、とか思い出して おかしかった。


夜、友達から二人目懐妊のお知らせもらった。
すごいなぁ、パワフルだ。

今日は午後がつるつるっとすぎていったから、明日はちゃんと噛み締めよう。

みぃも帰ってくるし。

2010-09-28

決意

結婚式終わったら たくさん作ろう。
名刺も作ろう。

新しい世界を切り開くのだ。

2010-09-26

初めて贈り物として

ともだちのお誕生日のプレゼントに、アートフラワーの髪飾りを贈った。
今まで作りためてきたけど、誰かにつけてもらうために作って 贈ったのは初めて。

満を持して、じゃないけど、やっと人にあげれるクオリティのところまできたから。

神戸で仕入れたリボンと合わせた モノトーンの、大人っぽさとかわいさと両方の雰囲気を持ったものを作った。

つける人を思い浮べながら作るっていうのが、ほんとの「作る」だと再認識した。

その人の毎日に溶け込み、少し花を添えれたら。


あげて、箱をあけた時の反応は一生忘れられないな。

作ったの、とあかしたのに対する瞬間的なあやけの反応、
「じゃ、さなえの独立第一弾?」

すとん、とからだとこころに落ちて じわんと染み込んでいった。


貴重な貴重な瞬間だった。

2010-09-19

はたと。羽田からの電車の中で。

どのみち無名なのだ。

はじまりに必要かつ不可欠なのは
見た瞬間 きれい、かわいい、の感情が湧き、
それから 欲しい、へつなげる「ものの力」だけだ。
ブランド力はその感動の積み重ねでついてくる。

もしくは、
見た瞬間、
からだがあわだつくらいの感動を覚え、
その一瞬をそのあともずっと覚えていてもらえるような衣装。
衣装が主役として、ではなく、あくまでも強力な縁の下の力持ちとして。
経験の積み重ねだ。


どのみち どちらにせよ、まず 私の思う「よいもの」を作り出さなくては。

2010-09-17

整理 手作りこんにゃく

今日は朝から整理の日にしようと決めていて、朝起きていつものストレッチと小さな朝ごはんを済ますと、会社からまとめて送ってた資料の整理をした。
入社当時描いたデザイン画からリサーチ資料、雑誌の切り抜き、かきなぐってた絵まで。
ひとつひとつ、見れば隅々まで思い出があるなあ、とおもう。
他の人にしてみればただの落書き程度の絵でも、その時々の理由があって全部とっておいた絵や資料だから、全部が懐かしくおもえた。
全部きれいに分類し、捨てるものは捨て、記録としてとっておくものはとっておくようにファイリングした。帰ってからずっと部屋に鎮座してた段ボール箱をやっと片づけれて、
気持ちまで やっとすっきり全部整理ついた。
きちんと仕事してきたな、とおもえた。
改めて見ると、入りたてのころのデザイン画は、ただ絵を描くのが楽しいだけの「絵」だった。
当時、先輩に「カットソーの描き方、練習しよっか」と言われたとき、その言葉の意味が全くわからなくて、ただただなんとなく悔しい気持ちだけがしてたけれど、今見たらわかった。
ほんとだ…と。
ただ、そのころの絵には今ない部分もたくさんあった。
「着ている」その空気感だけは満ちていて、素直な自分の手が表れてた。
どっちがいいとかではなく、使い分けが大事なのかも。
と ちょっとオトナなことをおもったりした。


お昼過ぎから妹の髪飾りの続きに着手。
ひとつひとつ はさみで形作っていく。
なんとなく(したことないけど)和菓子職人の気分。
下ごしらえ完了。


夕方 とても涼しそうな様子だったから、目の前の公園を散歩。
ほとんど人がいなかったけど、遊具のあいだをおばあちゃんと孫3人くらいで虫捕りあみを持ってトンボを追いかけていた。
肺いっぱいに空気を吸い込む。
やっぱりいい匂い。
夕方の匂い。
しばらく歩いて、バレエのセンターレッスンの一部分をこっそりやって家に帰った。


今日は午前中 お母さんがこんにゃくを作っていて、晩御飯が楽しみでたまらなかった。
うちの母はこんにゃく芋からこんにゃくを作る。
今日はじめて その手順を一から見ていたけれど、あの過程はとてもまねできるものじゃなかった。
なんと手間のかかることか。
「今日は灰汁を入れすぎたから 失敗よ、失敗よ」と心配性の母が何度も言ってたけど、
いつも通り、本当においしいこんにゃくができていた。


今日の晩御飯はたくさん。
手作りこんにゃくのお刺身(梅味噌と肉味噌、生姜3種類で)、こんにゃくの煮つけ、ちぃちぃイカの煮つけ、クジラ肉の煮物、生厚揚げ焼き、あさりの酒蒸し、焼き茄子、牛蒡のきんぴら。
最初 多いなあ、としり込みしてたけど、気付くと お父さんとぺろりとすっかりたいらげた。

2010-09-16

一年前のいまごろは

ちょうど パリへ出張にいっていたころだ。

ひさしぶりに自分の日記を読み返してたら 日付がそうなってた。

たった一年前。
そのことに愕然とする。

たった一年。

なんて大きな一年なんだろう。

世界が違う。

とりまくすべての環境が違う。

ということは、一年先も違うんだろう。
というより、一年先、「なんて違うんだろう」と
光あふれる気持ちで思えるように 今があるんだろう。

運動会の朝の空と 秋刀魚

朝起きたときから 抜けるような秋の青空だった。
高いところに雲が浮かんでいて、窓を開けると少し涼しい澄んだ風が入ってきた。
小学生のころ わくわくした 運動会の朝の空と一緒だった。
ベッドから降りて床に座って窓を見上げると、そこだけくっきり切り取られた絵みたいで
なんだかうれしくて しばらくそのまま眺めてた。

午前中は お母さんがおばあちゃんちへ大根の種を植えるのを手伝いに帰ってたから、私は頼まれてた妹の英語の問題作りをすることに。
高校生のころ使ってた問題集を何年かぶりにひっぱり出してきた。
少し問題に目を通すと ぎゅんっと時間が一気にさかのぼって、
そこに引いたマーカーの線や 貼ってある付箋の意味まで思い出せた。
そうだ そうだ、あたし ここのこの単語、どうやっても覚えれなかった、とか。
これ、この日本語訳にするの ほんと嫌い、とか。
もう10年くらい前になるのに、その問題をしてた時の天気や周りの風景まで、まるでついさっきくらいの鮮明さで思い出せて ちょっとびっくりした。

今日の晩御飯は秋刀魚の塩焼き。
買いたいな、と何度かスーパーでも思ってたけど、どうも今年は高くて手が出てなかったけど、さすが瀬戸内。(って秋刀魚が瀬戸内で獲れるわけじゃないけど)
ぷりっとまるまる太ったからだで 艶もすごくよくて、
おかあさんと夕飯の買い物に行ったスーパーで見た瞬間、
それまで何が食べたいかよくわからなくて困ってたのに
一瞬で「今日は秋刀魚!」と決まった。

今日の晩御飯は秋刀魚の塩焼き、しじみのお味噌汁、貝割菜の胡麻味噌和え、鶏レバーの煮つけ、イカの煮つけ、豚肉とピーマンの辛み炒め。
からいからい大根おろしをお皿いっぱいに作って、秋刀魚と一緒に食べた。
今年の初物。
おいしかった。

2010-09-15

おかあさんの蒸し器

蒸し物を普段から普通にするおかあさん。

私は一度もちゃんと蒸してる現場をみたことがなかった。

毎回 私が野菜やお肉を蒸すとき、蒸し器がないから、深い鍋に薄く水を張り、底にお椀をひっくり返して置き、その上にお皿を置いてそこに食材を乗せ、蓋をして蒸していて、そのキャンプ的な簡易蒸し器にうぅーん…と何とも言えない切ないような気持ちになっていた。

が、今回 びっくり。
おかあさんもこの方法で、すべての蒸し物を制覇していたのでした!

つまり 間違ってない、ということ。

きちんとおかあさんの味に近付けていけそうだ、ということ。

家事はアイデアと経験の積み重ねだなぁ、と今日は蒸し器から学びました。

実家でのときの流れ

今日も健やかに7時前には起きて 全体のストレッチ。

朝ごはんにはコーヒーとパウンドケーキ。

毎回思うことだけど、実家での朝は、1日のうちで一番濃い。
一時間の中に数えきれないほどの出来事がある。1分が通常の5倍くらいありそうな感覚。
きっと 入り込む朝の陽射しの量や角度が刻々と変化していくからだろう。
わたしも動くけど、外の表情も変わるから、倍以上の濃度の感覚。
それがとても好き。

今朝も、窓際で刺繍をするおかあさんを眺めながら朝ごはんを食べ、仕上がりを相談しあったり。
新聞を読んでニュースを見て、お化粧をして、メールチェックと画材やの地図を調べ。
まだ刺繍を続けるおかあさんの側で 手縫いでリングピローを作り上げ。

お昼を食べて 今日はすぐに電車で岡山の画材やさんへ額を買いに行きました。
何年かぶりの路面電車で城下の画材やさんへ。
店に入ると あっという間に 理想的な額と出会い、ものの15分ほどで目的終了。

本屋さんに寄って
それぞれぐるりと見て回り、私はずっと欲しかった飯島奈美さんの料理の本を買ってもらってしまいました。

キムラヤでバナナロールを明日の昼ごはん用に買い、また電車で帰宅。

おやつを食べ、
額を完成させ、
今日もひとりレッスンを廊下でしました。

なんだかんだ 今日は全体的に内容の濃い1日だったな。

2010-09-14

夕方のさんぽ

岡山の実家に帰ってきています。

帰ってくる前は いろいろと
「帰ったら 何にも準備が進まないんじゃないか」と心配で
帰りたいのに帰りたくない、なんだかもやんとした気持ちだったけど
帰ってきてみたら やっぱりここ特有の包容力に包まれて
すぅっと自然にすべてが馴染んでる。

自分がおかれた状況さえ 忘れてしまいそうな感じ。


今日は一日涼しかったから、
夕方 刺繍糸で足りないものを買いに買い物に出るとき
歩いていってみることにした。
普段 東京にいるときなら全然気にならない距離も
なぜか実家に帰って車生活が当たり前の環境になると 一気に歩くのが億劫に感じるけど
今日は涼しさに背中を押されて、でも念のため日傘を持って出てみた。

きゅんとする匂い。
子供のころ、日曜日におばあちゃんちにかえって
夕方 お父さんと妹とよく外で遊んでた頃とおなじ匂いがした。
空気がたっぷり 樹や草や土の匂いを含んで
その中にそれぞれの家の晩ごはんのできる匂いもまじってる、「生きてる」匂い。

一歩一歩 背筋を伸ばして歩いてみた。

今、私が置かれてる状況を 自分でやっと感じられた。

今の時間は きっと 人生の中で とても貴重。

この先をどう生きていくか、
それをじっくり見定めて 決めていくことが許されている時間。

せかせかとあわただしく 先のことばかり心配していては
とてもとてももったいない、そう思えた。

揺るぎないのは
洋服を作りたい、その想いだけ。

とにかく 作りたい。
それをどこで、どうやってか、それを体を動かして見つけていこう。


でも その前に、
私が生まれ育ったこの土地を、
この姓でしっかり味わっておきたい。
そのための貴重な一週間だ、
そうも思った。

2010-09-10

さくら


秋にさく さくらを。

やっとスタート。

2010-09-09

かてきょ

妹に英語をおしえに 京急にのって。

平日は週末とちがって 活気がある街だった。

「おしえてほしいんだけど…」の電話に
「うん、いいよ、いつでも」のふたつへんじができたこと、
とても新鮮におぼえた。

どこかの街ではなく、
家でふたりでいるのは おちついてはなしができて とてもすき。

お昼ごはんに冷やし中華をつくってくれた。


数年ぶりの受験英語は とても難しかった。

「日本語に訳せ」って きらい。

それぞれの言語には それぞれの思考回路があって
その言葉ででしか言い表せないニュアンスがあるのに。

ふたりで顔つきあわせて うんうん唸ってたら 途中抗いようのない睡魔がきたり。

そんなこんなで なんとか解いたけど、
ほんと 翻訳家ってすごい、とおもった。

ニュアンスちがうんだもん、なんて言い訳きかない、
そのニュアンスを伝えなきゃいけない仕事だもんなあ。
尊敬。


そばで ひなたぼっこしながらうとうとする猫と しずかな部屋のなかで過ごした一日。
たのしかった。

2010-09-08

ここ数日と花の水換え



まだまだ 休暇気分です。
毎日 社宅の引っ越しやら荷物送りやら 人に会ったりやらで なにかと分刻みな数日。

でも いいんだ、このほうが。
とにかく からだを動かすほうが今のこころにはやさしい。

いろんな人のいろんな話をきくと
すうっと世界が開けるような感覚になる。

ともだちに会えるということは とてもしあわせ。

会社を辞めて それからつながれる人がいるということは 新鮮でとてもうれしい。
会社の中ではいつも一緒に仕事をしていたけど、そのときにはできなかった話もでき、
いつもそこにあった空気のクッションみたいなものが ぽーんとはずれて ぐっと距離が縮まる。

学校と会社、それぞれ ちがう性質の社会だけれど
ひとつの場所で ぐっと密度の濃い時間をともにすごした記憶を共有してる、
そのことが持つ力はおんなじなんだなあ、と知った。


部屋のそこここで咲いてる お餞別のお花、
日々その姿を変えて 日々終わりに近づいてる。
けれど、毎日水換えをしていると
「水切りをして、水を変えて、古くなった花は短く切ったり 生け変えて」という一連の動作をすることで
毎日 こころがしゃんと呼吸をし 頭も新しい空気をすって クリアになっていく。

ありがたい とおもう。

2010-09-03

「最終出勤日」というひびき




「私事で大変恐縮ですが、本日9/2(木)を最終出勤日とし、退社することになりました。」

退社される人がその日のいちばん最後に送る、退社の挨拶のメール。

入社して初めて見たときは、なんだか大人の世界を覗いた気がした。
とても文章も内容も大人っぽく感じて。
退勤時間6時を過ぎて、いつの間にか送られている、そのタイミングまでも不思議な気がしてた。


それを自分が送ることになるとは。

みなさん いつ準備して こんなメールを作ってるんだろう、と思ってたけど、
当日になれば、自分も誰に教わるでもなく、
デスクやロッカーの片付けをし、宅配で送り、メールを準備し、会社の備品を整理し、
6時の夕礼を迎えていた。
メンズ・ウィメンズのデザインチームとパターンチーム、フロア全員の方々が集まってくださり、その輪の真ん中にいた。
いろんな想いが交錯しまくって、ひとりひとりの顔を見ると その想いがはちきれてしまって、最後 きちんとご挨拶ができなかった。

夕礼は恥ずかしいからいやだな、なくていい、ひっそり去っていこう、と
退社日が決まった日から思っていたけど、
リーダーやチームの方たちが、恐縮するくらいばっちりと色々準備してくださっていて、
みなさんから見送っていただけることが どんなに今回ありがたいかを思い知った。
ひっそりだったら、わたしはもうこの先 どう進んでいいか 自信もなにもなくしてしまってたな、とおもったから。

夕礼が終わり、たくさんの贈り物をいただいて、
はたと PCや携帯を返さないといけないことを思い出した。

そうだ、メール。
作ったメールを読み返して、こころを落ち着けて送信ボタンを押しました。

あとはものすっごくどたばただった。
あれだけ大事に大事にとっておいた いろんなファイルやフォルダも ざざーっと全部選択してごみ箱フォルダに入れて、「ごみ箱をきれいにする」を選んで消した。
さすがに ひやりと心が冷えるのを感じたけれど、それを思ってる時間も余裕もなかった。
かえってそれでよかったのかもな。

PCも携帯もかえし、印鑑を押した。

最後、返すもの。社員証。
総務の方はほとんど帰っていたけれど、ひとりだけ残ってる人をみつけると、
その方は私が入社したその日にオフィスを全部案内してくださった方だった。

呼び止めて、「今日、退社することになったんです」と言ったときの彼の顔はすごかった。
あんまりにも悲しそうな顔をして下さるから もう顔が見えなかった。
社員証をホルダーから出して 手渡す手が震えてしまった。
ありがとうございました、とだけ言って 部屋を出た。


たくさんの方々に たくさんの言葉をいただいた。
そんなに話したことがない方からも。
顔を見れば挨拶をして 一言二言話して笑いあう程度だったキッズのパタンナーさんが わざわざ最後来て下さって、
「横畑さんの服装が好きで、毎日楽しみにしてたんです。毎日お会いできなくなるのが本当に寂しいです」と泣きながら言って下さったのが、とても心にのこった。


ディレクターが言ってくださった「無知の知」ということば。
己を知り、世の中を知ること。
決断したその日から振り返らないで、と。


わたしは 自分で決断したんだ。
会社都合と考えたくもなったりするけど
これはわたしが決断したこと。

この先へ進むべくときがきていた、その波にのったのだ、と。


社会人としての出発地点。
働く上で大切なことを たくさんの方々に教えていただいた。
あの会社ででしかできないような 大きな舞台で働かせてもらった。

ここで終わりじゃない。
あれが出発地点なのだとすると、わたしの先はもっともっと世界へ広がってる。

がんばろう。

ありがとうございました。

2010-09-02

最後の朝

今朝はひとつ区切りの日。
2年半、とことばにすると たったそれだけ?!とびっくりする。

ゆうくんがわざわざ早起きしてくれ、一緒に新宿駅までいった。
いってきます!と手を挙げて、人ごみのなかへ紛れたとき、初めての海外出張で不安でたまらなかったのを、見送って元気づけてくれたことを思い出した。

ずいぶん 経た気がした。

2010-08-27

昼下がりの原美術館にて

お友達が出演する、「BLANK MUSEUM 」へ。

音に身をまかせ
原っぱを 全力でかけまわり とびはねる6人。

ときが ぐわんとゆらいだ気がした。

2010-08-25

みつけた!

昨日 はじめて履いた、ずっと欲しかったバレエシューズ。

Chacottの「ストレッチバレエシューズ」。


まわしものでもなんでもないけれど
ほんとに 書いてある通りの動きをしてくれる、すごいバレエシューズです。

ぴったり吸い付くようにフィットして
指の先の動きまで きちんと指に沿って動いてくれるから 足先までとても綺麗にみえる。
なにより 動きやすい。

どんどん伸ばしたくなるし、どんどん飛んでみたくなる。


やっぱり ウェアやシューズって大事だ。
衣装って大事だ。

2010-08-24

開く脚

「開く脚」ということばは バレエを始めて 初めて知ったことば。

レッスンに通いはじめて数回目のとき
片足をバーにかけてのストレッチをしているとき、私の軸足をみて
先生が「もしかしたら 開く脚なのかもしれない」と言った、そのことばがずっと頭に残ってた。

『開く脚』要は、脚の付け根から くわっと外側を向けることができる脚のつくり、ということ。
「もしかしたら」と言われたことが なんだかいつのまにかすごく気持ちの力になっていて
毎日のストレッチのときにも 脚を根元から開くようにと心掛けてきた。


レッスンに行くのは 2週間ぶりの今日。
朝から もう楽しみで楽しみで、仕事のときも 頭の中では音楽がまわって止まらなかった。
2週間ぶりだからきっとすごく体がなまってて ついていかないだろう、と思ってたから
電車の中でのいつもの秘かな練習(脚を1番や5番に開いてみてる)を念入りにしたり。

この2週間、動けないからだになるのがこわくていやで
朝晩、バーレッスンの最初のさわりの部分だけでも、と いろんなものにつかまりながら
なまらないようにこそっと練習をつづけてた。


それが功を奏したのか。


レッスンはじまってすぐに先生が「いいですよー」と。
まだはじまりの、プリエ(膝をまげる)のレッスン中なのに。
タンジュ(脚を出す)のレッスンに移ったときに、明らかにいままでとは違う指摘をしてくださったり。
バットマン(脚をあげる)のとき、「見本をして」といわれた時には さすがにどうしようか、と戸惑ったけど
「腰も下をむいてるし、脚も外をむいています。いいですよー」と。
数えきれないほど、今日は褒めてもらって びっくりした。

自分の感覚としては、今日 はじめて「膝から出す」ということと「床」という感覚を得た。
足先、爪先、という感覚を初めて感じた。
床とつながってる感。
空気をやわらかく感じる感覚。
張りつめる感覚。

今日 初めて、からだへ感覚が通じた感じがした。

伸び盛り、その言葉をうれしく噛み締めながら
もっともっともっと伸びていきたい。

ほんと、たのしい。

2010-08-17

朝の散歩

実家に帰ってきて4日目。
早くも 体にきてます。
おなかのあたりと腰のあたり、脚の内腿がふわふわふわふわ。
うーん どれだけ 毎日東京だと動いてるんだろう。
すっごい不思議になるくらい、てきめんにからだが緩んできてます。

いいことなんだけど
せっかくしまってたのを ここでみすみす逃すわけにはいきません。

というわけで、今朝は早朝散歩を決行。
(ほんとは昨日から、って思ってたのに 起きたら7時だったので延期してたのでした)

今日は6時前には起きて、ストレッチと腹筋をいつも通り。
Tシャツ短パン 腕と顔にはたっぷり日焼け止め。
それから お母さんのおっきなおっきな麦わら帽子を借りて
首にはタオル、脚にはお父さんのスニーカー(25センチ)を借りて
完璧 歩く人ルックで出発。


家を出たのは6時15分くらいだったと思う。
玄関の扉を開けたら すうっと涼しい風に包まれて
予想外のことで、一気に歩く気が増した。

よし、7時まで歩こう、ときめて
まだ人通りも車も少ない道路や小道を縫うように歩いていった。


途中 なんと 糸トンボを発見!
細すぎて ぜんぜん カメラに写ってくれなかったんだけど
脚もとを すいーすいーと何匹も!
何年ぶりかわからないくらいで ひとりで大興奮してた。

iPodで音楽を聴きながら 腕をふって てっくてく歩いた。
朝いちばんの散歩、ほんとに気持ち良かった。
7時になってすごく強い日差しに変化したから お散歩終了。

帰って、シャワーを浴びて 着替えて食べた、瀬戸ジャイアンツ。(種なしで皮も食べれるさっぱり甘いマスカットの新品種)
おいしかった。

2010-08-16

ウェストのリーフパイ



今回の帰省のおみやげは、ウエストのリーフパイ。
自分が食べたかったっていうのが 一番の理由だけど、
ひっそりとした スモーキーベージュの包み紙に金色の紐がさらりと巻いてある様は
なんだか 物静かなお嬢さん、というたたずまいで 
食べおわったあとでも パイの入った缶を大事にとっておきたい感じがした。

2010-08-15

我が天下


といわんばかりの、おばあちゃんちの愛犬メリー。
トイプードルなのに、すっかりもけもけのぬいぐるみみたい。
はしゃいだかとおもえば くてーっと畳の上でおなかつけて寝てるし。
わがまま放題、こどもみたいな かわいいやつ。