くうきのいろ: 2010-10-03

2010-10-03

結婚しました



2010年10月3日 日曜日
神戸北野天満神社にて 無事 結婚式を挙げることができました。

1週間前から毎日お父さんお母さんとはらはら天気予報を見ては一喜一憂、
1日には妹と一緒にてるてる坊主を4つも作って祈ってみたり、
なんとか10時から30分だけでいいから 雨よ降らないで、と祈ってたのが届いたのか、
無事、北野天満神社の櫓の下にて、誓いをたてることができました。

信じられないくらい あっという間の数時間。

でも、じわじわと思い出されてくるのは、大好きな人たちの笑ってる顔ばかり。

これが噂にきいてた「結婚式はぜひ するといいよ。大好きな人たちに囲まれて ほんとにしあわせだから」の場面か、と、できるかぎり目に焼き付けようとしてた その光景は、細かい光の粒子が舞ってるような きらきらの光景でした。


ないから安心して、と嘘ついてた、両親への花束贈呈のとき。
お父さんとお母さんの前に立ち、お父さんへ先にブートニアを胸のポケットに挿したとき、
堪えきれず、こどもが泣き出すような突然さで うっ、と顔をくしゃっと赤くして 下を向いて泣いたお父さん。
お父さんの涙は 生まれて初めてでした。
今日は絶対に泣かないんだ、楽しく笑って過ごすんだ、と決めてたのに、お父さんの涙は無理だった。
「とっちゃん、泣くな!」のおばちゃんの言葉に 余計に涙が溢れてきて、
子どもの頃からのことが一気に頭をかけめぐって、
お父さんとお母さんが作り上げてきてくれたものの大きさを あの一瞬で実感した。
いつでも笑って いつでもなんでも応援して、わたしを一人の大人にしてくれたお父さんお母さん。

ずっと小さい頃から見てきた、
お父さんお母さんの結婚式から私の幼少時代の頃の写真の まさにその段に、今自分が立ってる、と思うと、どうも信じられない気持ちになる。
あれは「お父さん お母さんの」つまりとても大人な出来事であって、そこから私の歴史も始まった、とてもとても真似できない歴史の始まりであって、まさか 今 自分が、その同じポイントにいる、とは思えなかった。

けど、あのお父さんの涙は、ひとつ、わたしを送り出す涙なんだろう、
お父さんが いつも以上に とても大きく見えた。


10/3 19:20
神戸区役所にて 婚姻届 提出しました。