くうきのいろ: 2010-08-05

2010-08-05

企業デザイナーって

ひとの前にでると いつの頃からか すっかり頭と口がうごかなくなってしまってる。

たとえば 入社試験のときのプレゼンとか、
思い入れたっぷりだったこともあって あれもこれも聞いてほしくて
相手がなんておもおうと、自分の想いを伝えることに一生懸命だったし、
自分の想いに誠実だった。

わたしの作るものには 今 迷いのかけらがいっぱい見える気がする。

ひとつ後輩のこは、「これがかわいいんです!」と まわりの大人が唖然とするくらい
ごり押しに近い形で「絶対これ つくりたいんです!」という。
会社の方向性だの、会社の決まったやりかただの効率性だのをすっ飛ばして。勢いで。
でも、それが 案外、人のこころには強く印象付くみたい。
そして 思わぬ、「よし、やろう!」になる。

わたしはこの3年間ですっかりこの会社の型にはまってしまってるのかもしれない。
かもしれない、というより、そうだな、と自覚する。


かわいい
おもしろい
作りたい

そここそ ぜったい失っちゃいけない原動力

だって 人が身につけて たのしい気持ちになるためのものだもの。

自分が理解できない分野の、でっかいでっかいマスに向けた商品だとしても
そこを理解して自分がこころから「かわいい」と思えるものをつくっていくこと、
それがプロなんだろう。
企業デザイナーとしての。

それにしても むずかしい。わい。