くうきのいろ: 2010-04-11

2010-04-11

いちごと飛行機

ずぅっと前から計画してた、妹たちとのいちご狩り。
いろんな場所をあれやこれや考えて、「成田ゆめ牧場」にしよう!ときまってうきうき準備した。

朝9時過ぎにうちの近くまで迎えにきてもらう。
朝ごはんはきっと食べてないだろうから、といつものパンやさんに寄ってみると なんとお休み。
気を取りなおして、デイリーヤマザキで薄皮のクリームパンとあんぱん、
向かいのセブンイレブンでチョコチップのパンとコーヒーを買って乗り込んだ。

成田までは車で2時間弱。
運転はみぃの彼にまかせっきりで、東京縦断プラス千葉への景色を窓から満喫。
車だとふだんは見えない景色がみえて とても楽しい。

成田ゆめ牧場に12時くらいに到着。
到着するも、駐車場に「今日のいちごつみは終了しました」の文字。
え!!!となる一同。
だってまだ午前中なのに。
入ろうとした駐車場を一瞬で出て、もしものときのためにとみぃたちが見ておいてくれた別のいちご農園に向かった。

すんなりとはいかなかったものの、なんとかその農園でいちご狩りをさせてもらえることになる。
見てると、とても大変そうな仕事だとおもった。
いちごを育てるのはもちろん、その日の客の入りと食べ具合を計算しながら営業しなければいけない。
どんどんお客さんを入れればいいってものでもなく。
いちご農園を探してるときに よく「イチゴがなくなったら終了です」っていう表記があって、「なくなるなんて そんな」と笑ってたけど、ほんとに死活問題になるんだろうな、としみじみ実感。

丁寧に育てられたいちごは あたたかく 丸くて甘い味がした。
20分という短い時間の中で、4人ともおなかいっぱいいちごを食べた。
温室の中で 汗をぽっぽとかきながら せっせと食べて、数か月の想いを果たした満足感でいっぱいだった。



いちご農園を出ると、これぞ春、という感じの ぽかぽかの気持ちのいいお天気になっていた。
肺に吸っても吸っても足りないくらい、からだの芯からうれしくなる土と草の匂い。
からだがいちばん喜ぶ匂い。
いちばん知ってるやさしい匂い。
やっぱりあんまり無理しないほうがいいよ、とまた自分におもう。


いちご農園を出て、さくらの丘公園へ。
成田空港のすぐ横にある、滑走路が一望できる公園。
みぃが何年も前から 行きたい行きたいといってた場所。
背中に日差しが暑いくらいの陽気になって、もう楽しくて仕方なくて、
まわりにいる子供たちみたいに、みぃとふたりで走り回ってはしゃいだ。

丸裸のわたしで。
誰に なんの気兼ねをすることもなく、格好つけることもなく、
ただただそうありたいからある姿勢。
普段どれだけ防御壁をはって、防護服を着てるんだか。
ばかばかしくなるくらい。


飛行機は すばらしく美しかった。
みぃの飛行機好きは本物だ、と改めて知った。



近くにある航空科学博物館へも行った。
展示がとてもおもしろかった。
おもしろかったし、子供のころの日曜日のおでかけを ものすごく思い出して、何度もじいんとなった。
館内のにおいも、胸を奥がくすくすなるような、懐かしいにおいがした。
こういうところ、お父さんお母さんおばあちゃんみぃでよく来たなあ、と。


3時頃、おなかがさすがにすいて、博物館の4階の展望レストランへ。
滑走路が真ん前に見えるレストランで、「懐かしのナポリタン」を食べた。
小さなサラダと、ウインナーがたくさん入ったナポリタン。
パルメザンチーズとタバスコをたっぷりかけて食べた。
おいしかった!


食べ終わってから一階の売店で、air Canadaの模型を買った。
ひとつ 飛行機のフィギュアの仲間ができた。

外へ出るとさっきまでの景色とは一変、くもがもくもく出てきて、風もびゅうびゅう吹いて、気温も突然さがってた。
嵐みたいな風の中、外に展示してある古い飛行機たちにとりあえず乗りに行った。
走り回ってこどもみたいだった。


行き帰りの車の運転をすべてみぃの彼に任せてたから、ほんとうに楽ちんで、
だからこそ 時間がたつのが早くて、さっきまで博物館にいたのに、もうお別れしなきゃいけないのか、と7時前にうちの前についたときにさみしくてしかたない気持ちになった。

楽しい時間はあっというまだな。
それにしても、笑い続け、たくさんおいしいものを食べ、幸せな一日だった。