くうきのいろ

2009-12-09

「人生」を初めて感じたような日

月に一度の大きな朝礼で発表された、もしかしたら転勤もあるかもなこと。


あまりにショックで
1日中 ぼんやりしそうになって夜を迎えた。

料理をしてても あたまをぐるぐる回るのは このことばかり。

一人で抱えきれなくて、
重さにやられそうで、
もてあまして、ゆうくんの帰りを待ちわびてた。


帰ってきて 晩ごはんを食べるゆうくんに、えぃっと告白した。
「そんなことにほんまになったら辞めようかなぁとまでおもう」と。

そうしたら さほど、というか 全然動じず驚かず、
「辞めたらいいやん」となんのためらいもなくさらりとした返事がかえってきた。
ほぇ?と拍子抜けの私。

でも 一気に いろんな気持ちが音立ててふやけてほぐれていくのもわかった。

私が自分で、いろんな会社的な理由や、会社で通用する理性みたいなやつで、やわらかでほんわりぬくいほんとの気持ちを、無理やり隠して がちがちな固い、逃げ場ないかたまりにしてただけなんだと、ばりっとその壁が剥がれる音聞きながらおもった。

「もしそうなったらスカイプしよ」とか、「1、2年行ってみてあかんかったらその時辞めたっていいやん」とか、明るくいろいろ笑顔で言ってくれるの聞いてたら、なんだかぜんぶなるようになるし、どうなってもどうにかなるような気持ちになってきた。

話す前まで、この世が終わるような気持ちだったのに。


こんなにも寄り添って、おなじ前をみてくれる人がいる。


人生は流されるもんじゃなく、どの方向にでも、流れを変えることができる。
選んで中身を作っていくのは、意志のちからだ。


蓋をあければあたしはまだまだ異動対象には入ってないことも半分以上の確率である。
明日とあさってで その蓋は開けられる。

そのときまで ねむらせとこう。

なんでも 気楽にどんとかまえとこう。

2009-12-07

長めの夜

今日はチームのふたりが出張で なんとなく気楽なスタートの月曜日。
朝から今日は早く帰ろうときめていた。

予定通り、8時半に会社をでた。


家につくと9時過ぎ。
さて、と晩ごはんの用意にとりかかる。

ここ何ヶ月もできなかった、帰ってすぐの掃除と洗濯物のかたづけと晩ごはんの用意。
わたしがいちばん てきぱき、頭で考えるより先に無駄なく動ける動作。
終わるころには くったりからだにくるけれど、いちばん わたしらしい時間。

全部終えて、お風呂にゆったり入った。

でも不思議。
なぜか、ひとり先にお風呂にはいるとき、いくらおんなじかいつも以上に時間をかけて入っても 全然ぽかぽかしない。
絶対 いつもなら のぼせてくらくらになるくらいなのに、なんでかな。
飽きた、とおもって お風呂から出ると、一瞬にして冷えてしまう。
そうそうに服を着て、いつも通り、ストレッチとマッサージをするも、からだは冷えていく。

ゆっくりしよう、とあたまでは思うけど、あれやこれや「しとかなきゃ」が溢れてきて
台所にふたたび立ったり、ごみ捨ての準備したり、部屋のかたづけの続きをしたり。

そのあいだ テレビをつけてるんだけど、やっぱり静かで寒い。

テレビを消して 昨日届いたDVDをつけて 好きな音楽で部屋を満たすと
やっとすこし 好きな空気になった。


うーん
前はいつもこんなだったんだよな。
前っていってももう何年前だろう。2年半前くらいか。

よくこんな長い時間をひとりで過ごせてたなあ、としみじみおもった。

小さな部屋だからこそ ふたりいるとすぐあったまる。人の空気だけで。
その分、ひとりだと冷えるのもはやい。
一分一分 自分の音だけだからながい。

毎日のしあわせを想った。


  

2009-12-05

海浜幕張アウトレットモール探検

たのしみにしてた、初めてのアウトレットモール探検の日。

木曜日の夜に、横浜のか、海浜幕張のか、どっちにいこうとHPを見て 横浜のにいこうと決めた。

朝起きると 出発しようとしてた10時にちょうどいいくらいの時間。
のんびり準備をして ゆうくんを9時半頃に起こす。

ちょうどいいはずだったけど、洗濯をしたり用意をしたりしてたら
いつものふたりらしく、いつのまにやら出発予定時刻は過ぎて 家をでた。

途中おにぎりを買って食べながら駅へ。
駅へついたとき、はたと気づいた。

「何駅やったっけ??」

いつものふたりらしく、あれだけ前々日から楽しみにしてわくわくだけはしてたのにも関わらず
肝心な、目的地自体どこだったかも行き方も調べ忘れて 意気揚々とくりだしたことに気づく。

携帯ってべんり。
そこでゆうくんが横浜と幕張をしらべてくれたら、横浜まではなんと1時間半もかかってしまう時間帯だと発覚。
急遽海浜幕張のほうにいくことに決め、予定のとは反対方向の電車に乗った。

赤羽で京浜東北線にのりかえ、東京駅で京葉線に乗る。
なんだかよく止まるなあ、とおもってると、実はそれは海浜幕張行きの各駅停車の電車だったり。
がらーんとした車内にコートにくるまれて がたごと静かにうとうとしながら 12時過ぎにやっと海浜幕張駅に到着。

ついてみると、一瞬予想外にちいさいのでは!と思ったけど
近づきながら あ、予想くらいだ、と笑う。

一番の目的だったCOACHのファクトリーを覗いて、予想外の盛況ぶりにびっくりしつつ
そこではやっぱりなんにも買わず、出口のところで会員限定の薄いミラーをもらって出た。
ゆうくんが関わった、セールのお知らせのハガキを、レジの長蛇の列に並ぶひとたちみんなが手にもっていて
それをみたゆうくんが感激してる様子に また感激した。

ぐるりとアウトレットモールを歩きながら、おおっと??ここで1日過ごすのはきびしいんじゃないか?とふたりとも少し不安になる。
でも、館内案内図をみて、いきたかったところが実は別館だったとしり、そちらへいくと 突然楽しくなってきた。

入ったところからvanessa brunoがあり、その向かいにB.C.STOCKがあり、
その隣にはTomorrow Land、United Arrows、SHIPSとセレクトショップのアウトレットが続いていて
なんだか うきうきたのしくなる。

Vanessaで欲しかったカットソーが半額以下になってるのを見つけ、迷わず買った。
ブラウスも「お勉強になるから買いなよー」というゆうくんのことばに後押しされて 一緒にかった。
素敵なものは それだけでうれしくなる。
カットソーで出来る幅がこんなにあるのか、とおもって、もっともっといろいろ見ようとおもう。

こんなふうに じっくりゆっくり洋服のお買い物だけのために ふたりでお店をみてまわる、っていうのは 普段だとなかなかあるようでない。一つの街のなかをあっちやこっちやするのは大変だけど、こんなに隣通しで並んでいてくれたら、何度でも あっちとこっちで見比べられる。
「モールってすごいねえ」といいながら いろんなお店のネクタイやダウンコートを比べながら ぐるぐるまわった。
お買い物の日っていうのもいいおやすみだなあ。

メンズのフリースやダウンやTシャツやスウェットをたくさんたくさん見えたのも すごく勉強になった。
追加でデザインが必要になったとき、わたしはううんと困るだけ困って思いつかないのに、つるみさんやふかさわさんはさらっと描いてしまう。
その度にへえーと思ってみるデザインは、ちょっとしたディティールが盛り込まれていて、適当じゃない感じがする。
カットソーは素材が命で、デザインはその素材の特性を生かすちょっとしたディティールだけでいいんだとは、気づき始めてた。
でもそのディティールが実はまたむずかしく、テイストにあったものじゃないとただのちぐはぐな雰囲気のものになってしまう。
先輩たちのデザインの中にあるディティールは、実はちゃんとそれぞれのテイストに根ざしたディティールで、世の中のしっかり作られた洋服には きちんとそれが使われてるんだなあ、と今更ながら気づいた。
ミリタリーとかトラッドとかワークとか、テイストのルーツがあるものならばなおさら、きちんとルーツを解釈したものじゃないと、説得力と意味のあるデザインにはならないんだと、ほんと いまさらながら気づいた。


ゆうくんもいいネクタイをかえたし、わたしも素敵なカットソーをかえたし、いろいろみえたし、大満足でモールをあとにした。

モールのあと寄った、念願のカルフールでは、あまりのイオンっぽさにびっくりしつつ、
それでも思い描いてたでっかいスーパーの雰囲気を味わえてたのしかった。
普段なら買えない形のパスタをお手頃価格で買えたし。

大雨のなか、濡れないように駅まで歩く道々、ほかほか満たされた気持ちでいっぱいだった。
帰りの電車を カルフールで買った量り売りのJelly Bellyを食べながら待って、
すこし遅れてきた電車にのりこむと、ちょうど二人分あいていた。
街灯がぼんやり雨の中光る様子を眺めながら ぬくぬくの座席に座って、
とろとろ居眠りしながら40分、きもちよく揺られて東京駅まで帰った。

2009-12-03

今日の夜はいつもの何倍?

ひさしぶりの8時すぎの電車は 人が多い多い。
朝並みにぎゅうぎゅう。
いつもと違う 車内のにおいと音。
やまることなく ずっとざわざわざわざわ いろんなところで楽しそうな話し声が聞こえる。

今日はその仲間入り。

帰ったあとに 数時間ゆとりある時間が待ってる、それだけで 今日が倍くらいな厚みとふくらみを増す気がする。


晩ごはん、なにつくろかな。

2009-12-02

げっぺい

ずっと げっぺい という響きが憧れで、今回中国にいったら絶対買って帰ろうとおもってた。

でもいざとなるとすっかり忘れてて、帰りの上海空港の免税店で はたと思い出したけど、いかにもおみやげ、の雰囲気のもの以外はなくて断念した。

月餅はお月見のときの食べ物だから、季節ものだっていうのも初めて知った。


今日 夜9時をすぎた頃、
MDからのおみやげだと回ってきた箱をのぞくと
そこには
まんまるで、表面に綺麗な模様が彫られた 月餅!

わぁっと嬉しくなって
いただく機会を待って、
帰りぎわに 4つのうち ひまわりみたいな模様のものをひとつ選んだ。

ぱくっと食べると 予想外な食感。

隣で「時々 ローカルな月餅だと粘土みたいな感触と味のがあるよね」とよく月餅は食べるというふかさわさんがぽつり。


と同時に、あぁ、ほんとだ、これは粘土みたいな食感だぁ…と 思いながら、ねちっとしたのをもう一口食べた。


ら。
突然、さっきまで全然正体現してなかった異様な味が一気に鼻に抜けてきた。

げっぺいは口のなかで行き場をなくして、喉もごくりを忘れて、どうしようもなくなってると また隣でふかさわさんが泣きそうになってるわたしを見て。

「あ、だめなやつだった?ほんとに クレヨンの味するやつとかあるからね」
と。


いいえて妙。

まさにクレヨン。


すごく申し訳ない気持ちではあったけど、背に腹は変えられず、そっとティッシュに包んでさよならした。

わたしのげっぺい初体験。

2009-12-01

朝の電車の中で。

仕事に振り回されないよう。
「自分の仕事」をして ただの事務作業にならないよう。

ほがらかに。

わたしには帰るあたたかなおうちがある。


ひとつくらい、自分のこだと胸はって世の中に送り出せるものをつくろう。

じゃなきゃ、あんなでかい会社にいる意味がない。

がんばってみよう。

2009-11-30

真夜中までしごと?

11時半を仕事場で迎える。
それは世の中的にはたいして珍しいことじゃないはず。

友達にもたくさんいるし、ゆうくんだって先週おわりごろは毎日12時すぎてたし。

でも、そうはいっても
実際それが現実になると、なんとなくまいった。


思っちゃいけない禁断の言葉も思った。

数時間したらまたここにいる、と。


でも、でも、砂時計の残りの時間を息をつめて悲しむより、帰ってたった一時間でもいい、あたたかな時間をしっかり味わうほうがいい。

生きてる意味はきちんと感じてないと かなしすぎる。