くうきのいろ: 家族で箱根のたびー2日目

2009-10-19

家族で箱根のたびー2日目

二日目がメイン。

朝8時にはお部屋であさごはんを食べて 早々と出発。
起きたときから、前の日の雨がうそみたいにすっきりとした青空。
朝からみんなで「今日は富士山がみえるかもよ!!」とよろこぶ。

登山鉄道、ケーブルカーと乗り継いで、ロープウェイへ。
どれも混んでて けっこう並んだ。
ロープウェイも16人ぎっしりのったけど、運よく一番前の席を確保できた。

緊張の一瞬。

それまでまったくすがたをかくしていたのに
ロープウェイで頂上まで上りきって しん と静まり返った次の瞬間、
どぉーん!と音をたてそうな勢いで右前方に現れた 雪をかぶった、美しい美しい富士山。


もう そのロープウェイの中のみんなで わああー!の歓声といっしょに 拍手をしてた。
あの一瞬を あの場所にいた全員でわかちあった感じだった。
ああいう一瞬を、一緒に味わうっていうことが、旅行の意味なんだなあ、とあとあとになってじわじわわかる。
言葉でいくらあらわそうとしても 伝わりきらない、その瞬間にしかない感情を
説明なしに一緒に味わう、その一瞬がひとりひとりの中に刻まれて、そのあとも息づいて
一生忘れ得ない瞬間となる、って なんてすごいことなんだろう、とおもった。


小涌谷では 母さんとみぃ念願の黒卵をたべた。


風の強いなか、わさびアイスとたまごアイスもたべた。
わさびアイスは冗談抜きにからくて、不思議で微妙な味だった。

小涌谷からロープウェイでくだって芦ノ湖へ。
芦ノ湖の遊覧船は、一等席に格上げして のんびりゆったり人がすくないすてきな時間になった。

箱根町でおりて、おそばをたべてから おばあちゃんが楽しみにしてた箱根の関所へ。
関所の蝋人形や資料館をじっくりみてまわった。
おだんごもたべた。関所だんごっていうあんこの草団子と、道中団子っていうみたらし団子。
なんとはないとこなのに、なぜだか すーごくたのしかった。
子どもの頃、よくああいうところに家族みんなでいった想い出とかさなったからかな。

富士山もすごくよくみえた。


肌寒くなってきたから、おみやげものやさんをみて、おみやげを買って
バスで宮の下までむかう。

宿は、ずっと気になっていた 大和屋旅館。
なんと 専用のケーブルカーで谷底にある旅館まで下っていく。


かわいらしい かわいらしいケーブルカー。
夢のゴンドラ、って車体に書いてある。


室町時代から湯治場として栄えていた宿で、当時のまま ずうっと続いている、老舗中の老舗旅館。


雰囲気が青森の蔦温泉によく似ていた。

夕食は地味だけど滋味溢れるおいしいやさしい夕食だった。


おへやに戻ったら8時前。
なんと、それからみぃを除いては全員寝てしまった。

だから 夜がものすっごくみじかくて、なんだかちょっと惜しかったな。

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