くうきのいろ: 2009-09-24

2009-09-24

黒い服

今回の出張で一番衝撃的だったこと。

それは黒い服の防御力の強さ。
と同時に色ものの弱さ。

わたしはどうしてもペールトーンにばかり目がいくし手にとってしまう。
クリーム色や杢ベージュ、コーラルピンクや淡いブルーグリーン。
それに、いろんな色が入った大柄の花柄。
流行り廃り関係なく 子どものころから ずっと。

でも 今の流れの中
特にいわゆる「業界」といわれる中では
圧倒的に色ものは弱者みたいだ。

ロンドンパリで
毎日わたしひとりだけが色だった。
他の人はみんな頭の先から爪先まで真っ黒だった。
ハイブランドの店が軒を連ねる通りを歩く人たちもみんな黒かった。
そんな中 歩くのは
正直すごく疲れた。
自分が幼稚にみえるようで、ウインドウに映る度 あぁ と場違いな思いがした。

モード=ブラックの根深さを思い知った。

実際 いっしょにいった人が「一目でモード関係者ってわかるよね。とりあえず黒着とけば安心だから。」と 横の人に言うのを聞いちゃったし。

黒を知らないからっていうのもあるんだろうけど、
それにしてもつまらなすぎるんじゃないかな。

安易だ、 とはまだ黒のおもしろさを知らないから 簡単には言っちゃいけないと思うけど、
この世界は色で満ちあふれてるのに その色をすくいとらないのはもったいない。

でも いやだいやだ ばっかりじゃ それもまたもったいない。

わたしも黒を一度体験してみないとな。

それとは別に やっぱりわたしは色がすきだ。
そこが 今のわたしの出発点なんだった。そういえば。

余韻

ほぼ2週間ぶりの朝の満員電車。

今朝は寝坊が心配すぎて
4時半くらいから寝ぼけて起きて、
また寝ぼけたまま床で寝てたり、
そんな頭でお弁当つめたり。

でも今日はやっとからだがかえってきたのか
出張あけのひどいむくみと眠気からは解放された。


月曜日の夜 家族4人がリビングに揃い、みんなで新品種のマスカットを食べながら、房が倒れただけで笑ってたのや、
おととい うちに二家族8人が勢揃いで賑やかに楽しくごはん食べてたのとかが
まるで夢みたい。

あまりに楽しい日が
凝縮されまくって
たった1日2日におさまっちゃったのが残念。

余韻をしっかり味わおう。じゃなきゃ もったいなすぎる。