くうきのいろ: まっすぐ立つ

2010-05-25

まっすぐ立つ

駆け込みバレエ。

会社を出る直前にかさなった 自分のミスに どうしようもなくへこんでしまってたけど
全部振り切るように飛び出して向かった 今日のレッスン。

ストレッチを入念にしてるうちに 余計な心配ごとや考え事が頭から抜けていって
だんだんと からだへと意識がむいていった。

脚の筋肉、筋の向き、足先の形。
手の形。腕の向き。肘の向き。

先週 火曜日に泣く泣く逃したときに、自分で鏡の前で練習したときに はっと一瞬、
光のしっぽをつかんだときの感覚を思い出しながら。

首とデコルテを綺麗に見せる、という意味が すこしだけわかりかけた感覚があったから。

あとは 前回のレッスンのあとに居残って教えてもらった、正しい基本の立ち方を一番に気をつけた。

自分は姿勢もよく、まっすぐ立ててる、と思っていたのに
実はすごくお尻が出てるって、先生に言われて知ったんだった。
やっぱり反身なのと、腕のつき方がかなり後ろっていうのが影響してるのか、どうしても背中から腰にかけて弓のようにしなってる。まっすぐいい姿勢で立ったつもりで立つと。

内股に意識を集中させて、きゅっとしめて。
腹筋の下のほうをひっこめて。
肘と腕の形を綺麗にかたちづくって。
ひとつひとつ 順番に直していって、鏡で横姿をチェックして。

なんとなく 落ち着きどころがわかったような気がする…とおもったころに
手を離してバランスのポーズのレッスンへ。

いつもはほんとにぐらぐらぐらぐら 足下もふらふら落ち着かなくて
どうしてもバーに手をかけてないと立てなかった。
のに、今日はその気をつけてた姿勢を保って すうっと脇から上へひっぱられるように手を上げると、なんと 立てた。
しかもぐらつきなく。

と、そのとき ちょうど先生が横を通って
「いいね!まっすぐですよー」と褒めてくれた。

あ、これか、と またひとつ、ピースが増えた気がした。
すごくうれしかった。

バーレッスンのひとつひとつのバランスを しっかりたたきこんでいきたい。
『筋がいいですから』と前にいってもらえたそれが本当になるように。

早く 自由に手足を動かせるようになるように。

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