くうきのいろ: 2010-10-11

2010-10-11

お父さんお母さん東京へくる

日曜日 朝起きると前日からの雨がしとしと。

うう せっかく父さんと母さんが来るのに…とおもってたら
日が高くなるにつれ お日様が。
さすがの父さん。最強の晴れ男。

お昼前まで引っ越し準備でわたわたして 部屋の中がすごい状態になってたけど
とりあえず大慌てで片付けで、駅前で落ち合い、お昼ごはん。
今まで6年間、前を通っては中をみて、一度も入ったことのなかったお蕎麦やさんへ行ってみました.

なんと、これがすごくおいしかった。
4人でびっくり。

東京の蕎麦は 醤油辛い、が上京して10年、ずっと頭にあって絶対外では食べなかったのに
がらがらっとこのお蕎麦でそれが崩れ落ちた.
そっか、おいしいのはおいしいんだな。
偏見もってて ごめんなさい。


新しい家を見てもらう。
入った瞬間の新しい畳の匂い。
部屋を見るのは2回目だったけど、見ればみるほどわくわくする部屋。
お父さんとお母さんも 『いい部屋見つけたなあ』と安心した様子。

部屋をみたところで、メインの用事、家電と家具を見に。
一日で全部まわるつもりだったけど、やっぱりこういうときに電車は不便。
線を乗り継ぎ、乗り換え、駅構内をひたすら歩き、は両親にはちょっとつらそうだった。

家電を買う場面でいつも思う。
お父さん、というのは偉大だと。
必要なことだけを聞き出し、時に話を遮り、ずばっと言いながらも 店員さんの気分は損なわないよう持ち上げるときは持ち上げる。
うまいなあ、と。そして、できないなあ、とおもう。

一日でやっぱり買い切れなかったから、二日に渡って家具家電をみにいったけど、
あらためておもった。

私はどれだけ 両親に守られ、大事に育てられてきたか、ということを。

世の中、ごまんと家族はいる。
それぞれ 全部ちがう。
わたしにとっての家族の形は、ただひとつ。
強いお父さんがいて、よりそうお母さんがいて、ころころはしゃぐ子どもがいる。
何一つ 家族に不自由なんてさせないで、いつも余裕で笑って どっしり構えてるお父さん。
心配性でときに子どもと喧嘩したり嫌がられたりするけど、結局は一番の理解者で誰より安心する存在のお母さん。
私にとっての家族像って、これだ、としみじみおもった。


今回、お父さんが私に少し距離をおいてるような気がする場面が ちらほらあったのが 少し気になる。
一人の大人に対しての態度だったような。

それでもやっぱり、妹と4人でいるときの空気は
これこそが家族、という、まるーいドームの中にいるような 
ふんわりぬくい 泣きそうにやさしい空気だった。
吸い込んでも吸い込んでも足りないような気持ちになって
ひたすら全身で味わっておこうとしてた。


羽田空港から飛び立った飛行機を、遠くとおく豆粒みたいになるまで見送った.