くうきのいろ: 2010-05-30

2010-05-30

大好きな先輩と ふわっふわのほっぺと

数日前に、大好きな中学時代の先輩からメール。

「凛太朗も3ヶ月になったよ。元気?」と。

妊娠・出産の間、会えてなかったし、連絡も途切れてたから すごくひさしぶり。

私が中学2年生のとき、高校1年生から剣道部に入ってくれて、それ以来のおつきあい。
当時すきだった人の相談、進路の相談に始まって、
一足先に東京の大学に行った先輩に 手紙で大学進学へむけての相談をしたり 家の相談をしたり。
とにかく 定期的に文通を、夏休みに先輩の帰省中に会えば何時間でも喫茶店で話をしてた。
私が大学進学で東京に来てからは、月に一度のペースで週末お泊まりをして、
いろんなところへ遊びに行ったり、てんこもりの食材をスーパーで買って たくさん料理して たらふく食べたり。
お酒ではあんまり人より弱くない私の数倍強い先輩とだから 気を許して これ以上飲めないってくらい飲んだり。
お泊まりするつもりじゃなくても、会って遊んで 居酒屋で晩ごはん食べてるともっともっと話してたい!と離れがたくなって、そんな頃に『今日、泊まってくでしょ?』と誘ってくれて いつもおじゃましてた。
特に大学生活2年間ほどは、一人暮らしが寂しくて、先輩にひと月に一回会えるのを頼りにして過ごしてた。

大学受験も 大学という場所や東京というところがどんなところかも、
スタバを初めておいしいと思ったのも、HUBで初めて飲んだのも、高田馬場っていう場所を知ったのも、就活がどんなものかも、全部先輩が教えてくれたこと。
数え上げればきりがないや。
とにかく まっすぐに眼を見つめて 冷静に話をきいてくれて、話すのが上手でない私の話の芯のまん中のところを すっと掬いとって理解した上でくれる言葉は、いつも誰の言葉よりも信頼できた。
いつも変わらない 背筋がしゃきっと伸びた生き方をする、憧れの人でもあった。
あった、って過去形じゃなく、今でも。


その先輩からメール。
家におじゃまさせてもらうことに。


チャイムをならすと ぱたぱたぱたと足音。
腕には小さな小さな赤ちゃん。

とにかくかわいかった。
ふわっふわで、表情が一瞬一瞬でくるくる変わっていく。
泣いたり笑ったり、赤くなってむずがったり。


凛太朗くん、という 信じられないほど ふたりらしい ものすごくいい名前。

うーうーとなんか一生懸命話してる凛太朗くんに へーぇ!ほー!よかったねーと答える先輩。
ああ、おかあさんだなあ、ついに。あれだけ子どもほしいって言ってたのがほんとになったんだなあ、と きゅうっとなった。

大変だろうけど むりなく いつも通り たんたんとしゃきしゃきと活き活きとしてる先輩。
少し筋肉がついた腕が 『お母さん』っていうのを物語ってた。
とても かっこよかった。


ふわっふわのほっぺの凛太朗くん、
これからが楽しみだねえ