お昼すぎ、起きてきたゆうくんが一言。
「近江屋にケーキたべにいく?」
ここ最近 なにかと『ケーキ食べたい』といっていたわたし。
昨日も雑誌を整理しながら、甘いもの特集のページをみて「ケーキ たべたーい」を連呼してたのをしっかり覚えてくれてたらしい。
どこのケーキやさんのより大好きな近江屋のケーキ。
ホワイトデーに 突然 配達で、かわいくて素敵な包みに包まれた ホールのバームクーヘンが届いて以来、行きたい思いが募ってた上に、ものすごく偶然にも 昨日6月公開の映画「flowers」のトレーラーを見てたとき、『絶対近江屋だ、これ』とある場面を見てて話してたから、今日のひとことは もう ものすごくストライクでした。
いろいろぴたりと呼び合って はまった感じ。
いそいそ支度して、本郷へ。
意外と電車だと近い。
あまりにひさしぶりすぎて、勘をたよりにお店に到着。
しんとした店内。
天井が高くて蛍光灯の青白い光の がらんとした雰囲気。
その中でもくもくとてきぱきと丁寧に 背筋を伸ばして働いている女性の店員さんと、対照的に 曲がった背で ひとつひとつを正確に仕事をする、白シャツがまぶしいおじいさんの店員さん。
ああ、これこれ。この変わらなさが大好き。
きもちがすうっと ニュートラルな場所に落ち着いていくのがわかる。
カウンターでケーキを注文。
わたしはフランボワーズタルト。ゆうくんはなにかなと思ってると「ミルフェとー…チーズケーキを」。
わわ!2個!
なんだかちょっと贅沢で 一気にうれしくなった。
喫茶コーナーの、フレッシュフルーツジュースとボルシチ。
いくらいただいても500円といううれしさ。
ボルシチが 今日はたっぷり具があって、ごろっと大きなじゃがいもとにんじんがとろけるくらいにやわらかくて、お昼を食べてなかった私たちはケーキの前にたくさんボルシチを食べました。
ゆっくり煮込まれて じんわりやさしい味。
おかわりして2杯食べて、さて、とケーキ。
大好きないちごのフレッシュジュース。
フランボワーズタルトとチーズケーキ
チーズケーキはめずらしい形だった。
普通のスポンジの間に、チーズのムースのようなのがはさまれてるタイプ。
ミルフェ
ざくっと上から全部の層を一気に食べようとしてフォークを刺したら、案の定 ぼろっとくずれて こちらに飛んできたから大慌てでキャッチ。…と思ったら スカートで受けてた。
うーん、なんでこういつもどんくさいのか。
いろんな家族がそれぞれケーキやプリンを注文して、うれしそうに食べてた。
ガラス張りの入り口から差し込む光が いかにも のんびりな午後 という光で、
おなかも満ちて しあわせな気持ちになった。
やっぱり大好き。
近江屋洋菓子店。
車のナンバー
1 年前