今のわたしのいるところと、その中でいかに自分が麻痺し、本来の素直さをしまいこんでいるか、が。
会社に守られている、そしてその囲いから自ら出ることを怖れてる。
この囲いの中では、今の延長線上でちからを発揮していれば、完全に守られ、名誉とお給料は安泰で充分な生活は約束されている。
自分のデザインが、たくさんの工員さんたちの手によって作られ、世界中で売られ、着られる。
それなのだ。
お給料ももちろんだけど、自分のものが幅広い人にきてもらえる、それが魅力的なのだ。
でも。
ある意味、それはただの自己満足でもある。
キャリアってなんだろう。
人生ってなんだろう。
順風満帆にこの先の人生を歩んでいくと安心してた矢先。
仕事をとるか。
こころをとるか。
の選択。
週末を 静かに過ごし、考えた。
現実的に考えて、わたしにひとりで暮らすことが可能なのか?
否。
なんとかやりくりできたとしても、仕事の達成感は味わえるとしても、ほんとの意味での幸せは感じられない。
なんのためのキャリアなのか。
人生ってなんだろう。
わたしにとって。
神戸で感じた、あの、小さな世界ながらも中身のある、あたたかでキラキラしてる世界の、直にこころに響いてくる感じ。
ほんとのわたしは ちゃんと道を知ってるはずなんだ。