くうきのいろ: 2010-05-29

2010-05-29

うれし泣き

今日は朝から新宿西口店にて店舗応援でした。



1年ぶりくらいの店舗応援だったから 向かう電車の中から もう ちょっと緊張。
ひとりだけだったし。
売り場に出るようなスケジュールになってたし。

とりあえずついて、挨拶もそこそこに荒れた売り場の商品整理を頼まれる。
売り場内の特有のあのてきぱき感に ちょっとむずがゆくなったり。

朝礼に向かう途中、1階をぐるり見てまわると、なんとレジ脇最高の場所に私が作ったTシャツがずらり吊られていました!
コストが合わなくて、全店展開はむずかしい、けど大型店でやろう!ってことで、
Tシャツにしては破格の1990円展開の商品。

『いつ入るんだろう…??』といつも気にかけてたら、こっそり先週ネットストアには写真が載ってたやつ。
他に担当してるのはいくつもあるけど、どーうもこの商品に関しては思い入れが強くって、ものすごく心配してたのでした。

ネットストア上では扱いが小さくて、そうだよな だって大型店だし1990円だし、って思ってたから
だから尚のこと、店頭でそんないい扱いをうけてることに びっくり仰天。
「どうか 売れてくれますように…」と 本気で手を合わせて祈りたい気分でした。

朝礼ではっとみると、かわいいスタッフがひとり、そのうちの一着を着てくれていました。
ちゃんと かわいく自分のを着こなしてる人をみるのは 実は初めて。
それだけで感動。


仕事は、売り場にでるどころか、一日中、地下のバックルームにこもって商品の品だしでした。
すっっごい疲れた!
脚がぱんぱんになって。
ときおり、つま先立ちになってバレエのストレッチしてみたり。

みぃが午後に来てくれるっていってたから 店にでれないと会えないなあ…と心配してたのが的中。
どうしよう、と思ってると、午後一番、フィッティングルームからものを取ってきてとの指示。
人の脇を『失礼します』といいながら 身を屈めて がらがらがらーっとコンテナを押してると、
ふと目の前の人のカバンに見覚えが。
「あれ…??このカバン、なんかみたことあるなー?」と顔をあげると すみませんとよけてくれたその人が妹でした!
わあ!会えた!!と思ったのもつかの間。
まさかそこで立ち話もできないから とりあえず目で会話しながら、そのままがらがらがらーっとバックルームでひきあげる私。
奇跡的なたった2秒の遭遇。

そして その後、一度も売り場に戻ることなく、またひたすら品だし業務へ…

せっかく長い時間かけて 大嫌いな新宿へ来てくれたのに ほんと申し訳ない、と思いながら夕方の休憩を迎えると。
携帯をみると なんと休憩時間にあわせて、今度は彼と一緒に1階にきてくれてるとのこと!
慌てて1階まで行くと、にこにこ待ってくれてるふたり。
おみやげを渡して 10分弱話しただけで ほんとにほっこほこに和みました。
みぃ、しんごー、わざわざ来てくれてありがとう。


そして迎えた終業時間。
お母さんと電話をしながら、1階の、朝の自分の商品が並ぶ棚へ直行。
と。
ない!
朝 あんなにたっぷりハンギングされてた商品が ない!2型とも。
1型はLサイズが数点のみ。色も欠けてる。
もう1型、特に思い入れが強い方はMサイズのブルーを残して完売。
電話をしながらその光景を見たとき、思わずお母さんに「ないよー!」と報告。
電話の向こうで きらっきらした声で喜んでくれてる声のおかげで、
なんだか最近の失敗ばかりしてた後悔の1週間が洗い流されるようで、嬉しさがこみ上げてきて 涙眼になりました。


初商品、ではないにしろ、思い入れ強い商品としては初のもの。
この喜びは ならでは、という感じで、味わえたことがほんと しあわせでした。