くうきのいろ: 200909

2009-09-29

デザイン画描き

絵、うまくなりたい。

思った形が逃げないうちに描きとめておけるように。
1人、インクペンでさらさらデザイン画を描くデザイナーさんがいて、絵の雰囲気も好きだから なおさらいいなとおもう。

ひとつ考えながら描いてるうちにもう気持ちは「描けない」にむいて試行錯誤が始まる。
そのうち、さっき思いついたアイデアはどこか彼方へいってしまってる。

うんうんうなりながら
雑誌の切り抜きを眺めてる時間の長さに愕然とするし。
あれだけリサーチに時間かけたのに。
あれだけいいものをたくさん吸い込んだはずなのに。ないわけなくて、わたしの頭の中に種は撒かれてあるはずなのになぁ。


やっつけ仕事と片付け仕事になったらだめだ。
もったいない。
来年秋冬にお店に並ぶ商品は いましか生まれる時がないんだから。
そのときの喜びを得るチャンスも今だけなんだから。

2009-09-28

The September Issue

これ、パリのコレットのウィンドーに
どかんとポスターが貼られてた映画。

プラダを着た悪魔、のつづきなかんじ。
アナ・ウィンター本人が結構ながいインタビューにこたえたりして
いいドキュメンタリー映画なきがする。

こちらは英語版。

日本版は「ファッションが 教えてくれること」だそう。
11/7 新宿バルト9にて。

からだがへん

貧血なのか 低血圧なのか
からだのだるさが尋常じゃない。

朝 起き上がれなかった。
2日もつづけて。

なんだろな。

動悸とめまいがして
大学三年生の病気のときを思い出して、ちょっとこわくなった。

明日の朝は きちんと起きれますように。

モードってなんだ?

パリ出張以来、あたまの中を渦巻く自問自答。

モードってなんだ。


昨日 夜、雑誌を見ながらずぅっと考えてた。

必ずしも色じゃないんだ。
やりきること。なのかもしれない、と霧のような思いが浮かんだ。
辛いばかりがモードじゃない。
甘いなら 甘いをつきつめてやりきる。意表をつくくらい。
それを甘ったるくただのぼんやりふわふわに仕上げないのはコーディネートの力だ。

スウィートでハッピーなものもモードになりうる。

というより わたしが目指すべきモードが、スウィートでハッピーなものなんだろな。

ちょっとだけ すっきり。

2009-09-24

黒い服

今回の出張で一番衝撃的だったこと。

それは黒い服の防御力の強さ。
と同時に色ものの弱さ。

わたしはどうしてもペールトーンにばかり目がいくし手にとってしまう。
クリーム色や杢ベージュ、コーラルピンクや淡いブルーグリーン。
それに、いろんな色が入った大柄の花柄。
流行り廃り関係なく 子どものころから ずっと。

でも 今の流れの中
特にいわゆる「業界」といわれる中では
圧倒的に色ものは弱者みたいだ。

ロンドンパリで
毎日わたしひとりだけが色だった。
他の人はみんな頭の先から爪先まで真っ黒だった。
ハイブランドの店が軒を連ねる通りを歩く人たちもみんな黒かった。
そんな中 歩くのは
正直すごく疲れた。
自分が幼稚にみえるようで、ウインドウに映る度 あぁ と場違いな思いがした。

モード=ブラックの根深さを思い知った。

実際 いっしょにいった人が「一目でモード関係者ってわかるよね。とりあえず黒着とけば安心だから。」と 横の人に言うのを聞いちゃったし。

黒を知らないからっていうのもあるんだろうけど、
それにしてもつまらなすぎるんじゃないかな。

安易だ、 とはまだ黒のおもしろさを知らないから 簡単には言っちゃいけないと思うけど、
この世界は色で満ちあふれてるのに その色をすくいとらないのはもったいない。

でも いやだいやだ ばっかりじゃ それもまたもったいない。

わたしも黒を一度体験してみないとな。

それとは別に やっぱりわたしは色がすきだ。
そこが 今のわたしの出発点なんだった。そういえば。

余韻

ほぼ2週間ぶりの朝の満員電車。

今朝は寝坊が心配すぎて
4時半くらいから寝ぼけて起きて、
また寝ぼけたまま床で寝てたり、
そんな頭でお弁当つめたり。

でも今日はやっとからだがかえってきたのか
出張あけのひどいむくみと眠気からは解放された。


月曜日の夜 家族4人がリビングに揃い、みんなで新品種のマスカットを食べながら、房が倒れただけで笑ってたのや、
おととい うちに二家族8人が勢揃いで賑やかに楽しくごはん食べてたのとかが
まるで夢みたい。

あまりに楽しい日が
凝縮されまくって
たった1日2日におさまっちゃったのが残念。

余韻をしっかり味わおう。じゃなきゃ もったいなすぎる。

2009-09-23

今日この佳き日に

正確には昨日。

9月22日 大安。
ほんのすこし 雨の火曜日。

倉敷の実家にて 結納。


朝起きて
おかあさんに言われたとおりに
みぃときゃあきゃあいいながら掃除。

張り替えたばかりの畳を掃除して
床の間を布巾で拭く。
お床のまんなかに 
お父さんの友達の焼き物師が引っ越し祝いでくれて以来ずっといる、しゃちほこの焼き物をどちんと据え、
脇におかあさんの生けた リンドウの花瓶を置いた。


今日この佳き日に の歌があたまをかすめる。
おもわず 鼻歌。


そろそろ長嶋家が到着するというころ
みんなであせあせ着替えてるときに
むこうからおかあさんの鼻歌がきこえる。

今日 この佳き日にー♪

おんなじ歌。
マイナーな歌なのに。
じぃんとした。

家族だなあ。


始終たのしくわらい倒して 
おかあさんの花咲くようなおいしい手料理を食べてすごした
しあわせな一日だった。

2009-09-21

家族4人勢揃い

出張明けの次の日。
出張報告のために出勤。
だから 次の日のために 初めての飛行機での帰省。

どたばた乗って 少しとろとろ居眠りして ふと目が覚めて
目に飛び込んできたのは 窓の外の 一面の赤のグラデーション。
わぁっと見てると 10分足らずでもう降下。

岡山空港に到着するとものの5分でお迎えのお父さんに会えて
飛行機のすばらしさを初めて実感した。
東京を出て たった1時間で もう ただいまだなんて。

お父さんの顔を見た瞬間、それまでの鉛のような疲れや
いろんな不安ごともふっとんで、ただただ これからみんなが揃う嬉しさでからだがふわふわ浮きそうになった。

うちについて 玄関に入ると
冗談みたいに そこにちょこんと座って おじぎをしながら
「おかえりなさいませ〜」と迎えてくれたお母さん。

出張からと東京からのダブルの意味のこもった、普段にはないお出迎えにどきまぎしながらも
お母さんの嬉しさが手にとるようにわかって ぎゅうっときて
「ただいまなさいませ」と へんな返事をしてた。

廊下を歩いて リビングに向かっていると
少し開いたリビングのドアの下のほうに黒い影。

あぁ!っと思って走りよると お風呂上がりのつるんとした顔のみぃ。
いつもそうだけど、ふたりがあうと嬉しすぎて 一気に全身の血が沸く。
ひとしきり みぃときゃあきゃあ言いあいながら ぎゅうぎゅうした。
横で笑いながらみてるお父さんとお母さん。
最近はなかなか一緒に実家に帰ることがなかったから、
ここ1年くらいなかった ひさしぶりの儀式。

家族4人が揃うことのすごさ。

おでんを囲んでのばんごはんや
そのあとの私のおみやげを開けてるときや
新品種のブドウの 桃太郎ジャイアンツを食べてるときの 空気がきらきら輝いてること。
たった一房のブドウであんなにたのしいなんて。
つやつやのブドウがびっしり連なった房をたてて 一粒一粒ああだこうだいいながら おいしいねおいしいねと食べる嬉しさ。
贈呈用なら1万円するんだよ、でもみぃは前それを一人で食べたんだよ、
えー!1万円 ひとりで食べたんー? もったいなーい!のやりとりに
にっこにこの笑顔で
「いっこのブドウだけでこんなにたのしいんだから 安いもんだわ」の父さんの言葉が わたしたち家族のすべてがこもってるような気がした。


帰った瞬間の玄関から香ってた 新しい畳の匂い。
まっさらな 張り替えられたばかりの障子。
さっぱり洗われて 白くなってる部屋全体のカーテン。
取り替えられて綺麗になってるブラインド。
きちんと整理整頓された本棚の中。
増えてるおっきなテーブルと絨毯。

それに、冷蔵庫に貼られた、大きな行事の前には恒例の、お母さん手書きのお品書き。
洗ってお盆に伏せられている 数えきれないお皿の数々。

この1ヶ月、どれだけお父さんとお母さんが
9/22という日のために 時間と想いをかけて準備してきてくれたかを ひしひしと感じた。


じゃあ、明日の朝は早いから、と11時半頃 それぞれおやすみを言って部屋へあがった。

部屋の扉を開けると、さっきまでリビングでごろんと居眠りしてたみぃが うれしそうに待ち受けていた。
それからまた1時間あまり、ふたりで漫画をよんだり 懐かしいシールを眺めたりしてあそんで、
名残惜しみながら おやすみをして 眠った。

むずかしい

ロンドンパリ出張から感じてたこと。

感じて、
しかも開き直れず、
いつもどうしようもなく悲しい気持ちになること。

人間力っていうことばをよく聞くけど、わたしにはそれがない。
あるとしても薄すぎる。
もしくは今の場所があわなさすぎるのかな。

昔からそう。
高校では特に。
苦い思い出ばかり。
初めてカナダに留学した時、どうやっても埋もれてしまって死ぬほど苦しかった。

今、そのときに近い。

英会話を始めた時、
はやくうまくなりたい一心で恥もなにもかも捨てて、からだまるごと私、っていう気持ちで体当たりした。
人は物怖じする人の言葉はあんまり信じない。
だけど わからないならわからないなりに体当たりで頑張るガッツは買われるし、可愛がられる。

私は ものをしらなさすぎて まったくことばをもっていない。

洋服をみて感動はする。
なのにそれを表現することばをもたない。

そうすると自然にくちをつぐんでしまう。
そうすると存在感がもともと薄いのに もっと薄くなって自分で息をするのが苦しくなる。


努力できる余地は腐るほどある。

いいものをたっぷりおなかいっぱいみて
目を養おう。

多少 ミーハーにならないと。

2009-09-18

オペラ前より

今日はパリ会議をなんだか全体的にもやっとした感じで終えて、日本へ荷物を送る手続きをしたあと いったんホテルへ戻って、再びオペラ前へ。

老舗の二大デパートのギャラリーラファイエットとプランタンをぐるりとみてまわると もう閉店の9時。


やっぱりパリは夜になると街が輝く。
昼間はざわざわ、
東京より早足で歩く人でごったがえして きれいとも思わないけど。


今売れてるものと
この先売れるかもしれないもの。
それぞれが何なのか嗅ぎ分け、何が参考になるものなのか整理して 必要なものをサンプルとして買うっていうのはなんなのかよくわからなくなった。


夜、ひさっしぶりのゆうくんの声。

いっきにふかっふかになった。
ありがとう。

2009-09-15

パリ

メトロの階段を上がると

そこには 映画のなかだけで知ってた景色。

目の前にはルーブル美術館。

突然のどしゃ降りの中
ぽぅっと輝くオレンジ色の光。

まるで テーマパークの景色みたい。

ことばがわからなさすぎてすごい緊張して疲れるけど、身に起こっているしあわせをおもおう。

2009-09-12

公衆電話

今日から ロンドンパリ出張。

おかしくなりそうなくらい緊張しまくりで、まったくうきうきもしてない。


でも、8:27 「公衆電話」の表示と着信。

もしや!とおもうと
やっぱりゆうくん。

「いいたいこといっぱいあるけど、
とりあえず、いっぱいさなえらしい写真を撮って、
図々しいくらいになって楽しんでおいで。
将来、お店するときのためにも役立つよ!
だから、緊張しすぎずに、にこにこでいっておいで。」

はりつめてたのが
一気にゆるんだ。

緊張しすぎて いやだいやだにまでなりそうになってたけど、

ふぅわぁって
すごいおっきないい匂いの毛布でくるまれたみたいな気持ちになった。

今、っていう いまが
やっとわたしのからだの中に入ってきて
あたまとからだがぴたっと合った。
やっと わたしになれた。

よりどころがある、足元のしっかり感。

がんばろう。

いってきます。

2009-09-09

到着!

ともだちの、せいちゃんの 洋服第一号が届きました。

ネームとか品質タグとか納品書とか、いちいちきゅんとして、こまかいとこまでじぃっと眺めた。

ネームにつく麻紐や、
取り扱い注意の紙や、
ぜんぶ ひとつひとつじっくりえらんだんだろなぁとおもうと、なかなか紐が切れないな。

がんばってるな。

うれしいな。

大事に着ます。

いつもと違う朝

今日は1日 横浜アリーナで、コンベンションと呼ばれる、グループ会社すべて含む総勢たぶん3000人くらいのでっかい会議。
半年に一度だから、今回は三回目。
前回よりも遠い会場。

というわけで、今日は現地集合。

いつもより一時間遅い電車で、いつもとは違う電車と駅で乗り換え。
しかも、生まれて初めてのデニムのミニスカート。
レギンスはいててもなんだかそわそわ。

今日は寝すぎないよう
しゃんと過ごせますように。

前回は北京オリンピック シンクロナイズドスイミング中国代表監督のお話がすごく感動的で おもしろかったから 今日もそれおもいだしながらがんばろ。

2009-09-08

かたみみイヤホン

朝の電車の中。

とつぜん、
くらっとからだが傾いた気がした。

あれっ?と思ったら
眩暈でもなんでもなくて
かたみみのイヤホンからの音が出なくなっちゃってた。

いろんなボタンをおしたりコードを挿したり抜いたりしても 右耳からはなんの音もでてこなかった。


音なしじゃ なんだかさみしいから
音のでないイヤホンと出るイヤホン それぞれ右左にはめて聴いていた。

不思議なことに
こうなって初めてちゃんと耳の機能を実感する。

いつもは当たり前に
両耳イヤホンからの
頭のなかに響く音に包まれてる。
かたみみになると、
とたんに音の出ない右半身が麻痺してるみたいに、感覚にしゃがかかる。


大学生のころ、眩暈がとまらなかったとき、
元看護師のお母さんに一番にいわれたのが
「耳鼻科には行った?」だった。

まったく理解できなくて
なんで耳??(かあさん、わたし眩暈っていったのに)と 不安になってたくさんインターネットでしらべてみた。

耳が平衡を保つ働きがあるっていうのは高校の生物の教科書にあったような気がするような、とうっすらおもいだしたけど、
初めて このとき 自分の体の中のことに置き換えて、いろんな点がつながった。


っていうのを おもいだして、
今朝は耳のことを考えながら電車に乗ってた。

2009-09-07

あと一週間

もない。
よくかんがえたら。

この土曜日にはもう海の向こうだ。

5年ぶりの海外。

あれだけ、信じられないくらいうれしくて仕方なかったのに
正直、いまは不安だらけだ。

昨日なんて、
ゆうくんとならんで 家に歩いてかえってるだけで
「来週の土曜日はこうじゃないんだ...」ておもったら
なんだかとたんに寂しくて不安になってきて
ぼろぼろ というより ごろんごろん 涙がでてきた。


準備らしい準備ができてなくて
今週も早くは帰れなさそうで
「気づいたら あ、ここ パリ?!」みたいな
不十分な準備でいきそうで、だめだだめだ!
もったいない!

「おとなになったら」くらいの憧れもっていきたがってたとこへいけるんだから。

まわりに気を使ってばっかりじゃもったいない。

行くにふさわしい、と思ってもらえたんだから
あとは自信もって きもちをふわふわにして
たのしさであっためてったほうがいい。

心配性だけじゃ たのしいものなんて うかんでこない。

2009-09-06

氷川神社のおまつり

去年の「来年は本祭だからおっきいよ」と教えてくれたおじさんのことばをきいた時から、ずうっとこころの中で待ち続けてた氷川神社のおまつり。

ある日、桜並木にちょうちんがついた時からわくわくはおっきくなって、
行く行かないに関わらず うきうき心待ちにしてた。

ごはんを食べおわって
ちょっと風邪気味のゆうくんの薬を買いに出た時
むこうから ドンドンと太鼓の音。

あっっっと顔を見合わせて 行こう!っと決めて、
ダッシュでお薬を買いにいって戻ってきた。

カメラと500円玉をポッケに入れて出発。

提灯があかく光る櫓と
まわりで踊るおばあさんやおじいさんや若いお母さんたちや 走り回る子どもたち。

ここに「住んでる」ひとたち。
だれもが今日のこの夜を楽しみにしていて、
盆踊りを練習したり、
町内会で準備をしたり、
浴衣を着せてもらったり。

わたしたちは まだ 外側からみてる。
子どももないし、地域の会にも入ってないし。
旅先のおまつりをみにきた感じ。

それでも こうしてふと秘密の花園みたいな地域の世界に触れて、自分も少なくとも5年は住んでる、と思うと、ここに立つ脚をじんと感じて「わたしは生きてるんだなぁ」とうれしくなった。
数年前には考えられなかったこと。

ずっと根付く場所はここじゃないかもしれない。

でも、いつか こんなふうに、
わたしにも、
「生きていく」場所ができるんだろう とおもうと
走りだしたいくらい わくわくした。

2009-09-05

賭け

目黒のギャラリーであるというさかな展と、出張のお買い物と、エンゲージリングの下見をかねてでかけた。

家を出たときから喉がからからで
恵比寿の駅にあるジューサーバーでフレッシュジュースを飲んだ。
わたしはブルーベリーヨーグルトジュース。
ゆうくんはミックスジュース。

飲みながら ふとみると、
雑誌 WITHの大きな看板のモデルを 一生懸命 携帯で撮ろうとしてるおじさんを発見。
おじさん、といっても、もうおじいさんにさしかかろうとしてるくらいの男の人。
何度も何度も角度と距離を調整しながら 何枚もとってた。
それを見ながら ふとゆうくんが
「こないだ、ああやってビヨンセの写真撮ってるおじさんみたわ」というから
「ああ!あのクリスタルカイザーの」と答えると
ん?とへんな顔をした。

「クリスタルガイザーやろ!?」と言うから
えぇぇ??!となり、いつか わたしもどっちかな?と思ったから
わざわざラベルをじっとみて確認した覚えがあったのを思い出して
「ちがうよ!ぜーったいクリスタルカイザーだよぉ!だって わたし 前みたもん!」と言い張った。
「Gってかいてあるけど 発音はちがうんだ、っておもったもん」と。

よし、賭けよう、ということになり、
100円の賭けをした。

ぷくく ゆうくん まちがってんのにな。と思いながら。

ちょうど目黒でドアがキヨスクの前に止まったから
そのまま飲み物売り場へ直行した。
さすがに不安になってきて ドキドキしながらも 半分以上自信をもって
ビヨンセのボトルを手に取って 裏をじっとみると...

そこにはきちんと
「クリスタルガイザー」と 書かれてあった。


がーん
いままで 何年間もまちがえてきたのは わたしだった。

あんなに毎日専門学校時代飲んでたのに!

でも よかったー 他の人の前で言い張ったりしなくて。


というわけで、約束通り100円プラス47円オーバーの冷たいお茶を買ってあげました。
わたしも半分飲んだけど!

2009-09-02

ごま飴の日

今日は朝いちばんから走り回って、これでもか、っていうくらい汗をかいて、動き回った1日だった。

毎シーズン恒例のおっきな会議の準備と、土壇場でのやり直し会議と、フィッティングが同時進行だった今日、わたしの初めての子たちのいくつかをフィッティングできずに終わっちゃったのはほんとに残念だった。
でも、迷う隙間がなく仕上がっていたから今日のは見れなくてもいいとして、今日会議で使ってたから運良く居残った 一番好きな品番を来週きちんと自分の目でみたい。

絵と実物の差を、きちんと感覚として覚えたい。
どんなことが、大勢にむけての洋服を作るためには必要なのか。
少しの経験が、次の気づきにつながって、だんだん紡がれていくから。


今日は1日中、お母さんにもらったごま飴をポッケに入れてた。
少しなめると いきなりごま団子みたいなごまだらけの丸になる、ごま飴。
食べるたびに粒々がぷちぷちはじけておいしくて、
気づいたらすごくたくさん食べてしまってた。

こないだ 低インシュリンダイエットの本読んで
糖類にはきをつけよ、とか思ったばっかりだったのにな。


仕事が終わって、
お母さんからメールが来てたから電話した。
ごま飴の話をしたら、
まるで眩しい朝みたいな 明るい澄んだ声で笑ってくれるから、ぱぁっとからだじゅう流れる血や空気がかるくなって、ぐんぐんめぐりはじめた。

今日1日、がんばってよかったな。