くうきのいろ: 2010-10-14

2010-10-14

全員勢揃い

昨日はかえりがおそかったから おべんとうは朝へ回した。

6時に目覚ましをかけてたんだけど
『起きなきゃ!』とずっとおもってて 意識が覚醒してたのか、めずらしい 不思議な夢をみた。

場所は矢掛のおばあちゃんの家のはなれ。
中学校にあがるまで、毎年大晦日からお正月三が日の数日間 おばあちゃんちに泊まるとき、
いつもわたしたち家族4人の寝床をつくってた部屋。

そこの間に、おじいちゃん、おばあちゃん、律子おばちゃん(お父さんのお姉さん)、お父さん、お母さん、妹、私、家族全員勢揃いで、家の土台になる枠組みらしきものを囲んで、とんかちやらなんだかいろんな工具を持って 土台を作ろうとしてた。
お父さんが四隅をとめる金具をその土台に打ち込もうとするんだけど、どうにもうまく入らない。
それを おじいちゃんが笑いながら、ちょっと貸してみ、と工具を受け取り 打ち込むと、すぱん!と一発で入った。
「やっぱり お父さんは違うわー!さすが!」「おじいちゃん すごーい!」とみんなで大笑い。
お父さんは「おかしいなあー」と照れ笑い。

みんな、そんなことはありえないんだけど、それぞれ わたしの記憶の中で一番鮮明だったときの年齢だった。
おじいちゃんは、私が4歳の誕生日を迎える前日に亡くなったから、そのときの年齢の顔。
おばあちゃんも その24年前の顔。
おばちゃんは、私が子どものころ、「ほんとに美人だなあ」とよくみとれてたときの今より20歳くらい若い。
お父さんとお母さんは、10年前くらいの若さ。
そして、妹と私は現在の顔。

なんの違和感もなく、
起きてもまだその続きであるのが 
なんの不思議もないくらいリアルな空気感と音と匂いと光の具合で 目の前に広がってた.

その光景を見ながら、
「わあ、おじいちゃんとおとうさん、ほんま似てるわ。いい顔だなあ。やっぱり親子ってすごい。」と じいっとみとれてた。
ひとりひとりの顔も じっくり見てた。
まぶしかった。
みんなが 光を発してるみたいに。


起きたとき、一瞬 おばあちゃんちのはなれかとおもった。
それくらい、さっきまでの出来事みたいに鮮明だった。


あれは なんだったんだろう。

おじいちゃんが来てくれてたのかな?

不思議とさみしさより、ほわわわーとなんかいいものが胸に広がる感じが、朝からずっと続いてる。