くうきのいろ: 201011

2010-11-26

スプレーローズとアジサイ・初めてのお客様したく

明日、打ち合わせ兼お久しぶり会として 引っ越し後 はじめてのお客さまがくる。
ということで、昨日から 暇を見つけては せっせと買い出し、
今日は掃除とこまごま整理と お料理の下ごしらえ。
今日の準備は半日もあればできるだろう、とおもってたのに、なんとも 気づくともうこんな時間。

なんせ 2枚もしくは3枚、2つもしくは3つずつしかない、うちの食器たち。
おきゃくさまは3人。
なので お皿もコップも揃えてきました。
けど、肝心の、フォークやスプーンを買い忘れ、さて どうしたものか。


今日、食器を買った帰り道、花屋さんへ寄った。
花がずっと欲しくて、コサージュつくるなら まずは生花みないと、と思うのになかなか買えずにいたけど、今日はいい口実がある、と自分に納得させて。
お店の中は一面バラだらけで、なんか今日はバラの気分じゃないのになあ…失敗だったかな、と思っていたら。
目の前に、他の花に隠れるようにして、ありました。
ものすっごく好みの、少し枯れかかった色合いのアンティーク調の紫陽花。
花心の部分だけが桃色で、花びらは薄い黄色と黄緑色。
名前を聞いてくるのを忘れてしまったのが ちょっと残念。

もうひとつ、お金を払おうとした レジ横に。
見た瞬間 あ、もう決めた、と思った。
イングリッシュローズのスプレーローズ。
濃淡のピンクと、花びらの重なり具合が ものすごく好みでした。

ふたつとも、花屋のおじちゃんのおまけをつけてもらって 3本ずつ買った。
帰りの自転車のかごに さくっとさして 目の前に見ながらこいでると ほんとに幸せな気持ちになった。
花はすごい。
贅沢品だけど この6本で こんなにしあわせになれるんだったら、全然贅沢じゃないかも、とおもった。

帰ってきて、あれこれの花瓶にさしてみた。

アジサイは玄関特等席、D-BROSのフラワーベースに。
ビニール製で使わないときにはぺっちゃんこなのに、水を入れると花瓶になる、えらいやつ。
緑とピンクのグラデーションと、花心のピンクがちょうど気持ちよく合ってる。
                            けど、写真 くらいなあ。

スプレーローズは、この間 ハワイの古道具やさんで見つけてきた、陶器の花瓶に。
                           あ、花瓶 見えない。

うれしいな、一気にお部屋が明るい。


今日はコッコーヴァン(雄鶏のワイン煮込み)とピザ生地の下ごしらえ、
ブリオッシュをホームベーカリーで焼いて、
パプリカのマリネと ピクルスを漬けて、
ちょっとへとへと、でも 楽しかった。

で、まずい。
本題の 打ち合わせ準備、しなきゃ。

2010-11-22

収穫

出発前から 行ってみたくて 場所を調べてた、
Fisher Hawaiiという文房具の卸やさんと、Fabric Martという生地やさん。

Fisher Hawaiiは 街のはずれ、すこし柄が悪くなりそうな場所に どどんとあって、
雰囲気的にはほんと、倉庫。
宝探し状態で 一列ずつ、じっくり見ていった。
たくさん 収穫あり。
綺麗な色のファイルや、タグや、領収書とか。
文房具やさんが開けそうなくらい たくさん買い込んだ。

Fabric Martも バスでいくような、少し離れた場所にあった。
入るとずらりと並ぶ、アロハ柄の生地。
雰囲気は日暮里のトマト的な、どさーっといろんなものがある感じ。
膨大な量の中から 真剣に探し出した。
で、気づいた。
アロハ柄、わたしのずばりど真ん中かもしれない。すごく個人的趣味かもだけど。
もちろん すべてではないけれど。
とぼけた、ふざけた柄や、大柄の花柄、鮮やかさとシックさの入り混じる色使い。
どれもこれも欲しかったけど、あんまり買うと重くて大変そうなので
絞りに絞って6種類、スカート用に2ヤードずつ。
たのしみ。すごく。

 地引網してるみたいなハワイアンたち

めでたい雰囲気、綺麗な色のレイ柄

いかにもなハイビスカス柄
  
デッドストックの花柄の生地とか

あと、ハワイアンのCDをいくつか。
コナ空港に送ってくれるタクシーの運転手のおにいちゃんが、ラジオから流れるのに合わせて歌ってて、その適当さと陽気さがすごく印象的だった。
そのあと、即効 視聴して、3枚選んで買ってみたら、すうっごく気持ちいい。
今日は一日 エンドレス。
Keali'i Reichel
ふわふわたのしい

Hawaiian Style 5
ひたすら陽気

KAUMAKAIWA



16年ぶりのステーキと動物園

12歳の春。
お父さんに家族旅行でハワイに連れて行ってもらったのが ハワイの唯一の記憶でした。


生の英語に触れたのもそのときが生まれて初めて。
海へ行くとき、ホテルに迎えにきたタクシー(どでかいリムジンでびっくりしたのを憶えてる)に乗ると
運転手のおじちゃんが「How are you?」と聞いてきて、
あまりのことに 頭がショート。英語だ!英語だ!!と思って あせりまくって、
たしか アイムファイン サンキューっていうんだったよな、と
『小学六年生』付録のドラえもんの英会話の漫画を思い出すだけ思い出して、てんぱりすぎて
「ハ、ハワユ」と間抜けな返事をして、あとから「なんでおんなじこと返しちゃったんだろう!」と恥ずかしくて仕方なかったのを憶えてる。




そのとき、お父さんに連れて行ってもらったのが、Chuck's cellarというステーキやさん。
薄ぼんやりと、薄暗い店内や、お皿の上の大きなステーキのことを憶えてた。
今回、出発前から そこに行きたいなと場所を地図にも書いて、実際に行ってきました。


感慨深かった。ひたすら。
まさか、小学六年生のわたしは、16年後、旦那と一緒に新婚旅行で来るとは想像もしてなかった。
1回目は、お父さんとお母さんに守られて 妹とおいしいねおっきいねと無邪気に食べてたのに
2回目はもう大人。
おいしかった。すごく。




もうひとつの感慨深いポイントが ホノルル動物園。
朝、まだすこし朝の空気が残る中、4人でホテルの近くで朝がゆを食べて、そのままお散歩をかねて歩いて動物園に行ったんだった。
フラミンゴが美しくて、ゾウガメがのっしりとおもしろくて、
ミーアキャットの発音を知った場所だった。
私と妹の前に外国人の子どもたちがいて、「Meerkat! Meerkat!!」って言いながらみていて
その発音がなぜかものすごく魅力的に聴こえた 私たちは、
そのあとしばらくその真似をしていた。
(そして16年経った今でも ミーアキャットっていうと 自動的にあのときの記憶に戻って ついあのときの子たちの発音を真似したくなってしてしまう。)


そのミーアキャットも 変わらずいた。


やっぱり どうしてもものすごく感動した。
ひとりでも 口走ってしまいそうだったもの。というか、言ってしまったもの。




子どものときの記憶 ひとつひとつが わたしをつくってるなあ、とやけに実感した。





ハニムン/ マンタの夜

ハワイ島、どこへ行っても からだの中を透き通った空気が駆け抜けて きれいになる感覚を味わいました。
驚いた。


マウナケアの山頂では 夕陽の方角へ向くと、からだが震えるほど 涙が勝手に流れて止まらなかった。
自分でも よくわからなくて ただただ涙を流しながら 夕陽から眼が離せなかった。


夜の海でマンタと泳いだ時も。
現地英語にびびりまくりながら(なんでも語尾に hey, bodyってつくから なぜだかこわい)
ぼいんぼいん上下に揺れまくるボートで 沖まで連れて行ってもらい、
人生初のウェットスーツを着て、シュノーケルをつけて、夜の海に浮かんだ。
状況的にはけっこうこわいシチュエーションなはずなのに ひとつもこわくなかった。
大きなものに抱かれて安心するような感じだった。
ビート板みたいなものにつかまって ふわふわ浮いて、
顔にはシュノーケルをつけて 海の中を覗いていると、
雪みたいに光に照らされたプランクトンがあたり一面に広がる。
しばらく 光でプランクトンを集めながら そのまま海に浮いてると、来た。
夢のように大きなマンタ。
海の底のほうから ひらり ひらりとはばたきながら、くるり くるりと宙返りしながらあがってきた。
そして 何度も 顔すれすれのところや足すれすれのところを 大きな口をあけて ふわあんと通り過ぎていった。
恐怖心がまったく出なくて、
通りすぎる瞬間は 特に ほんとうに夢の中のようだった。
少し船によった気持ち悪さもその瞬間だけはどこかにとんでいき、からだの重力もなくなったかのような、
ただただ わたしの魂だけがそこに浮かんでるような、そんな気がした。




アカカフォールズという滝でも、ワイピオ渓谷でも。


とにかく、大きかった。
すべての力も存在も。


カメラなんて敵わないってわかってるのに つい、ね。

ハニムン/ 神様の土地

13日から9日間、ハワイへ行ってきました。


メインはハワイ島。


新婚旅行=ハワイ、っていうのを ふふんと鼻で笑ってた自分はどっかにおいて。


気づくと2年くらいずっとハワイ島から呼ばれていて、
つまり どこを見ても、何を読んでも やたらハワイ島に行き着くので、そういうことだ、と。
時期的にも当初計画してたスウェーデンやギリシャは寒い、ということで、
予定外だったハワイ島への旅が 新婚旅行という名目で実現。




ハワイ島は 素晴らしかった。
朝日とともに一日が始まり、夕陽とともに一日が終わる。
自然の方が 人間よりも大きい。圧倒的に。
存在も、持つエネルギーも。


アイルランドの果ての島、アラン島と似た空気感でした。
不思議だった。
だって、北の果ての島と、南の島。
気候も植物や動物も全然違う。
だけど、そこに流れる空気が似てた。すごく。
ぴしりと張りつめた糸のような 簡単に侵されない気高い空気感。
東から昇り 西へ沈む太陽の力のもと、絶え間なく繰り返される 自然の摂理。
神という存在が なんの疑いもなく すんなり受け入れられてしまう地。


おんなじ地球に あんな時間の流れ方をしてる場所があって
今 この瞬間にも 変わらず 波が打ち寄せて、
二度と同じ形のない波の形ができては崩れ、を繰り返している、っていうことが やっぱり不思議。



本当に本当に美しかった、マウナケアの山頂からの景色

2010-11-13

いろいろすっきり。

一日中、フル稼働な一日。

通勤しての仕事じゃなくなったけど、思えば辞めてからこっち、一日たりともひまーっていう日がない。

そのほうが性にあってるんだろうけど。

昨日、髪をばっさりきりました。
すっかり肩の上、あごラインまで。
三年間、我慢した甲斐ありました。
こんなに髪切るのってうれしくて楽しいことだっけ!


iPhoneと今日また一歩仲良くなりました。
買い出しに池袋に行ったとき、はっ!と思い立って、ソフトバンクにいき、五つくらい、立て続けに質問して、全部クリアにしてすっきり。

帰ってからも、とりかかりのコサージュ、一段落するとこまでつくり、ビデオカメラポーチを作り、旅行の準備をし、家事をし。

頭がくるくる切り替わりすぎて お風呂入って リセットしたり。

やることリスト、今日はすべてやりおえてすっきり。

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これからなのです。

2010-11-05

yyyy/mm/dd展示会 みーくんのアルバム

yyyy/mm/ddの展示会に。

やっぱり あいかわらずのインパクト。
場所もすごい。
前々からやりたい、って言ってて、聞くたびに冗談かと思っていた、
自宅のマンションの屋上へつづく踊り場。

到着して、屋上にいけばいいのかな、と上がったことのない階段を上がって行くと
どんどん暗さが増していくし、どう見ても人の気配ないし、
でも みーくんのことだったら 想像もつかないことを普通にさらっとやってくれるから
この先にあるんだろうなあ…あるんだろうけど…と かつんかつんと階段をのぼっていたけど
真っ暗ななかに非常灯だけ ぼわんと浮かんでるのを見たときに ちょっと引き返しました。笑

その後、奇跡的なタイミングで 本人と会え、
展示会を見てきました。

やっぱりすごかった。
生地はさすがの 全加工のものだし、
手ロックだよ、とさらっと言ったパーカーは、袖やフードの各パーツが共のスウェット素材で まさにロックとおなじ縫い目でつなげてある。編んであるみたいに。
着るとシルエットが ほんとに女性をきれいにみせる シルエットだし。
おしゃれ。

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2011ハルナツテンジカイ

「オオヤ」

2011.11.04-----11.07>>>>>>>>@東京都渋谷区恵比寿西2-16-9エビスハイツ屋上踊り場

2011.11.08-----11.11>>>>>>>>@東京都渋谷区恵比寿西2-7-2ウインズビル601

open12:00//////////22:00close
**下記までご連絡の上ご来場ください。
090-9327-4765

PLEASE ASK
nummer2543@gmail.com

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見終わって 階下に降りたとき
そうだ!と みーくんがくれたもの。

わたしたちの結婚式のときの写真を、アルバムにしてくれていました。

それが また、なんともすごい。
すばらしく yyyy/mm/ddの世界。

なかもすごい。圧巻。
どこかのパンフレットをベースに、コラージュ。すっごくかっこいいい。


うれしいなあ、うれしいなあ
みーくん ありがとう。

さあさ つくろう

引っ越し後、毎日 なにかしら もろもろ届いたり、
組み立てては そこにものを閉まったり、を繰り返していたけど、
今日 洗濯機のラックを組み立て タオルをしまって 
やっと オール完了!

(写真載せるのもいかがなものかとおもったけど 試行錯誤、頭打ったりして大変ながら出来あがってうれしかったので 載せる)


というわけで、やっと身仕度整いました。

はじめる。ぞ。
つくるぞ。

2010-11-02

なんという 偶然。PULL+PUSH PRODUCTS.のつづき。

ひとつ前に書いた、「PULL+PUSH PRODUCTS.」というブランド。

なんと、すでに 商品とひとつ買っていたことが判明。

というか、どうしてあのとき 気づかなかったんだろう、と後悔しまくり。


定期的に神戸に通っていたとき、いくつか大好きなセレクトショップができ、
そのうちのひとつ「einshop」(アインショップ)で 
まさにあれこそ一目惚れ、という勢いで買った、モルタルの家型の香炉。
それが PULL+PUSH PRODUCTS.の商品でした。



なんと。

今日のPEシリーズ名刺入れといい、モルタルシリーズの香炉といい、
これは 疑う余地なく、「大好き」なしるし。

思いあまって、勢いあまって、デザイナーさんにメールしてしまいました。(ちょっとはずかしいけど)

明日11/3まで ミッドタウンでPEシリーズ、出会えます。

出会った

今日は一日 見る日にしよう、と六本木へ。

Midtownで開催中のDESIGN TIDE TOKYOで 出会いが。

Pull+Push Products.という人たちの作る、「PE」シリーズの名刺入れとバッグ。
ビビッドな色から微妙な色あいのものまで色とりどりの ぱりっとした印象の作品がたくさん並んでて つい吸い寄せられるように近づいた。
制作者であるお二人が 一人ひとりに丁寧に作品(商品)の説明をしていて、
つい聞き入って、それを聞けば聞くほど、どうしてもつれて帰りたくなってしまった。
ぺらん、としたポリエチレン素材を 何十枚も重ねて、熱を加えて作ったシートからなる、名刺入れとバッグ。
もとの素材は 何の変哲もないただのぺら一枚なのに、
できあがったものは 全部表情の違う、人の手によるぬくもりのあるもの。
やさしい関西弁で 丁寧に、大事そうに、説明してくれる姿は、とてもやさしくて 人柄だなあ、とおもった。

PULL+PUSH PRODUCTS.
ひとつひとつ違う表情の表面。一枚一枚 熱で重ねて作ってるそう。
これは 決意の名刺入れ、ということに決まり。