先週から、今日はおべんとを持って、花火みにいこうと決めてた。
そのために、彼は自転車を買ったし。
今週ひまがあれば、「おべんとう、なにしようかなぁ」と考えてた。
今日の午後、スーパーへ買い物に。
ごはんより、ビールにあうおかずがいいね、ってことに決まり、
メニューを思い浮かべながらお買い物。
鶏肉は太田で、鶏のももを。
今日のメニュー
鶏肉の唐揚げ
茄子とピーマンのしぎ煮
イカのオイスターガーリック炒め
卵焼き
焼きソーセージ
キュウリの生姜漬け
枝豆のおにぎり
すごくたのしかった。
ひさしぶりに、2人分のお弁当。
鶏肉もきれいだし、茄子もおおきいし。
卵焼きもぽてんとまるく大きく焼けた。
最後におにぎりをにぎってもらって、
いろんなタッパーにおかずをきゅうっと詰めて、いざ出発。
自転車で荒川沿いまでは30分ほど。
思った以上にすいすいすんなり行けて、土手の上のベストな位置を確保。
草の上に座って、手ぬぐいにつつまれたおべんとを開く。
涼しい川沿いの風が通り過ぎていく。
どーん、と数秒遅れて聞こえる花火。
間隔置かず、どんどん打ち上げられる花火を見ながら
一年間、この瞬間のためにいろんな思いを懸けてきた職人さんを想う。
あがって数秒の、煌めき。
吸い込まれるようなきらきらを見ていたら、
自然と目の前がこどものころに戻った。
「今日は花火」と楽しみにして、晩ごはんは少しにして、家族みんなで車で出かけた玉島の港の花火。まだ空がほんのり明るいころに車をとめて、なんとなく席とりをした。
花火が打ちあがる前に出店をぐるっとお母さんとみぃと歩いた。
お父さんのすきなたこ焼きやフライドポテトを買って戻ると、花火が打ちあがる時間だった。
首が痛くなるほど間近で、見上げてた花火。
あまりに大きくて、毎年見ていてもびっくりしてた。
打ちあがるたびに、みんなで拍手をした。
大学1年生のころは、円通寺の丘の上でもみたなぁ。
お母さんとみぃと三人でおべんとをひろげて。
焼きそばや卵焼き、食べきれないほどのおいしい楽しいお祭りのメニューが並んでた。
大学3、4年生の夏には、家のベランダに机とブルーシートを出して、
大皿にてんこ盛りのいろんなおかずを囲んで、後ろに花火を眺めながらみんなで乾杯した。
私もみぃもタンクトップにショートパンツで。
一年に一回しか出ない3階のベランダでのこの夜を、待ちに待ってた。
今年。
ひさしぶりの花火を、私の記憶の中の「花火のメニュー」の種類のおべんとを持って、冷やしたビールも持って、一緒に土手まで自転車飛ばしていった。
目の前の圧倒的な迫力で打ちあがっていく花火のきらきらが、
いろんな記憶と好きな音楽といっしょになって迫ってきて 気がついたらまた泣いていた。
最近 涙腺ゆるすぎるな。
混む前に、とひきあげながら 後ろに花火を見るのまで こどものころにそっくりだった。
こうして、おべんと持って 一緒に花火を見ながら わぁって手をたたけること、
もったいないほど幸せだ、と思いました。
また、毎年恒例にしたい行事が増えた。