くうきのいろ: 2009-12-09

2009-12-09

「人生」を初めて感じたような日

月に一度の大きな朝礼で発表された、もしかしたら転勤もあるかもなこと。


あまりにショックで
1日中 ぼんやりしそうになって夜を迎えた。

料理をしてても あたまをぐるぐる回るのは このことばかり。

一人で抱えきれなくて、
重さにやられそうで、
もてあまして、ゆうくんの帰りを待ちわびてた。


帰ってきて 晩ごはんを食べるゆうくんに、えぃっと告白した。
「そんなことにほんまになったら辞めようかなぁとまでおもう」と。

そうしたら さほど、というか 全然動じず驚かず、
「辞めたらいいやん」となんのためらいもなくさらりとした返事がかえってきた。
ほぇ?と拍子抜けの私。

でも 一気に いろんな気持ちが音立ててふやけてほぐれていくのもわかった。

私が自分で、いろんな会社的な理由や、会社で通用する理性みたいなやつで、やわらかでほんわりぬくいほんとの気持ちを、無理やり隠して がちがちな固い、逃げ場ないかたまりにしてただけなんだと、ばりっとその壁が剥がれる音聞きながらおもった。

「もしそうなったらスカイプしよ」とか、「1、2年行ってみてあかんかったらその時辞めたっていいやん」とか、明るくいろいろ笑顔で言ってくれるの聞いてたら、なんだかぜんぶなるようになるし、どうなってもどうにかなるような気持ちになってきた。

話す前まで、この世が終わるような気持ちだったのに。


こんなにも寄り添って、おなじ前をみてくれる人がいる。


人生は流されるもんじゃなく、どの方向にでも、流れを変えることができる。
選んで中身を作っていくのは、意志のちからだ。


蓋をあければあたしはまだまだ異動対象には入ってないことも半分以上の確率である。
明日とあさってで その蓋は開けられる。

そのときまで ねむらせとこう。

なんでも 気楽にどんとかまえとこう。