くうきのいろ: 2009-10-02

2009-10-02

申さんにおそわったこと

今回の10FWの企画は申さんは一切絵型は描かない。
なので稼働は深澤さんと私のふたり。

でも やっぱり二人だけだとネタがつきるのも早く、目線があってれば合ってるほど 見るところも似てきて 広がりがなくなる。

今回 申さんは、アイディアは提供する役に撤して、毎日 いろんな画像を「今日の分」って渡してくださる。

それをみると、はっとする。
いろんな幅のアイディアがそこにあるから。

わたしはつい「今まさに旬なもの」につい目がいってしまって、そこからはみ出したものは自信がないのも手伝って、排除してしまう。
でも、申さんのをみると、旬のものはもちろん、それプラス「申さんがおもしろいと思ったアイディア」があって、そこからいろいろ考えられる。

その画像がまさに隅から隅まで当てはまることは重要じゃなくて、「おもしろい」「新しい」のポイントを見つけることが大事なんだと知った。

そのポイントを、今の、そしてこのブランドのテイストに落としていくことが大事なことなんだなぁ。
RESEARCHの意味はそこなんだった。

写真をまるまる絵に写すだけなら誰でもできる。

しっかり私の味つけをして、想いを込めて、誰かに着てもらう他にはないものにしていく作業がこの会社でのデザインなんだ。


あとは その想いをいかに、すぐに形に落とせるくらいにまで消化して、きちんと人に伝えられるか。


有意義な一週間だった。

やったあ

今日は 今週描き貯めたデザイン画を先輩とふたりで整理して構成していった。

もやもやが続いた毎日。
ローラのわたしが一番苦手とする、グラムロックやグランジがでっかいテーマになっていて
わかるけど わからない、みたいな、気持ちの悪い毎日だったけど
ひたすら 合間を縫って描いていった。

まずまずの40型強。

それをふたりでああだこうだいいながら ボードにまとめていった。

夜もふけると なんだか楽しくなってきて
まるで文化祭の前みたいだった。

始めて数時間。
ふたりで90型ほどの絵型を なんとか明日のプレゼンまでにおさまるところにもっていけた。

初めて、洋服をつくる、ということのたのしさのはしっこを掴んだ気がした。