くうきのいろ: 2011

2011-03-09

会場とうちあわせ

会場である、3331 Arts Chiyodaにお邪魔して 打ち合わせをしてきました。

担当の方が来るまでの間、一階入ってすぐのラウンジに座ってると、
大きな窓ガラスから入る日差しがあたたかくて ひなたぼっこをしてる気持ちになりました。
いつも ここでは、家族連れが遊んでいたり、デートのふたりがいたり、
打ち合わせの人がいたり、ただただ のんびりしにきている人がいたり、
カフェのごはんをラウンジのテーブルで食べている人がいたり、
いろんな人が それぞれ思い思いのかたちで 時を過ごしていて、
心地いい穏やかなにぎわいがある。

昨日は たまたま閉館日だったから
いつもとは違う 静けさがあって、
あたたかい ぽかぽかの陽気もあって、
ちょっとひとりじめ気分だったりした。

打ち合わせも なごやかおだやかに終わり、
さてさて、会場内のレイアウト、そろそろ本気で考えないと...!!と 
ちょっと おしりに火 つきそうな、まだ練れるような。

たのしいレイアウトにします◎

2011-03-07

展示会のお知らせです

今日 展示会のDMが刷り上がりました。

atelier nae 1st展示受注会のお知らせです
「たおやかに 遊ぶ 布とからだ」をコンセプトに、
女性のしなかやで たおやかな美しさをひきだす洋服をお届けします。
展示会中、商品をご予約いただいた方には展示会価格でご提供いたします。


   ■会期 : 2011年3月25日(金)ー3月27日(日)
 ■時間 : 11:00-21:00
   ■会場 : room 203
              3331 Arts Chiyoda
      101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14
東京メトロ銀座線末広町駅4番出口より徒歩1分
東京メトロ千代田線湯島駅6番出口より徒歩3分
都営大江戸線上野御徒町駅A1番出口より徒歩6分
JR御徒町駅南口より徒歩7分
JR秋葉原駅電気街口より徒歩8分


会期中、現在 さまざまな分野で活躍中のダンサー、朝弘佳央理さんと伊藤さよ子さん 2人によるインスタレーションを行います。
3/25(金) 20:00
3/26(土) 14:00 / 17:00 / 20:00
3/27(日) 14:00 / 17:00 / 20:00

ふたりとも、からだのまわりに色を纏っているみたいな存在感の持ち主で、
一挙手一投足がほんとうに美しく 力がある。
わたしが洋服をつくる上で、コンテンポラリーダンスの美しさは いつも とてつもない刺激をくれる、欠かせないものです。
普段 ダンスに興味のない方にも、からだとその動きの美しさを楽しんでもらえると思います。
ぜひ こちらの時間にも 気軽に遊びにきてください。

会場の 3331 Arts Chiyodaも、元中学校をギャラリースペースに改修した面白い場所。
なので、会場の203は元教室です。
他の元教室/現ギャラリーでも 常にいろんな企画が行われているし、
併設のカフェのごはんも おいしいです。
のんびりする感じできてもらえると うれしいです。

DM送付ご希望の方、mail@atelier-nae.comまでご連絡いただけると お送りします。


印刷屋さん、すごく早く、きれいにあげてくださり、ほんと感激。
ぜひ みてもらいたい。

2011-02-18

織りネーム できました

ついに 来ました!
織ネーム。


ブランドの名前が入って、洋服についている、あれ。


これを、今 縫いつつある洋服たちにつけていく。
どきどき。
楽しみ。

2011-02-17

ここ数日



めっきり日記をかかなくなっていて、なんだか このまま するすると通り過ぎていってしまいそう。
なので、写真で記憶。


先週 土曜日。
友達 あやけの2ヶ月遅れのお誕生日会。
餃子大好きな彼女には、甘いケーキよりも 山盛り餃子だ、と
お店の人にお願いをして、名物餃子で ケーキ代わりの餃子盛りを作ってもらった。
きっと、あのお店で 誕生日会をしたのは 私たちが最初なんじゃないかな。
たいていのお店では なにも言わなくても うまい具合に電気が消え、
お店の奥から店員さんが「ハッピバースデー」を歌う もしくは 音楽がかかってケーキが運ばれてくる。
けど、ここは 普通の中華料理やさん。
店内 わいわいにぎわってたと思ったら、「停電?!」と一瞬全員が息をのんで しーぃんとなるほど突然の消灯。
音楽も突然 無音に。
なに?なに?!と、企画した 私たちでさえ ちょっとびびる。
しぃん・・・が続いて しばらくしたあと、このでっかい餃子盛りが運ばれてきて、私たちのテーブルに。
この餃子、写真ではわかりにくいけど、一個のサイズが手のひらサイズ。
一つ食べたら、2つ分のボリューム。
大きさと 意外さと ボリュームに 5人ともテンションあがったはいいけれど、大きすぎて 完食できなかった。


あやけに似合いそうなピアスを手作り。
神戸のアンティークのパーツやさんで見つけた、ビンテージのコットンパールを使って。
よく似合ってて うれしかった。


 日曜日のお昼。
なんとなく、パンが焼きたくなって、焼いた。
我が家の定番になりつつある、ミルクがたっぷりのミルクハース。
あんまりおいしくて、3枚も食べてしまった。
 午後から 近所の散歩へでかけた。
うららかな、という言葉がぴったりの、2月にしては あたたかでぽかぽかの午後。


石神井川沿いを歩いていたら、なんと、見つけた。
さくら。
河津桜。
ぽんぽんに膨らんだつぼみがたくさんついていて、見てるだけでうれしくなった。






と 一転、月曜日の夜。
あれ?静かになったな、と思って 外を見てみると 驚いた。
白銀の世界になりつつあった。
しんと すべての音が 吸い込まれて しずかだった。
粉雪が はらはらはらはら 次から次へ空から降ってきて、清められてるみたいだった。

2011-02-11

2度目の風邪

この冬 二度目の風邪をひきました。

風邪なのか、知恵熱なのか。

前回も、今回も、自分にとって おおきなできごとが終わったあとにがくんと熱が出るタイプで。

昨日丸一日、ベッドの中から出ることができず、たくさんいろんな夢を見ながら、過ごしていました。
今日はもう熱もさがって、頭痛も終わり。

でも外は雪。
治しきってしまいたい。

2011-01-11

Macがうちにやってきた


使っているMacに今まで不便を感じたことはなかったのに、
引っ越して 無線LANになったり、携帯電話をiPhoneに変えてからというもの、
ことごとくバージョンが古すぎて いろんなことができないことが判明。


年が明け、夫も携帯をiPhoneに変え、めでたい、ということで
お年玉気分で 念願のOS 10.6のMacがついにうちにやってきた。


すばらしいー
画面のきれいさも、薄いキーボードも、マウスも、ほんと 美しいとおもう。
パッケージも、こんな薄っぺらい中に入ってるの?と思うくらい 薄い箱に入ったキーボードとマウスと、
あとはディスプレイのみ、という最小限に抑えられて、
開けた後の あのいやなごちゃごちゃしたゴミが出ない。
電源を入れたら もうネットにつながる、という、10年前には考えられなかった簡単さ。


ほんとに コードが嫌いで嫌いで仕方なくて、
世の中 全部ワイヤレスになればいいのに、なんて思ってしまう私は
朝起きて、机の上に置いてある すっきりとして 存在感がないのに、たたずまいがきれいな姿を見ると
ほぅっとそれだけでうれしくなる。


と もう大勢の人が知ってるであろうことを こんなに書いてしまって 恥ずかしいですが、うれしいのです。









2011-01-08

新年会

土曜日。


ESMODのみんなで 我が家で新年会。
すっかり写真を撮るのを忘れてしまっていたけど、
初めての大人数をお迎え。
総勢8人!
ありったけのいすを集めてみたけど 一個足りなかったり、
お皿もフォークやスプーンもいろんな大きさで、ってなってしまったけど。


今回はお料理は大勢が食べやすいものを。


恒例になってきたピザ(今回のトッピングはトマトソース、ベーコン、パプリカ、ピーマン、ゆで卵)、
出汁巻き卵、マッシュポテト、バジルと塩で漬けた豚肉のソテー、生ハムとアボカドのグリーンサラダ、ローストビーフの野菜巻き。
あと、足りないかも、とミルクハースパン。


かなりホームベーカリーとなかよくなってきて、今回のピザは今までで一番ふくらみがよかったし、
パンもふんわりおいしく焼けた。


これに、みーくん夫妻が持ってきてくれたケンタッキー(生まれて初めてのバーレル!感動しました)や
けいちゃんたちが持ってきてくれたお寿司もプラス。


やっぱり8人となると、多いかな?と思った料理もぺろりとなくなって、
作った甲斐あったなあーと きれいになくなったお皿を洗いながらうれしくなりました。


けいちゃんとマツフジが持ってきてくれたケーキ、
イチゴやチョコレートがこんもりと盛られて 見るだけでうれしくなるようなケーキ。
おいしかったし うれしかった!


やっぱり お客様を迎えると、そのたびに家に灯がともる気がする。
熱を帯びる、というか。


うれしいこと。

2011-01-05

お母さんの味

私の味、っていうのが 早くできればいいのになあ、とおもう。

そのくせ、「おいしいものが食べたいなあ。わたしの味はもう飽きた」ともおもってた。

だから、今回の帰省は本当に待ち遠しかった.
お母さんの料理が食べたくて。

以前、「さなえたちにとって 母さんの味ってなんなんだろうねえ」とお母さんにちょっと悲しそうに言われたとき、
すぐには答えられなかった。
肉じゃが?とおもったけど、なんだかそれも違う気がして。

でも、今回、ものすごくはっきりとわかった。

全部、ぜんぶがお母さんの味なんだ、と。
ちょっとしたものまで。全部。
と同時に、私にとってのナンバー1の「お母さんの味」が何かもわかった。

30日のお昼ごはんに おにぎりと焼き鮭と卵焼きを作ってくれたとき。

卵焼きを口に入れた瞬間、体中のちからが抜けていくみたいな感覚に陥って、
思わず ため息がことばになって出た.
「あーーー、かあさんの卵焼きの味がするー。おいしいー」と。

そのときは、なんであんなに卵焼きでそう思ったのか あんまりよくわからなかった。

でも、4日、東京に戻る日に持たせてくれたお弁当を、新幹線の中で食べた時。
決定的になった。

開けて目の前にあらわれたお弁当は、往年の迫力(中高時代は本当にすごい品数で、学年中に有名だった)は衰えたとはいえ、ぎっしり詰まったお弁当は それだけで懐かしかった。

蓋にひっついちゃって半分はがれた海苔のごはん。
3層になっていて、真ん中にお手製のおかかのふりかけが敷きつめられていて、
食べると白ごはんの甘さと、おかかと、海苔がふわーっとくるんでくれるように美味しかった.
もうそこで涙目になっていたんだけれど。

卵焼きを食べた。
もうだめだった。
それはお母さん独特の出汁のきいた卵焼きで、口にいれた瞬間に 大粒の涙がこぼれてとまらなくなった。
わたしのからだはこれで育ててもらった、と、頭よりからだと感覚の方が正直で、
言い表しようのない、嬉しさありがたさ哀しさ寂しさ懐かしさ、全部の入り混じった気持ちがこみ上げてきて止まらなかった.

拝むような気持ちで 全部食べきって、胸がつまってしかたなかった。

お母さんのわたしへの想い、濃く、濃く、詰まってた。
ありがとう。

2011年のお正月

明けましておめでとうございます。


2010年、めまぐるしく、取り巻く環境が一気に変化した一年でした。
去年のお正月が遠い遠い昔のよう。
とまどったり、うれしかったり、誓ったり、決意したり。
名字も住む場所も働く場所も変わった 変化の年でした。


2011年を迎えるお正月もまたいつもとは違う、新しいかたちのお正月でした。


去年のお正月、「もう今年がここで過ごせる最後の年なんだ」と 実家での3日間、
できるだけすべてのことをからだに染み込ませておこうと 全部の神経をこまやかにして吸い込もうとしてた。
けど、夫となった彼の優しい気遣いのおかげで、
去年よりも長く、そして 去年よりも賑やかな 楽しいお正月となりました。


27日に私が一足先に岡山へ帰省。
お母さんとカートを押しながら 暮れのお買い物へ。
お正月のメニューの相談をしながら、たくさんの食材を吟味しながらカートに入れていく。
もう それだけで、しあわせだった。
スーパーでカートを押して あれやこれや、これはどう?あれ食べる?その会話だけで
帰ってきた喜びで胸がいっぱいになった。


29日に夫 合流。
その日の午前中にも 前日からお母さんと計画してたお買い物リストを持って、その日の晩ごはんの手巻き寿司の材料を買い出しに。
スーパー開店と同時にいくなんて、それはもうお祭り気分。


30日にはお父さんが午後から瀬戸大橋を見に連れて行ってくれた.



ひさしぶりの与島で おみやげを買ったり、展望台にのぼったり、ソフトクリームを食べたり。
近いのに観光気分。
鷲羽山ハイランドそばのホテルで、眩しく輝く瀬戸内海をみながら、ほてるようなあったかさの喫茶店でお茶を飲んだ。


31日は毎年恒例のお餅つき。
今年は私の役目である、お餅監督係を夫にゆずり、みんなで丸めた.
毎年おもうけど、お餅が丸められて 静かに並んでいる姿は ほんとうに愛らしく神々しい。



おばあちゃんの手打ちそばも いつも通り、とてもおいしかった。
おばあちゃんは「こんなのほかでは食べられんでー」と誇らしそうに 何度も言ってた。


1日には数年ぶりに最上稲荷に初詣。


なんだか お金の匂いがますます増してるような気がした.
おみくじ、5人全員凶もしくは大凶だったし。
夜は、壊れかけのおなかながらも、おなかいっぱいすき焼きを食べた。


2日には大阪へ新年のご挨拶。
途中 神戸の北野天満神社に寄り、お詣り。
結婚式から3ヶ月。
式を挙げた場所は それだけで 近い場所に思えた.
夜ごはんは3家族一緒にお食事。
わたしは恵まれてるなあと改めて噛み締めた。


3日。
実家で過ごす最後ののんびりの日。
朝から お父さんとお母さんとひたすら箱根駅伝の応援。
歳を重ねる毎に 面白さが増す.
子どものころは あそこまで面白いとも思わず、「いつもついてる番組」程度の認識だったのに、
いつのまにやら身を乗り出して、感情移入しまくって観てて、必ず泣いてしまう。


終わって、お父さんと近くの電気屋さんへ。
うろうろしばらくして お父さんがほいっとプリンターを買ってくれてしまった。驚いた。


晩ごはんは6時くらいからのんびりゆっくり食べた.
このお正月、何度目になるだろうかの乾杯。


夜、お母さんはすっかり疲れて寝てしまい、私ひとりテレビの前で暇を持て余してると
外から帰ってきたお父さんが ぽいっと私にみかんをひとつ。
くれるのかと思いきや、「あー、さなえは優しいなあ、お父さんに剥いてくれるんかあ」と冗談。
これぞ お父さんの優しさだなあと思った瞬間だった。
剥いてあげたみかんを美味しそうに食べ、おもむろに「どれ、早苗の相手をしてやるかあ」とオセロを取り出し。
「暇なのか」と聞くわけでもなく、かしこまった話をするわけでもなく、ただただ ゆるゆる一緒に時間を過ごしてくれた。
お父さんだなあ、とじんわりとした。