くうきのいろ: 2009-07-20

2009-07-20

橙色の空



デジカメをさがしに新宿にいって帰り道。

今日は土用の丑の日。

小田急百貨店の地下の
うなぎの破格さに びっくりして、やっぱりいつもの街で買うことにする。

その帰り道、
わたしの課題をひとつ見つけた。

もう少し、敏感になろう。毎日 口に入れるものに。
平和ぼけなのかもしれない。

お母さんはいつも私たちに、多少高くても正しいものをと気をつけて 毎日ごはんを作ってくれてた。

きちんと 教えてくれてたのに。
おばあちゃんだって、無農薬で毎朝毎晩愛情こめて育てた野菜を私たちに食べさせてくれたのに。

それを無にするみたいだ。


無知は怖い。

自分ひとりの話じゃない。
愛する人の健康までも預かっているのに。

きちんと理解したい、と思った。


帰ってきて反省の空気の中、カメラを手に再び出ていく彼。

しばらくして帰ってきて
「ちょっと外 でてみない?」と。

出てみると
映画みたいな 焼けるような橙色と薄蒼の溶け合う空の色。

天は動いてる。

刻一刻と色を変えていく。

今日の この色の この空をいっしょに見よう、と誘ってくれたこと、
あぁ ありがとうだなぁ、と思った。


晩ごはんの鰻は
とてもおいしかった。