くうきのいろ: 北海道 池田町へのたび_1日目_再来へ

2009-07-22

北海道 池田町へのたび_1日目_再来へ


ハルニレをあとにして、おなかがぐうぐう止まらなくなり 池田町へ。

お昼ごはんは、「再来」へ。

わたしがワイン城のランチより、ラーメンを選んだことに少し驚くみい。
だってさ、最近ちょうど ラーメンっておいしいかも、と思い始めたところだったし。

ナビにふりまわされつつ、再来へ到着。

思った以上に小さな店構え。
静かすぎる町の中、ひっそりとたってる。
11時から開いてるのを確かめて、からからと2重扉をあけて中に。

おじさんとおばさん二人で営む、小さなラーメンやさん。
中で食べてるお客さんにじっと見られ、ラーメン屋の慣れない雰囲気に勝手に焦る。
焦る私の横で、慣れた様子のみぃ。
「あ、きめた。塩にバターいれる」とすぐに言うから、メニューより壁にかかってる写真に気をとられてた私はまた勝手にすごく焦り、「あ、じゃあ ねぇも」と口走ってた。
注文しているのを聞いて、みぃが入れてくれた水を飲みながら、しばらくしてやっと気づく。
あれ...?私、しおでよかったんかな?みそラーメンが一番好きなんじゃなかったっけ?
目の前の壁に「人気No.1 みそラーメン ランキング1位」って書いてあるのをみて、
あ、またやっちゃったのかも、と後悔。
いつもこういう注文の場にくると焦って、一番そうでもないかも、というものばっかり注文してしまう、おかしな癖。(というか思考停止)
いつ言おう(やっぱり味噌で、と)、いまかな、もう遅いかな、と思ってるうちに 着々とカウンターの中でできあがっていくラーメン。
残念、と観念して待ってると、塩ラーメンがやってきた。
めずらしい、お麩入り。

ひとくち、スープを飲んでみる。

口がびっくりした。
こんなに一口目で あたまじゃないどこかから「おいしい!」が来るラーメン、ってあったっけ?
思い出せる中で、今までおいしかったラーメンって、
小学校4年生の家族青森旅行の種差海岸で食べた海鮮のラーメンと、
専門学校のとき食べた、プリント工場の会長さんが開いてるラーメンやのラーメンだけ。
それ以上だった。
しお、というより、いちごにの味みたいに いろんなやさしい海鮮の味がした。
太麺をはじめてちゃんと食べたかも。
大盛り頼めばよかったね、といいながら あっというまに食べきった。
みぃなんて、スープを半分以上飲んでた。

カウンターの中できびきび働くおばちゃんの顔が忘れられない。
注文を受けるときも、麺をゆでてるときも、お皿を用意したり、もやしを洗ってるときも
ずぅっと ずぅっと 口角がにっとあがってて、目もやさしかった。
ほんとうに楽しそうに 旦那さんと一緒に、正確な動きですばやくラーメンを作ってた。
おいしいのの一つは このお二人がつくってるからだろう、それがまっすぐ届くんだろう、とおもうと ふんわりやさしい気持ちで満たされた。
おいしかったです、ごちそうさまでした、と笑顔が勝手にでてきて言うと
目がなくなるくらいの笑顔を返してくれた。



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