まだお酒が残るからだはだるくて くてくてころころ。
ゴミだしにゆうくんがいってくれたから、一気に朝がやってきた。
コーヒーを煎れて みぃの最後のケーキを食べながら、ずっと観たかったDVDをみる。めいっぱいお洗濯をし、シャワーを浴びる。
コルテオのDVDは観ないことにする。
したかったことを一気にとんとんとんとできて、もうこのあたりまででもかなり充実。
コルテオまで時間があるから、それまでひさしぶりに表参道を歩くことにして、漫才を聞きながらゆっくり出かける支度。
外は上着が暑いほどの陽気。駅まで時間を気にせず歩きながら、表参道についたらどこかでお昼を食べようかという話にする。
池袋で山手線に乗り換えて、久しぶりの原宿駅へ。
尖った細い矢が犇めいてるみたいな独特の雰囲気に、一瞬けおされそうになるも、一人じゃないからと まわりをあんまり見ないように 1番嫌いなGAP前を通りすぎた。
めざすはunmarbleというオムライスがおいしいカフェ。
表参道ヒルズを越えた辺りからすごくおなかがすいてきて、お店についたときにはぺこぺこだった。
わたしは 小エビとアスパラのトマトクリームオムライス、ゆうくんはサーモンの漬け丼。
どちらもすごくおいしかった。いつ来ても失敗がない。
コルテオ開場まで一時間。
表参道ヒルズの中に新しくできた子ども服売り場を見に行って、かわいい五味太郎の本をみつけた。
ジャーナルスタンダードで久しぶりにこてこてのナチュラルテイストをみて、私はなんか大事な自分の好きなものを忘れかけてる気がする、と思ったり。
そんな話をしながら代々木公園のビッグトップへ。
すごいタイミングで会社の後輩にでくわして、本気でびっくりして、おかげで場が和んだり。
開場までの30分、会場隣の代々木公園の広場をうろうろ。
フリマではなく、よくある不思議なエスニックな集まりだった。
舞台から聞こえる 日本語のビートルズを聴きながらソフトクリームを食べた。
ゆるいゆるいおやすみの空気。
みんながアイスやビールを持ってた。
コルテオ会場の入り口からはもう音楽が流れてきてて、半年間待ち続けた想いがひゅんっと一瞬にして沸き上がって、スキップしたいような、身震いするような気持ちになった。
席を探すと5列目の本当のどまんなか。まさかの幸運に 3回目だからのご褒美かも、とすごく嬉しくなる。
全部流れもだいたいの演技も知ってるはずなのに、やっぱり一回一回すべてが本番で 日々の積み重ねの、生きてる人の作り上げる舞台だから、ひとつひとつの動作や表情が 弾けるようにみずみずしくて、その場にしかないもので、一人一人に感情移入してしまって、たくさんぽろぽろ涙がでた。
全体的に ゆるい雰囲気が漂ってるように感じたのは、わたしが 緊張してなかったからなのかもな。
ひとしきりおみやげも見て、ステッカーとストラップを買って出た。
9時の水野夫妻との待ち合わせまで、代々木公園を抜けて 公園通りを下りながら ゆうくんの冬のコートを探した。
店員さんが感じよくて、いろいろ見せてもらってたのしくなった。
8:50。恵比寿で待ち合わせ。
ふたりはさすが恵比寿住まい、お風呂あがりでほかほかのまま、お揃いみたいな色とりどりのニットを着て待っててくれた。
いっしょに住んでるとここまで似てくるんだなぁ、と改めておもった。
最近すきな中華やさんでたくさん飲んで、珍しく真面目な話もしたりしてたら、突然「ふたり、今日 泊まっていきなよー」とえりさん。
私たちもびっくりしたけど、みぃくんが一番びっくりしてた。
ありがたく泊まらせてもらうことにして、みんなでTSUTAYAでホラー映画を借りて、ワインのみながら、肩透かしくらいながら、ちょうどよく心地よく過ごした。
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