くうきのいろ: 2009-12-05

2009-12-05

海浜幕張アウトレットモール探検

たのしみにしてた、初めてのアウトレットモール探検の日。

木曜日の夜に、横浜のか、海浜幕張のか、どっちにいこうとHPを見て 横浜のにいこうと決めた。

朝起きると 出発しようとしてた10時にちょうどいいくらいの時間。
のんびり準備をして ゆうくんを9時半頃に起こす。

ちょうどいいはずだったけど、洗濯をしたり用意をしたりしてたら
いつものふたりらしく、いつのまにやら出発予定時刻は過ぎて 家をでた。

途中おにぎりを買って食べながら駅へ。
駅へついたとき、はたと気づいた。

「何駅やったっけ??」

いつものふたりらしく、あれだけ前々日から楽しみにしてわくわくだけはしてたのにも関わらず
肝心な、目的地自体どこだったかも行き方も調べ忘れて 意気揚々とくりだしたことに気づく。

携帯ってべんり。
そこでゆうくんが横浜と幕張をしらべてくれたら、横浜まではなんと1時間半もかかってしまう時間帯だと発覚。
急遽海浜幕張のほうにいくことに決め、予定のとは反対方向の電車に乗った。

赤羽で京浜東北線にのりかえ、東京駅で京葉線に乗る。
なんだかよく止まるなあ、とおもってると、実はそれは海浜幕張行きの各駅停車の電車だったり。
がらーんとした車内にコートにくるまれて がたごと静かにうとうとしながら 12時過ぎにやっと海浜幕張駅に到着。

ついてみると、一瞬予想外にちいさいのでは!と思ったけど
近づきながら あ、予想くらいだ、と笑う。

一番の目的だったCOACHのファクトリーを覗いて、予想外の盛況ぶりにびっくりしつつ
そこではやっぱりなんにも買わず、出口のところで会員限定の薄いミラーをもらって出た。
ゆうくんが関わった、セールのお知らせのハガキを、レジの長蛇の列に並ぶひとたちみんなが手にもっていて
それをみたゆうくんが感激してる様子に また感激した。

ぐるりとアウトレットモールを歩きながら、おおっと??ここで1日過ごすのはきびしいんじゃないか?とふたりとも少し不安になる。
でも、館内案内図をみて、いきたかったところが実は別館だったとしり、そちらへいくと 突然楽しくなってきた。

入ったところからvanessa brunoがあり、その向かいにB.C.STOCKがあり、
その隣にはTomorrow Land、United Arrows、SHIPSとセレクトショップのアウトレットが続いていて
なんだか うきうきたのしくなる。

Vanessaで欲しかったカットソーが半額以下になってるのを見つけ、迷わず買った。
ブラウスも「お勉強になるから買いなよー」というゆうくんのことばに後押しされて 一緒にかった。
素敵なものは それだけでうれしくなる。
カットソーで出来る幅がこんなにあるのか、とおもって、もっともっといろいろ見ようとおもう。

こんなふうに じっくりゆっくり洋服のお買い物だけのために ふたりでお店をみてまわる、っていうのは 普段だとなかなかあるようでない。一つの街のなかをあっちやこっちやするのは大変だけど、こんなに隣通しで並んでいてくれたら、何度でも あっちとこっちで見比べられる。
「モールってすごいねえ」といいながら いろんなお店のネクタイやダウンコートを比べながら ぐるぐるまわった。
お買い物の日っていうのもいいおやすみだなあ。

メンズのフリースやダウンやTシャツやスウェットをたくさんたくさん見えたのも すごく勉強になった。
追加でデザインが必要になったとき、わたしはううんと困るだけ困って思いつかないのに、つるみさんやふかさわさんはさらっと描いてしまう。
その度にへえーと思ってみるデザインは、ちょっとしたディティールが盛り込まれていて、適当じゃない感じがする。
カットソーは素材が命で、デザインはその素材の特性を生かすちょっとしたディティールだけでいいんだとは、気づき始めてた。
でもそのディティールが実はまたむずかしく、テイストにあったものじゃないとただのちぐはぐな雰囲気のものになってしまう。
先輩たちのデザインの中にあるディティールは、実はちゃんとそれぞれのテイストに根ざしたディティールで、世の中のしっかり作られた洋服には きちんとそれが使われてるんだなあ、と今更ながら気づいた。
ミリタリーとかトラッドとかワークとか、テイストのルーツがあるものならばなおさら、きちんとルーツを解釈したものじゃないと、説得力と意味のあるデザインにはならないんだと、ほんと いまさらながら気づいた。


ゆうくんもいいネクタイをかえたし、わたしも素敵なカットソーをかえたし、いろいろみえたし、大満足でモールをあとにした。

モールのあと寄った、念願のカルフールでは、あまりのイオンっぽさにびっくりしつつ、
それでも思い描いてたでっかいスーパーの雰囲気を味わえてたのしかった。
普段なら買えない形のパスタをお手頃価格で買えたし。

大雨のなか、濡れないように駅まで歩く道々、ほかほか満たされた気持ちでいっぱいだった。
帰りの電車を カルフールで買った量り売りのJelly Bellyを食べながら待って、
すこし遅れてきた電車にのりこむと、ちょうど二人分あいていた。
街灯がぼんやり雨の中光る様子を眺めながら ぬくぬくの座席に座って、
とろとろ居眠りしながら40分、きもちよく揺られて東京駅まで帰った。