くうきのいろ: 2010-09-17

2010-09-17

整理 手作りこんにゃく

今日は朝から整理の日にしようと決めていて、朝起きていつものストレッチと小さな朝ごはんを済ますと、会社からまとめて送ってた資料の整理をした。
入社当時描いたデザイン画からリサーチ資料、雑誌の切り抜き、かきなぐってた絵まで。
ひとつひとつ、見れば隅々まで思い出があるなあ、とおもう。
他の人にしてみればただの落書き程度の絵でも、その時々の理由があって全部とっておいた絵や資料だから、全部が懐かしくおもえた。
全部きれいに分類し、捨てるものは捨て、記録としてとっておくものはとっておくようにファイリングした。帰ってからずっと部屋に鎮座してた段ボール箱をやっと片づけれて、
気持ちまで やっとすっきり全部整理ついた。
きちんと仕事してきたな、とおもえた。
改めて見ると、入りたてのころのデザイン画は、ただ絵を描くのが楽しいだけの「絵」だった。
当時、先輩に「カットソーの描き方、練習しよっか」と言われたとき、その言葉の意味が全くわからなくて、ただただなんとなく悔しい気持ちだけがしてたけれど、今見たらわかった。
ほんとだ…と。
ただ、そのころの絵には今ない部分もたくさんあった。
「着ている」その空気感だけは満ちていて、素直な自分の手が表れてた。
どっちがいいとかではなく、使い分けが大事なのかも。
と ちょっとオトナなことをおもったりした。


お昼過ぎから妹の髪飾りの続きに着手。
ひとつひとつ はさみで形作っていく。
なんとなく(したことないけど)和菓子職人の気分。
下ごしらえ完了。


夕方 とても涼しそうな様子だったから、目の前の公園を散歩。
ほとんど人がいなかったけど、遊具のあいだをおばあちゃんと孫3人くらいで虫捕りあみを持ってトンボを追いかけていた。
肺いっぱいに空気を吸い込む。
やっぱりいい匂い。
夕方の匂い。
しばらく歩いて、バレエのセンターレッスンの一部分をこっそりやって家に帰った。


今日は午前中 お母さんがこんにゃくを作っていて、晩御飯が楽しみでたまらなかった。
うちの母はこんにゃく芋からこんにゃくを作る。
今日はじめて その手順を一から見ていたけれど、あの過程はとてもまねできるものじゃなかった。
なんと手間のかかることか。
「今日は灰汁を入れすぎたから 失敗よ、失敗よ」と心配性の母が何度も言ってたけど、
いつも通り、本当においしいこんにゃくができていた。


今日の晩御飯はたくさん。
手作りこんにゃくのお刺身(梅味噌と肉味噌、生姜3種類で)、こんにゃくの煮つけ、ちぃちぃイカの煮つけ、クジラ肉の煮物、生厚揚げ焼き、あさりの酒蒸し、焼き茄子、牛蒡のきんぴら。
最初 多いなあ、としり込みしてたけど、気付くと お父さんとぺろりとすっかりたいらげた。