くうきのいろ: ホフェッシュ・シェクター

2010-06-28

ホフェッシュ・シェクター

土曜日。

待ちに待ってたホフェッシュ・シェクターを観に
彩の国さいたま芸術劇場へ。

「Political Mother」



1時間15分。

ホフェッシュ・シェクターの、
本当は収まることができない ふつふつぼこぼこ湧いてる若いエネルギーが
あっちやこっちにぶつかって けんかしてるみたいだった。
蓋をどかんどかん中から蹴ってる力を むりやり上から閉じちゃったみたいだった。

ひとつひとつの瞬間は このうえなく きらびやかで 
前のめりになってないと耐えられないくらい ぐいぐい舞台にひっぱる力で満ちていた。

ホフェッシュ・シェクターの あの上半身の雄弁さと、下半身の安定さ。

あの人と、もう一人、かおりさんのお友達という坊主頭の女の人のまわりだけ
空気が伸びたり縮んだり、軽くなったり重くなったり。

これを「空間を作る」というのか、と かーんと頭を射抜かれた気がした。


今度は削ぎ落とされたあの人を見てみたい。


あの手先から溢れる光と空気のふくらみを感じられてよかった。  

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