くうきのいろ: 2010-01-31

2010-01-31

欠片

4人揃っての夜は
始終 キラキラが目に見えるくらい 眩しい光で満ちて、取り巻く空気の粒子がたっぷり温度たくわえて、笑い声が起きるたびに ふさぁって あたたかな風を巻き起こすようだった。

紙飛行機みたいな小さな飛行機を見送ると、そこにはふたり 取り残された私たちがいた。

かけらが欠けて
温度ががくんと下がり
ぬるい空気になった。


お砂糖の泡ように
ふしゃっと消えてなくなった。